弥生販売は、弥生販売から出力したテキストファイルや、Excelなどの他のソフトウェアで作成したテキストファイルをインポート(取り込み)することができます。
弥生販売でインポートできるファイルのデータ形式については、
インポートできるデータの条件と項目一覧
を参照してください。
操作手順を以下に記載します。
[単価一括変更]のインポートについては、 商品単価を一括で変更したい を参照してください。
台帳のインポート
インポートできる台帳は以下のとおりです。補助台帳 | 請求締グループ、入金区分、支払締グループ※、支払区分、得意先分類1~5、仕入先分類1~5※、商品分類1~5、部門、摘要・メモ、見積件名、見積その他 |
台帳 | 得意先、仕入先※、振込依頼銀行※、商品、セット商品、担当者、納入先、構成部品※、倉庫※、プロジェクト※ |
商品価格表 | 商品売上価格、商品仕入価格※ |
※得意先分類4~5、商品分類4~5、※印の付いた項目(機能)は弥生販売 スタンダードにはありません。
- インポート実行前に必ずバックアップ を行ってください。インポート実行後に、取り込んだ内容だけを取り消すことはできません。
台帳のインポートは、以下の[↓]の順番に行ってください。
順番どおりに行わない場合は、その項目が「存在しません」というエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージが表示された台帳をインポートしない場合は、項目名の並べ替えで[未使用]を指定してください。
同一のボックス内の台帳や平行線上にある台帳はどちらを先にインポートしても結構です。赤枠で囲まれた項目は弥生販売 スタンダードにはありません。
得意先台帳のインポートを例に説明します。
他の台帳をインポートする場合は、得意先台帳をインポートする台帳名に読み替えて作業を行ってください。
- [ファイル]メニューの[インポート]-[台帳インポート]をクリックします。
台帳インポートウィザードが表示されます。
ウィザードの手順に従って設定を行います。 - インポート対象を選択して、[次へ]をクリックします。
[単価一括変更]のインポートについては、 商品単価を一括で変更したい を参照してください。
- [インポートする台帳]を[▼]から選択します。
- [参照]をクリックして[インポートファイルの選択]からテキストファイルの保存先を指定し、インポートするファイルを選択して[開く]をクリックします。
- [インポートする台帳]と[対象テキストファイル]が一致していれば、[次へ]をクリックします。
- [テキスト形式]ではインポートするテキストファイルの形式を[CSV(カンマ)区切][タブ区切][スペース区切]のいずれかを選択します。
- [インポート開始行]では テキストファイルのデータが何行目から始まっているかを指定します。
例えば、テキストファイルの1行目がタイトルで2行目から台帳のデータが始まっている場合は「2」と指定します。
- [次へ]をクリックします。
- 項目の並びが弥生販売と異なる場合は、ここで並びを変更します。
並びが異なると正しくインポートができません。
インポートするテキストファイルの並びに[項目名]を一致させてください。
[項目名]をクリックするとプルダウンメニューが表示されるので、変更したい項目を選択します。- インポートするテキストファイルに存在しない項目(空欄)の[項目名]には[未使用]を選択してください。
- 既に存在する台帳に上書きする場合、[項目名]を[未使用]を選択すると、選択した項目は現在の登録情報を保持します。
- 並べ替えた項目でインポートを繰り返し行う場合は、[項目の保存]を行うと次回からは並べ替えの手間が省けます。[項目の保存方法]は、 インポート項目の順序に名前を付けて保存 を参照してください。
- インポートを行う事業所データに既に同じコードの台帳が存在する場合は、下記のメッセージが表示されます。
いずれかのボタンをクリックしてください。
- [はい]・・・表示された台帳のみ上書きインポート
- [いいえ]・・・表示された台帳はインポートしない
- [全て上書き]・・・表示された台帳以外でも同じコードが存在しても台帳はすべて上書きインポート
- [全て無視]・・・同じコードが存在する台帳以外をすべてインポート
- [キャンセル]・・・インポート処理を中断する
- インポートが正常に終了すると、下記の図のように[○○を追加しました]または[○○を変更しました]と表示されます。
インポートされた内容を確認する場合は[確認表印刷]をクリックして内容を印刷します。
不要であれば[次へ]をクリックします。
インポートが正常に完了しなかった場合
インポートが正しく行えなかった場合は、以下のようにインポートできなかった項目と理由が表示されます。
[エラー一覧印刷]をクリックして、インポートされなかった部分を確認してください。 - [完了]をクリックするとインポートが完了します。インポートを無効にする場合は[キャンセル]をクリックします。
修正が完了したら、手順1からインポートを行ってください。
伝票のインポート
インポートできる伝票は以下の8つの伝票のみです。インポートを行う伝票をクリックして、手順を確認してください。
※発注伝票、仕入伝票、出金伝票、出庫伝票は弥生販売 スタンダードにはありません。
- インポート実行前に必ず バックアップ
を行ってください。
インポート実行後に、取り込んだ内容だけを取り消すことはできません。 - 見積書、受注伝票、発注伝票では伝票番号が重複しているとインポートすることができません。
- 「インポート/エクスポート項目一覧」の条件欄に「必須」と記載されている項目が、テキストファイルに登録されている必要があります。
また、項目は「インポート/エクスポート項目一覧」に記載されている順番に並んでいる必要があります。
制限の詳細については「インポート/エクスポート項目一覧」を確認してください。
受注伝票・発注伝票のインポート手順
受注伝票インポートを例に説明します。発注伝票をインポートする場合は、受注を発注と読み替えて作業を行ってください。
- [ファイル]メニューの[インポート]-[取引インポート]をクリックします。
取引インポートウィザードが表示されます。
[次へ]をクリックして、ウィザードの手順に従って設定を行います。 - [伝票インポート(1)]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [インポートする伝票]から[▼]をクリックし、受注伝票を選択します。
- [参照]をクリックして[インポートファイルの選択]画面でテキストファイルの保存先を指定し、インポートするファイルを選択して[開く]をクリックします。
- 受注数量を「受注数」「受注残数」のどちらとして取り込むか選択して、[次へ]をクリックします。
受注伝票の場合
- 受注数でインポートした場合
受注伝票の数量と金額がインポートされます。 - 受注残数でインポートした場合
未払出の明細は、受注伝票の数量と金額がインポートされます。
完納の明細はインポートされません。
一部出荷の明細は「金額=受注残数×単価」で計算し、インポートされます。
発注伝票の場合
- 発注数でインポートした場合
発注伝票の数量と金額がインポートされます。 - 発注残数でインポートした場合
未受入の明細は、発注伝票の数量と金額がインポートされます。
完納の明細はインポートされません。
一部入荷の明細は「金額=発注残数×単価」で計算し、インポートされます。
- 受注数でインポートした場合
- [テキスト形式]で保存している形式を選択してください。
[インポート開始行]を指定する場合は開始行の入力を行い、[次へ]をクリックします。
- 項目のタイトルと明細行の項目が一致することを確認し、問題がなければ[作成]をクリックします。
- インポートが正常に終了すると、下記の図のように[○○を追加しました]と表示されます。
インポートされた内容を確認する場合は、[確認表印刷]をクリックして内容を印刷します。
不要であれば、[次へ]をクリックします。
既に使用されている受注番号/発注番号のインポート
受注伝票/発注伝票は伝票番号の重複ができません。
既に存在する受注番号/発注番号の伝票をインポートすると、「既に使用されている伝票番号です」のメッセージが表示され、インポートが中止されます。インポートが正常に完了しなかった場合
インポートが正しく行えなかった場合は、以下のようにインポートできなかった項目と理由が表示されます。
[エラー一覧印刷]をクリックして、インポートされなかった部分を確認してください。 - [完了]をクリックするとインポートが完了します。 インポートを無効にする場合は[キャンセル]をクリックします。
見積書・売上・仕入・入金・出金・出庫伝票のインポート手順
売上伝票インポートを例に説明します。
他の伝票をインポートする場合は、売上を見積書や入金、仕入や出金、出庫と読み替えて作業を行ってください。
- [ファイル]メニューの[インポート]-[取引インポート]を選択します。 取引インポートウィザードが表示されます。[次へ]をクリックして、ウィザードの手順に従って設定を行います。
- [伝票インポート(1)]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [インポートする伝票]から[▼]をクリックして、売上伝票を選択します。
- [参照]をクリックして[ファイルの場所]画面でテキストファイルの保存先を指定し、インポートするファイルを選択して[開く]をクリックします。
- [インポートする伝票]と[対象テキストファイル]が一致していれば[次へ]をクリックします。
- [テキスト形式]で保存している形式を選択します。 [インポート開始行]を指定する場合は[インポート開始行]の入力を行い、[次へ]をクリックします。
- 項目のタイトルと明細行の項目が一致することを確認し、問題がなければ[作成]をクリックします。
- インポートが正常に終了すると、下記の図のように[○○を追加しました]と表示されます。
インポートされた内容を確認する場合は[確認表印刷]をクリックして、内容を印刷します。
不要であれば、[次へ]をクリックします。売上伝票/仕入伝票※/入金伝票/出金伝票※/出庫伝票※は[伝票番号]の管理を行っていないため、既に存在する伝票をインポートすると伝票が重複します。
チェックリスト印刷を行い、既に同じ内容の伝票が存在する場合は、手順9.の画面で[キャンセル]をクリックし、インポート処理を無効にしてください。
見積書は[見積番号]の管理を行っているため、既に存在する見積番号と重複する伝票をインポートしようとすると、以下のメッセージが表示され、インポートすることはできません。インポートが正常に完了しなかった場合
インポートが正しく行えなかった場合は、以下のようにインポートできなかった項目と理由が表示されます。
[エラー一覧印刷]をクリックして、インポートされなかった部分を確認してください。 - [完了]をクリックするとインポートが完了します。 インポートを無効にする場合は[キャンセル]をクリックします。