「所定外時間」や「深夜所定外時間」の集計方法 弥生勤怠 Next サポート情報

ID:ida28642

「所定外時間」、「深夜所定外時間」とは、スケジュール(出勤/退勤予定)を超過した労働時間です。深夜勤務時間に発生した時間は「深夜所定外時間」、それ以外は「所定外時間」に計上されます。

ただし、残業開始時間、週の法定労働時間、変形労働の基準時間を超過した時間は「残業時間」または「深夜残業時間」に計上され、「所定外時間」や「深夜所定外時間」からは除外されます。
「残業開始時間」の設定方法 「週の法定労働時間」の設定方法 / 計算方法 変形労働の設定方法(任意設定)
※各勤怠項目の定義は「 各勤怠項目の定義 」をご参照ください。

ご利用環境によっては「深夜所定外時間」が表示されない場合があります。表示をご希望の場合は、サポートセンターに「勤怠項目設定統一機能」の追加をご依頼ください。

目次

所定外が集計される事例

「所定外時間」が集計される事例を解説します。
※「深夜所定外時間」は、同様の条件で、かつ深夜勤務時間に発生した場合に集計されます。

【例1】スケジュール時間が残業開始時間よりも短い

下図のように勤務した場合、退勤予定17:00から、残業開始時間に至る18:00までの労働時間は、所定外時間に計上されます。
00028642_001

  • 09:00~12:00 所定時間 3時間 ※出勤予定・出勤打刻
  • 09:0012:00~13:00 休憩時間 1時間
  • 13:00~17:00 所定時間 4時間
  • 17:00~18:00 所定外時間 1時間 ※退勤予定
  • 17:0018:00~19:00 残業時間 1時間 ※18:00に残業開始時間(8時間)に到達

【例2】遅刻や中抜けによって残業開始時刻が後ろ倒しになった

下図のように勤務した場合、遅刻したことによって、残業開始時刻が後ろ倒しされます。退勤予定18:00から、残業開始時間に至る19:00までの労働時間は、所定外時間に計上されます。
00028642_002

  • 09:00~10:00 遅刻時間 1時間 ※出勤予定09:00
  • 10:00~12:00 所定時間 2時間 ※出勤打刻 10:00
  • 12:00~13:00 休憩時間 1時間
  • 13:00~18:00 所定時間 5時間 ※退勤予定18:00
  • 18:00~19:00 所定外時間 1時間
  • 19:00~20:00 残業時間 1時間 ※19:00に残業開始時間(8時間)に到達

遅刻の際の残業開始時刻を後ろ倒しにしたくない場合の対処方法

「遅刻の際の残業起算時刻」を「出勤予定時刻」に変更することで対応可能です。

【例3】出勤予定前に労働している(早出)

下図のように勤務した場合、出勤予定前に出勤していることによって、出勤打刻から出勤予定までの労働時間は「所定外時間」に計上されます。
00028642_003

  • 08:00~09:00 所定外時間 1時間 ※出勤打刻 08:00
  • 09:00~12:00 所定時間 3時間 ※出勤予定 09:00
  • 12:00~13:00 休憩時間 1時間
  • 13:00~17:00 所定時間 4時間
  • 17:00~19:00 残業時間 2時間 ※17:00に残業開始時間(8時間)に到達

早出を残業計算に含めたい場合

「早出の際の残業起算時刻」を「出勤予定時刻」としたうえで「早出(所定外)を残業計算に含める」と設定することで、早出を残業計算に含めることができます。

【例4】残業開始時間を設定していない

雇用区分設定で「残業開始時間」を設定していない場合に、下図のように勤務したときは、出勤予定前や退勤予定後の労働時間は「所定外時間」に計上されます。
00028642_004

  • 09:00~12:00 所定時間 3時間 ※出勤予定・出勤打刻 09:00
  • 12:00~13:00 休憩時間 1時間
  • 13:00~18:00 所定時間 4時間
  • 18:00~19:00 残業時間 2時間 ※退勤予定 18:00

残業開始時間の設定方法

「残業開始時間」は以下の項目で設定します(詳細は「 「残業開始時間」の設定方法 」)。
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の[編集] > 日の時間外集計カテゴリ > 残業開始時間

スケジュール登録せずに所定外を集計する方法

以下の設定によって、1日に一定の労働時間を超過した場合に、「所定外時間」や「深夜所定外時間」を計上できます。

設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > 日の時間外集計カテゴリの[詳細]を展開 > 所定外労働開始時間
00028642_005

例えば、上記項目を「7時間0分」と設定した場合に、1日に8時間の労働時間が発生すると、7時間までを所定時間(または深夜所定時間)、1時間を所定外時間(または深夜所定外時間)として計上します。この際、スケジュール(出勤/退勤予定)が登録されていても、スケジュールに基づいた所定外時間、深夜所定外時間は計算されなくなります。

変更を過去の集計データにも変更を反映するには、勤怠データ再計算を行ってください。 「勤怠データ再計算」の操作方法

変形労働制で所定外を集計する方法

変形労働制の場合も、スケジュール時間の超過分を「所定外時間」や「深夜所定外時間」に計上できます。
変形労働の設定方法(任意設定)

補足:所定外を一切集計しない方法

雇用区分設定にて「所定外労働時間割当種別」項目を設定することで、「所定外時間」を「所定時間」または「残業時間」として計上できます。「深夜所定外労働時間割当種別」項目を設定することで、「深夜所定外時間」を「深夜所定時間」または「深夜残業時間」として計上できます。それぞれの設定方法を解説します。

所定外労働時間割当種別

  • 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 を開き、該当区分の [編集]をクリックします。
  • 日の時間外集計カテゴリの[詳細]を展開し、「所定外労働時間割当種別」を変更します。※「残業開始時刻」項目にて「スケジュール時間を超過した勤務については、残業としてカウントする」が選択されている場合、「残業時間にする」は選択できません。
    • 所定時間にする
    • 残業時間にする

    00028642_006

  • [登録]をクリックします。

    変更を過去の集計データにも変更を反映するには、勤怠データ再計算を行ってください。
    「勤怠データ再計算」の操作方法

深夜所定外労働時間割当種別

  • 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 を開き、該当区分の [編集]をクリックします。
  • 深夜労働カテゴリの[詳細]を展開し、「深夜所定外労働時間割当種別」を変更します。
    • 深夜所定時間にする
    • 深夜残業時間にする

    00028642_007

  • [登録]をクリックします。

    変更を過去の集計データにも変更を反映するには、勤怠データ再計算を行ってください。
    「勤怠データ再計算」の操作方法

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