弥生販売を期中で導入する場合は、以下の方法があります。
- 会計期間の期首日時点の残高と在庫を入力し、導入日までの取引をすべて入力する
導入が会計期間の期首日に近く、取引量が少ない場合に向いています。 - 導入日の残高と在庫を入力する
すべての取引を入力する場合に比べて作業量が少なく、導入をスムーズに行うことができます。
ただし、導入後に伝票の作成を行う際に注意が必要です。
前回請求額と前回支払残の調整
取引先と締日が異なる場合は、弥生販売を導入した後の初回の請求時や支払時には、請求額と支払額を正確に計算するために前回請求額と前回支払残を入力する必要があります。
- 前回請求額の調整
請求締切を行った後、請求締切一覧表で[締日]に導入後初回の請求締日を入力して集計を行います。
請求締切 請求締切一覧表の確認
集計結果の[前回請求額]で導入時の前回の請求額を入力します。入力した内容は、別の行にカーソルが移動すると登録されます。 - 前回支払残の調整
支払締切を行った後、支払締切一覧表で[締日]に導入後初回の支払締日を入力して集計を行います。
支払締切(支払額の確定) 支払締切一覧表の確認
集計結果の[前回支払残]で導入時の前回の支払額を入力します。
入力した内容は、別の行にカーソルが移動すると登録されます。
在庫数の調整
導入日よりも前の日付で在庫の増減が発生する伝票を作成した場合は、導入日の在庫数に合わせて調整を行う必要があります。
在庫の調整は、出庫伝票で行います。
不足した在庫を調整する場合は、[数量]にマイナスの値を入力して出庫伝票を作成します。
導入日以前の伝票の作成
弥生販売の導入日の在庫数を入力しても、入力された在庫数は会計期間の期首日の数量として扱われます。
このため、導入日よりも前の日付で在庫数が増減する伝票を作成すると、導入日時点の在庫数が変化します。
導入日よりも前の日付で、在庫数が増減する伝票は作成しないでください。
以下の伝票を入力すると、在庫数の増減が発生します。
売上伝票の作成 仕入伝票の作成 商品の出庫の概要 倉庫間の在庫移動の概要 生産伝票の概要◆ 本文中の一部の機能は、スタンダードにはありません。詳細の確認はこちら