給与カレンダーを設定すると所定労働日数や所定労働時間を自動集計することができます。
所定労働日数や所定労働時間は、明細項目の計算式を設定する際の計算単価で使用します。
[固定単価・計算単価管理]画面
<給与カレンダーの設定の流れ>
- 給与カレンダーを有効にする
給与カレンダーを使用するには、給与カレンダーの設定を有効にする必要があります。 - 使用する勤務日・休日、労働時間を登録する
給与カレンダーに使用する勤務日種別や休日種別、勤務日種別ごとの労働時間をあらかじめ登録しておきます。 - 給与カレンダーに勤務日・休日を設定する
給与カレンダーに勤務日や休日を設定します。
給与カレンダーを編集した場合は、[給与規定]画面の「所定労働日数・時間」で、編集した給与カレンダーを割り当てている従業員種別の[自動算出]をクリックしてください。
給与カレンダーを編集しただけでは、給与計算に使用する[給与規定]の[所定労働日数・時間]に反映されません。
メニューの[設定]-[給与カレンダー]をクリックして表示される画面で行います。
給与カレンダーを有効にする
給与カレンダーを有効にするには、[給与カレンダーを使用する]をオンにします。
初期値として「標準カレンダー」が表示されます。
<標準カレンダーの設定値>
標準カレンダーは初期値で以下が設定されています。必要に応じて、設定内容を変更することができます。
タブ | 項目 | 初期値 |
カレンダー | カレンダー名 | 標準カレンダー |
勤務日・休日種別 | 通常勤務日 | |
勤務日・休日設定 | 通常勤務日の労働時間 | 8:00:00 |
法定休日の名称 | 法定休日 | |
所定休日の名称 | 所定休日 | |
所定労働日数・時間 | 対象年 | 当年 |
従業員種別 | 標準従業員 |
給与カレンダーを追加する
給与カレンダーは複数設定することができます。給与の支給形態や勤務形態などによって使い分けることができます。
新しく給与カレンダーを作るには、[カレンダーを追加]をクリックします。
※追加した給与カレンダーの初期値は「標準カレンダー」と同じです。
給与カレンダー名を変更する
[カレンダー名]の横のマークをクリックして表示される[カレンダー設定]画面から変更できます。
給与カレンダーを削除する
[カレンダー名]で削除する給与カレンダーを選択して右側にある「-」をクリックします。
設定している給与カレンダーが1つしかない場合、削除することはできません。
使用する勤務日・休日、労働時間を登録する
給与カレンダーの「勤務日・休日種別」に設定する項目を登録します。
- [勤務日・休日設定]タブをクリックします。
- 必要に応じて、[通常勤務日の労働時間][法定休日の名称][所定休日の名称]を変更します。
-
通常勤務日以外の勤務日を設定する場合は「オプション勤務日」を設定します。
- 編集する勤務日の右側にあるマークをクリックします。
- [勤務日の名称][労働時間]を設定して、[保存]をクリックします。
[この勤務日を勤務日種別の選択肢に表示]にチェックを付けると、給与カレンダーに設定する「勤務日・休日種別」として選択できるようになります。
選択肢に表示する設定にした勤務日は「オプション勤務日」の「表示」に「〇」がつきます。
- 編集する勤務日の右側にあるマークをクリックします。
給与カレンダーに勤務日・休日を設定する
給与カレンダーは、初期値ではすべての日付が「通常勤務日」になっています。
必要に応じて、法定休日や所定休日を設定し、労働時間を変更します。
設定は、曜日などを指定して一括で設定する方法と、特定の日付を選択して個別日で設定する方法があります。
- 一括設定
- [カレンダー]タブで、[対象年][対象月]を確認して、[カレンダー一括設定]をクリックします。
-
表示された[カレンダー一括設定]画面で、設定する内容を選択します。
項目 説明 勤務日・休日種別 設定する勤務日・休日を選択します。
[勤務日・休日設定]タブで設定した勤務日、休日が表示されます。対象年 設定する年を選択します。 対象月 設定する月を選択します。 対象日の指定方法 設定する対象日の指定方法を選択します。 反映先カレンダー 反映する給与カレンダーにチェックを付けます。 個別日設定の上書き チェックを付けると、個別日設定を上書きします。 - 保存をクリックします。 設定した勤務日・休日が給与カレンダーに反映されます。
- 個別日設定
給与カレンダーから設定する日を指定して1日ごとに設定します。
既に一括設定している日に個別日設定した場合は、個別日設定が優先されます。- [カレンダー]タブの[対象年][対象月]を選択して、設定する日付を表示します。
- 設定する日付の右のマークをクリックします。
-
[勤務日・休日種別]を選択して、[保存]をクリックします。
設定した勤務日・休日が給与カレンダーに反映されます。
所定労働日数・時間を確認する
[所定労働日数・時間]タブで、従業員種別ごとに割り当てた給与カレンダーを基に、所定労働日数・時間を確認することができます。