[固定資産一覧]画面の[仕訳書出]をクリックすると、エラーメッセージが表示され、[仕訳書出]が実行できない場合があります。
表示されたエラーメッセージに応じて、以下の対処方法をご確認ください。
仕訳の計上科目(書出科目)が設定されていないため、仕訳を書き出すことができません。
[固定資産科目設定]画面で仕訳に使用する勘定科目が設定されていないのが原因です。
【原因1】[除却損]の科目設定方法
ここでは、[直接法]で計算する場合に[機械装置]を除却しようとしたところ、除却損の科目が設定されていないためにエラーメッセージが表示された場合を例に説明します。
- [拡張機能]メニューの[固定資産管理]の[科目設定]をクリックします。
- 機械装置の[除却損]科目を設定します。ここでは、[雑費]を使用する場合を例に説明します。
- [除却損]科目に[雑費]を設定します。
製品グレードが「スタンダード」以上の場合
[除却損]科目に、初期設定で用意されている[雑損失]を使用する場合は、手順2の画面で[雑損失]を選択します。
[除却損]科目に設定したい科目がない場合
科目を新たに作成することができます。科目の新規作成方法は、 取引で使用する科目が見当たらない を参照してください。
科目を作成した後に、手順1から手順3の操作を行います。
【原因2】新規で登録した固定資産の勘定科目において、減価償却で使用する勘定科目が設定されていない
ここでは、[無形固定資産]に追加した「特許権」を減価償却する際に使用する勘定科目が設定されていないためにエラーメッセージが表示された場合を例に対処方法を説明します。- [固定資産仕訳書出]画面のエラーメッセージの[OK]をクリックします。
- [拡張機能]メニューの[固定資産管理]から[科目設定]をクリックし、特許権の[販売管理費]に[減価償却費]を選択します。
選択したら[閉じる]をクリックします。 - [固定資産一覧]画面の[仕訳書出]をクリックします。[固定資産仕訳書出]画面が表示されます。
- 作成する仕訳を選択して[OK]をクリックします。振替伝票が表示されます。
- 必要に応じて仕訳の追加、修正を行い、[登録]をクリックします。
[固定資産の編集]画面で[事業専用割合]を設定している資産を除却する場合
メニューバーから[拡張機能]-[固定資産管理]-[仕訳設定]をクリックし、[除却資産の仕訳設定]で[当期に減少した資産の償却費の仕訳も同時に作成する][除却損の仕訳を作成する]の両方にチェックを付けてください。
詳細な設定方法は以下を参照してください。
固定資産一覧に登録されている資産を除却した場合の処理方法(個人)
勘定科目が設定されていない資産が存在するため、仕訳を書き出すことができません。
[固定資産一覧]画面に登録している資産のうち[勘定科目]が未設定になっている資産がある場合にエラーメッセージが表示されます。[固定資産一覧]画面から登録内容を確認して[勘定科目]を設定します。
- [固定資産仕訳書出]画面のエラーメッセージの[OK]をクリックします。
- [固定資産一覧]画面から[勘定科目]が設定されていない固定資産を選択して、[編集]をクリックします。
- [固定資産の編集]画面の[勘定科目]から[▼]をクリックして、仕訳で使用する勘定科目を選択します。ここでは、例として乗用車で説明しています。
<[簡易登録(青色申告用)]の編集画面を使用している場合>
<[詳細登録]の編集画面を使用している場合>
[固定資産の編集]画面は[登録/編集設定]の[固定資産の登録/編集画面に表示する項目]により、表示される画面が異なります。
※法人データの場合は[詳細登録]画面になります。個人データの場合で、現在使用している編集画面が、[簡易登録(青色申告用)]か[詳細登録]かわからない場合は、[拡張機能]メニューの[固定資産管理]から[登録/編集設定]をクリックして[固定資産の登録/編集設定]画面で確認できます。
- [固定資産の編集]画面の[OK]をクリックします。
- [固定資産一覧]画面の[勘定科目]に名称が表示されたことを確認し、[仕訳書出]をクリックします。[固定資産仕訳書出]画面が表示されます。
- 作成する仕訳を選択して[OK]をクリックします。振替伝票が表示されます。
- 必要に応じて仕訳の追加、修正を行い、[登録]をクリックします。