明細データのインポートでエラーが表示された場合は、以下の該当するメッセージをクリックして対処方法を確認してください。
- 従業員が使用しない明細項目に値が入っています
- 支払対象期間中に1日も在籍していない従業員です
- 従業員マッチングリストに登録されている従業員が削除されています
- フィールドに数値以外の文字が入っています
- 0~999.99の範囲外です
- 従業員特定項目が20文字を超えています
1. 従業員が使用しない明細項目に値が入っています
「従業員が使用しない明細項目に値が入っています」のメッセージは、インポートする明細データに、従業員が使用していないと認識される明細項目がある場合に表示されます。
読み込めない明細項目を確認します。
ここでは22行目の明細項目がエラーになっています。
以下の手順で、明細項目を確認して、設定内容を修正します。
- [インポート中止]をクリックして、いったんインポートを中止します。
- 該当する従業員の支給形態を確認します。
- インポートする明細データを直接開き、ここでは22行目の従業員がどの従業員なのかを確認します。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[従業員]をクリックします。
- 22行目の従業員を指定し、[一般]タブの[支給形態]を確認します。
- インポートできなかった明細項目の設定を確認します。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細項目]をクリックします。
- インポートされなかった明細項目をクリックして、[一般]タブの[使用する支給形態]を確認します。
- 手順2
で確認した[使用する支給形態]にチェックを付けます。
- 再度、明細データのインポートを行います。
2. 支払対象期間中に1日も在籍していない従業員です
「支払対象期間中に1日も在籍していない従業員です」のメッセージは、インポートする明細データには存在する従業員が、明細入力画面にはない場合に表示されます。
読み込めない従業員を確認します。
ここでは8行目の従業員がエラーになっています。
以下の手順で、従業員の入社年月日や就業状況を確認してください。
- [インポート中止]をクリックして、いったんインポートを中止します。
- 該当する従業員の入社年月日と就業状況を確認します。
- インポートする明細データを直接開き、ここでは8行目の従業員がどの従業員なのかを確認します。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[従業員]をクリックします。
- 8行目の従業員を指定して、[一般]タブの[入社年月日][就業状況]を確認し、正しくない場合は修正します。
- 再度、明細データのインポートを行います。
3. 従業員マッチングリストに登録されている従業員が削除されています
「従業員マッチングリストに登録されている従業員が削除されています」のメッセージは、過去に明細データからインポートした従業員を、一度削除し、再度同姓同名で登録して、その従業員を明細画面に取り込もうとした場合に表示されます。
読み込めない従業員を確認します。
ここでは3行目の従業員がエラーになっています。
以下の手順で、従業員マッチングリストを削除(または修正)してください。
- [インポート中止]をクリックして、いったんインポートを中止します。
- マッチングリストの削除、または修正を行います。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックします。
- 画面を表示したまま、[ファイル]メニューの[インポート]をクリックします。
- [従業員マッチングリスト]をクリックします。
- [削除された従業員]をクリックし、[修正]または[削除]をクリックして内容を訂正します。
- 再度、明細データのインポートを行います。
4. フィールドに数値以外の文字が入っています
「フィールドに数値以外の文字が入っています」のメッセージは、Excelなどの表計算ソフトを使用して勤怠データを入力し、CSV形式で保存してインポートを行おうとする場合に表示されます。
読み込めない明細項目を確認します。
ここでは1行目の明細項目がエラーになっています。
以下の手順で、インポートする明細データを確認してください。
- [インポート中止]をクリックして、いったんインポートを中止します。
- インポートする明細データを確認して、修正します。
ここでは、1行目の普通残業時間を確認します。
- スペースやEnterなど文字以外のものが入っていないか。
- 「セルの書式」の設定に問題はないか。
「セルの書式」の設定によっては、正しく明細インポートができない場合があります。
「セルの書式」の「数値の表示形式」などを確認してください。
詳しい操作については、ご使用の表計算ソフトのマニュアルなどを参照してください。
- 再度、明細データのインポートを行います。
インポートする明細データを修正しても同様のエラーが表示される場合は、給与データで明細項目の[単位]に誤りがないか確認してください。
[単位]は直接変更できません。[単位]に誤りがある場合は明細項目を作成し直し、再度フィールド設定後明細データのインポートを行ってください。
5. 0~999.99の範囲外です
「0~999.99の範囲外です」のメッセージは、インポートする明細データの勤怠項目に「1000」以上の数値が入っている場合に表示されます。
読み込めない明細項目を確認します。
ここでは2行目の明細項目がエラーになっています。
勤怠の項目は、1000以上の入力を行うことができません。
以下の手順で取り込めない項目を確認し、「0~999.99」以内に修正してください。
- [インポート中止]をクリックして、いったんインポートを中止します。
- インポートする明細データを確認して、修正します。
- インポートする明細データを直接開き、ここでは2行目の実働時間を確認します。
- 「0」~「999.99」の範囲内になるよう修正します。
- 再度、明細データのインポートを行います。
6.従業員特定項目が20文字を超えています
「従業員特定項目が20文字を超えています」のメッセージは、インポートする明細データの「従業員特定項目」が20文字を超えている場合に表示されます。
ここでは4行目の従業員がエラーになっています。
「従業員特定項目」は20文字以内で設定する必要があります。
インポートする明細データの「従業員特定項目」を20文字以内に修正してください。
- [インポート中止]をクリックして、いったんインポートを中止します。
- インポートする明細データを確認して、修正します。
- インポートする明細データを直接開き、ここでは4行目の従業員特定項目を確認します。
- 20文字以内になるよう修正します。
- 再度、明細データのインポートを行います。
インポートする明細データを修正しても同様のエラーが表示される場合は、インポートする明細データの区切り文字と、弥生給与に設定した[フィールド区切]が一致しているか確認してください。
[フィールド区切]に誤りがある場合は修正し、再度明細データのインポートを行ってください。
上記の手順を行ってもエラーが解決しない場合は、インポートする明細データやフィールド設定に誤りがないか再度確認してください。