明細データを弥生給与で現在処理中の給与・賞与明細にインポートします。処理が終了している給与・賞与明細にはインポートできません。
また、複数の締切日グループを登録している場合は、すべての締切日グループの明細データがインポートされます。
インポートの注意
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インポート実行後、事業所データをインポート前の状態に戻すことはできません。必ずインポート前にバックアップを実行してください。
給与データのバックアップの概要 - 以前にインポートしたデータを再度インポートしても警告メッセージは表示されず、データが重複して登録されてしまいます。インポート前にデータを確認してください。
- 所得税をインポートする場合、定額減税後の額は[所得税]、減税前の額は[(減税前税額)]にインポートしてください。
明細データをインポートする
- クイックナビゲータの[給与支払]([賞与支払])カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックします。 明細入力画面が表示されます。
- [ファイル]メニューから[インポート]をクリックします。
[データインポート]画面が表示されます。
他社製品の勤怠管理ソフトウェアからインポートする場合
弥生給与には、他社製品の勤怠管理ソフトウェアから出力されたテキストデータをインポートするためのインポート形式が、あらかじめ登録されています。
弥生給与にインポート形式が登録されている勤怠管理ソフトウェアは次のとおりです。- サッと勤怠(TimeP@CK):アマノ株式会社
- クロノス:クロノス株式会社
- スーパー楽らく集計、楽々勤怠:マックス株式会社
他社製品の勤怠管理ソフトウェアから出力されたテキストデータをインポートする場合は、該当する勤怠管理ソフトウェアを[インポート形式]の[選択]から選択し、操作手順8に進んでください。
- [新規]をクリックします。 [インポート形式新規作成]画面が表示されます。
- インポートするデータ項目の区切り文字や、インポート開始行を登録します。
名称 明細データのインポート形式の名称を全角10文字(半角20文字)以内で入力します。入力した名称は、[データインポート]画面の[選択]に表示されます。 インポート開始行 明細データの何行目からインポートするかを入力します。 フィールド区切 明細データの各項目間の区切り文字を選択します。 時間表示形式 明細データに記述している項目の時間形式を選択します。 - [全フィールド数]にインポートする明細データの1行に記述されている項目数を入力します。 行によって項目数が異なる場合は、最大数99を入力します。
- インポート先を設定するフィールド番号を選択して、弥生給与のインポート先を「対象外」、「従業員特定」、「明細データ」から選択します。
表示されるフィールド番号は、テキストファイルの項目の左から順番に対応します。
対象外 インポートしない場合に選択します。 従業員特定 「従業員特定文字」の場合に選択します。
明細データのインポート項目
従業員特定文字とは、従業員氏名や従業員コードなど、従業員を識別するための項目です。明細データ フィールド番号に対応する項目が明細データの場合に選択します。
※以下の明細データ(PJR/XC:日数データ)(PJR/XC:時間データ)に該当しない場合は、これを選択します。
「対象項目」から対応する明細項目を選択してください。明細データ
(PJR/XC:日数データ)フィールド番号に対応する項目がPJR/XC明細データ、かつ、給与出勤日数や有休日数などの値が「日数×100」形式で記述されている場合に選択します。
なお、インポート時は、明細データの値「日数×100」に1/100を乗じてインポートされます。
「対象項目」から対応する明細項目を選択してください。明細データ
(PJR/XC:時間データ)フィールド番号に対応する項目がPJR/XC明細データ、かつ、実働時間や深夜残業時間などの値が分形式(00000~65535分)で記述されている場合に選択します。
「対象項目」から対応する明細項目を選択してください。 - [OK]をクリックします。 [データインポート]画面に戻ります。登録したインポート形式は、次回以降、同じ形式のデータをインポートするときに選択することができます。また、インポート形式は、複数登録することができます。
- [従業員マッチングリスト]をクリックします。 [従業員マッチングリスト]画面が表示されます。
- 「インポートする明細データに記述している従業員特定文字」と「弥生給与に登録されている従業員」を一致させる設定を行います。
この設定は、初めて明細データまたはタイムカードデータをインポートする場合と、従業員を追加、修正した場合に必要です。
<従業員特定文字に「従業員コード」、「氏名(姓名)」、「氏名(姓のみ)」、「フリガナ(姓名)」、「フリガナ(姓のみ)」のいずれかを記述している場合>
[自動作成]をクリックします。[従業員マッチング項目自動作成]画面の「従業員特定文字項目」から従業員特定文字に記述している項目を選択して、[OK]をクリックします。 - [閉じる]をクリックします。 [データインポート]画面に戻ります。
- [インポートファイル名]の[変更]をクリックして、インポートする明細データを選択します。
明細入力画面で選択している従業員の明細データのみをインポートする場合は、「セレクト中の従業員のみインポートを行う」にチェックを付けます。
- [OK]をクリックします。
インポートが開始されます。インポートする明細データに問題がある場合は、[インポートファイル・チェック結果]画面が表示され、エラーまたは警告の内容が一覧表示されます。
[このまま続行]をクリックすると、エラーが検出されたフィールドは除いて、警告が検出されたフィールドはインポート可能な文字列に置き換えされます。
[インポート中止]をクリックすると、インポートを中止し、インポートする前の状態に戻ります。
行番号 エラーまたは警告が検出された行の番号を表示します。
この行番号はテキストファイルの先頭行を1として計算されます。フィールド項目 エラーまたは警告が検出されたフィールドの項目名を表示します。 取り込み文字 エラーまたは警告が検出されたフィールドの内容を表示します。 エラー内容 検出されたエラーまたは警告の種類を表示します。
[ ]内にはエラーと警告のどちらであるかが表示されます。