弥生販売では、売掛金と買掛金を直接相殺することができません。
「入金伝票」と「出金伝票」をそれぞれ作成して、相殺を行います。
また、弥生会計(やよいの青色申告)へ仕訳の書き出しを行うには、「会計仕訳税区分」の設定も必要です。
以下の手順で設定を行ってください。
弥生販売での作業
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[入金区分]をクリックします。
- [入金分類]で「その他」を選択して、[内訳名]に「相殺」があることを確認できたら、[閉じる]をクリックします。
※「相殺」がない場合は、「その他」の中で空いている区分のところに作成します。
- クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[支払区分]をクリックします。
- [支払分類]で「その他」を選択して、[内訳名]に「相殺」があることを確認できたら、[閉じる]をクリックします。
※「相殺」がない場合は、「その他」の中で空いている区分のところに作成します。
- 相殺の伝票を入力します。
例)4月1日に「0001:弥生商店」の売掛金¥1,000と買掛金¥1,000を相殺する場合
<1>クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[請求先からの入金]をクリックします。
<2>伝票日付を「4月1日」と入力して、相殺を行う取引先のコードを[請求先]に入力します。
<3>[入金区分]欄で「相殺」を選択して、金額の欄に1,000と入力します。
<4>[登録]をクリックして、入金伝票を登録します。
<5>クイックナビゲータの[仕入]カテゴリから[仕入先への支払]をクリックします。
<6>伝票日付を「4月1日」と入力して、相殺を行う取引先のコードを[仕入先]に入力します。
<7>[支払区分]欄で「相殺」を選択して、金額の欄に1,000と入力します。
<8>[登録]をクリックして、出金伝票を登録します。 - クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[弥生会計へ仕訳転送]をクリックします。
- [科目設定]をクリックして、[入金]タブを選択します。
- [入金区分]の「相殺」の科目を「売上値引高」から「相殺」に書き換え、[会計仕訳税区分]を「売上」から「対象外」に変更します。
- 「出金」タブを選択して、[支払区分]の「相殺」の科目を「仕入値引高」から「相殺」に書き換え、[会計仕訳税区分]を「仕入(適格)」から「対象外」に変更します。
- [仕訳科目設定]画面を[OK]で閉じます。
- [期間]で仕訳を書き出したい期間を設定して、[集計]をクリックします。
- [仕訳転送]をクリックします。「仕訳転送が終了しました」のメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。
これで弥生販売での仕訳の書き出し作業は終了です。
※仕訳転送は弥生会計の場合のみ使用できます。
やよいの青色申告の場合は、[印刷]をクリックしてテキストファイルを書き出します。詳細な手順は、以下で確認してください。
仕訳の転送と書き出し
弥生会計(やよいの青色申告)での作業
弥生会計(やよいの青色申告)で仕訳の取り込みを行います。
- 弥生会計の場合は[弥生シリーズからの仕訳取り込み]から仕訳を取り込みます。
弥生会計での仕訳の取り込み - やよいの青色申告の場合は、仕訳日記帳からインポートして仕訳を取り込みます。
仕訳データを取り込む(インポート)方法
[勘定科目マッチングリスト]画面が表示された場合
[勘定科目マッチングリスト]画面で[取り込み勘定科目名]に[相殺]が表示された場合は、[追加先区分]のドロップダウンリストから[他流動資産]を選択して[OK]をクリックします。