データ化可能な領収書の条件については以下を参照してください。
領収書をデータ化した場合の一例
証憑データ化サービスで領収書をデータ化した場合、以下のように弥生会計に取り込まれます。
「領収書・レシート」「領収書・レシート(小書き入り)」の違い
証憑アップローダーでは「領収書・レシート」と「領収書・レシート(小書き入り)」を選択できます。
種類 | 小書きのデータ化 |
「領収書・レシート」 | 小書きがあってもデータ化しません。 |
「領収書・レシート(小書き入り)」 | 小書きがあればデータ化します。除外指定されている範囲に小書きがある場合はデータ化しません。 小書きの記載箇所についてはこちら |
日付の入力ルール
画像に複数の日付が記載されている場合、領収書のタイトルで種類を判断した後、以下の優先順位で入力します。
- 領収書の種類:納品書兼領収書の場合
①領収日(検収印の領収日を含む)
②納品日
③出荷日
上記の例では領収日の記載があるため、その日付を取引日としてデータ化します。 - 領収書の種類:配送伝票の場合
検収印の領収日
上記の例では領収印に日付の記載があるため、その日付を取引日としてデータ化します。 - 領収書の種類:ECモールの場合
- Amazon Japanの場合
①発送日
②注文日 - 楽天市場、Yahoo!ショッピングの場合
①注文日
②発送日 - 上記以外の場合
①領収日
②注文日
③発送日
また、発送日、注文日、領収日のいずれも記載がなく、発行日の記載がある場合、発行日を入力します。 - Amazon Japanの場合
- 領収書の種類:宿泊領収書の場合
①領収日
②チェックアウト日
③宿泊日(2泊以上の場合は最終日)
④チェックイン日
⑤発行日
上記の例では、③宿泊日と⑤発行日があるため、優先順位から③宿泊日を取引日としてデータ化します。 - 領収書の種類:その他の証憑例
①領収日(検収印の領収日を含む)
②発行日
③○月分の月末日
④振替日または振替予定日元の日付が未入力かつ手書きで日付を記入している場合や元の日付に取り消し線を引いて手書きで日付を記入している場合、または元の日付に矢印を引いて手書きで日付を記入している場合は手書きで記入された日付を入力します。
金額の入力ルール
- 元の金額に取り消し線を引いて手書きで金額を記入している場合、または元の金額に矢印を引いて手書きで金額を記入している場合は、手書きで修正された金額を入力します。ただし、入力や計算の手書きなどによる指示には対応しません。
- 複数税率の場合、税率別に明細を分けて、振替伝票にまとめます。税率別に入力するのは、標準税率、軽減税率、その他(非課税/不課税/軽油税)の3つです。 その他(非課税/不課税/軽油税)を含む場合、弥生会計の科目設定で登録されている科目の税率が設定されて「!」の付箋が付きます。
※自動車登録番号標交付手数料(または交付手数料)や印紙・証紙の注記がある証憑で、内訳が自動車登録番号や印紙・証紙のみ、かつ消費税額の記載がない場合、非課税として扱います。 - 単一税率で合計額に「軽減」や「8%」の表記がある場合、軽減税率として入力します。
- 複数税率で以下の条件に合致する場合、税率別合計額に「軽減」や「8%」の表記があるものを軽減税率として分けて入力します。ただし、税率別税込合計額の合算値と総合計額が一致しない場合は不読(0円を入力)とします。
- 内税かつ税率別合計額の表記がある場合
- 外税かつ税率別合計額と税率別税額の表記がある場合
- 内税/外税の表記がなく、税率別合計額の表記がある場合
- 内税かつ税率別合計額の表記がある場合
- 総額値引きであり、かつ下記のいずれかに該当する場合、値引きありと判断し「!」の付箋が付きます。
- 証憑内に次の文字列が記載されている
「値引」「割引」「割引額」「端数切捨て」「クーポン」「ディスカウント」「地域クーポン」「お買物券」「空容器代」「会員引」「特別オファー」 - 金額に次の記号が付いている
「-(マイナス)」「▲」「△」
- 税率が単一税率の場合
値引き後の税率別合計額を入力します。
値引き後の税率別合計額が記載されていない場合、値引き前の税率別合計額を入力します。
値引き後および値引き前の税率や税率別合計額が記載されていない場合、値引き後の合計額を入力します。 - 税率が複数税率の場合
値引き後のそれぞれの税率別合計額を入力します。
値引き後の税率別合計額が記載されていない場合、値引き前のそれぞれの税率別合計額を入力します。
- 税率の記載がない場合
値引き後の合計額を入力します。値引き後の金額がない場合は値引き前の合計額を入力します。
- 証憑内に次の文字列が記載されている
- ポイント、商品券、ギフト券、プリペイドカード(Suica、nanaco、Edy、Precious Cardなど)が支払い方法に使用されている場合、現金と同等に扱います。
- 郵便為替証書の場合、手数料のみ入力します。手数料ありの振替払込請求書兼受領証の場合、不読(0円を入力)とします。銀行の振込明細票は通帳からの記帳と重複する恐れがあるため、対象外証憑とします。
摘要の入力ルール
- 英数記号(かっこ、スペースを含む)は半角、カタカナは全角で入力します。日本語や英語で用いられない文字は不読(●を入力)とします。
- 環境依存文字など一部の特殊な文字は文字を書き換えて入力します。
- 囲い文字の場合
囲い内の文字を半角かっこで囲んで入力します。なお、囲い内に複数の文字が記載されている場合は文字列をかっこで囲んで入力します。 - ローマ数字の場合
ローマ数字をアラビア数字に書き換えて入力します。 - 上記以外の環境依存文字は、漢字も含め不読(●を入力)とします。
- 囲い文字の場合
- 支払先の会社名と店舗名、または支店名を入力します。法人格が株式会社と有限会社の場合、略称で(株)や(有)と入力します。
- 画像に電話番号が記載されている場合、電話番号辞書を利用します。電話番号辞書の検索結果と証憑の表記を比較し、会社の実体が異なる場合や支店名が異なる場合、証憑の表記を優先して入力します。会社の実体が同一で、英字、カタカナ、ひらがな、漢字の表記差異がある場合、検索結果を優先します。
- 郵便局領収書の場合、商品名は入力しません。郵便局名のみ入力します。
- 【小書きのみ】
小書き入りの領収書で依頼された場合、画像四隅の手書きメモまたは但し書きのいずれかを支払先名の後に入力します。四隅および但し書きの両方に記載がある場合、以下の優先順位で入力します。
①四隅の右下角
②四隅の左下角
③四隅の左上角
④四隅の右上角
⑤但し書きまたは「備考欄」の文字列(なお、但し書きの末尾の「として」は入力しません)
上記の例では、④四隅の右上角と⑤但し書きがあるため、優先順位から④四隅の右上角の文言をデータ化します。
出金伝票の場合、支払先名の後に画像四隅の手書きメモと「摘要」欄の文言を入力します。
四隅のメモが複数ある場合、以下の優先順位で入力します。
①四隅の右下角
②四隅の左下角
③四隅の左上角
④四隅の右上角
また、「摘要」欄の1行目が空欄の場合、「勘定科目」欄の1行目を入力します。
複数枚で構成される証憑の画像データを取り込んだ場合
上の図のように、3枚で1組の証憑(PDFファイルやXDWファイル)をアップロードした場合、証憑アップローダーで1枚ずつに切り分けられ、それぞれが1つの証憑として取り扱われます。したがって、この3枚の証憑の関連性は考慮されず、3つの画像のデータ化を依頼したことになります。