
[労働保険料集計]の集計対象で、年度を選択した場合、[労働保険料集計表]に集計される金額は、以下のとおりです。
[労働保険料集計]画面で、[現在処理対象の給与]または[現在処理対象の賞与]を選択した場合の詳細については、 労働保険料集計表の詳細(処理対象の給与(賞与)を選択した場合) を確認してください。
1.保険料算定基礎額
労災保険料、雇用保険料を計算する基になる金額※月度ごとに[保険料算定基礎額]を確認したい場合は、[労働保険料算定基礎賃金集計表]で確認することができます。詳細は、 労働保険料算定基礎賃金集計表の作成 を参照してください。
<労災保険料>
- 労災保険の対象者:年間の[労保対象合計]の合計(千円未満切り捨て)
<雇用保険料>
- 平成31年度確定保険料:{雇用保険の被保険者:年間の[労保対象合計](千円未満切り捨て)}-{雇用保険の被保険者:免除対象高齢者の年間の[労保対象合計]の合計(千円未満切り捨て)}
- 令和2年度概算保険料:{雇用保険の被保険者:年間の[労保対象合計](千円未満切り捨て)}
平成31年4月1日時点で満64歳以上の従業員で、短期雇用特例被保険者など例外的に高年齢者から雇用保険料を徴収していた場合でも、免除対象高齢者として扱われるため、免除対象高齢者の年間の[労保対象合計]に含まれます。
なお、令和2年4月1日からは、従業員の年齢にかかわらず、すべての雇用保険被保険者が徴収対象です。
[労保対象合計]とは
賃金として設定されている明細項目の合計金額です。クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックして確認します。
2.保険料率
<労災保険料>[給与規定]の[労働保険]タブで設定している[労災保険]の[合計]欄の料率
- 平成31年度確定保険料:[前年度以前の保険料負担率]
- 令和2年度概算保険料:[現在の保険料負担率]
<雇用保険料>
[給与規定]の[労働保険]タブで設定している各事業区分の[合計]欄の料率
- 平成31年度確定保険料:[前年度以前の保険料負担率]
- 令和2年度概算保険料:[現在の保険料負担率]
3.合計
<労災保険料・雇用保険料ともに>[1.保険料算定基礎額]×[2.保険料率]/1000 ※端数処理:1円未満切り捨て
4.被保険者分
[1.保険料算定基礎額]×従業員の負担率※端数処理:1円未満切り捨て
※従業員の負担率:[給与規定]の[労働保険]タブで設定している各事業区分の[従業員]の料率
- 平成31年度確定保険料:[前年度以前の保険料負担率]
- 令和2年度概算保険料:[現在の保険料負担率]
[労働保険料集計表]で計算する被保険者分の雇用保険料は、[1.保険料算定基礎額]に従業員の負担率を乗じて一括計算しています。そのため、各従業員の毎月の給与や賞与で徴収した雇用保険料の合計とは誤差が生じます。
詳細は、 労働保険料集計表の[雇用保険料]の金額が違う を参照してください。
5.事業主分
[労災保険料]=[3.合計](労災保険料は従業員負担なし)
[雇用保険料]=[3.合計]-[4.被保険者分]
『弥生給与』では、雇用保険料の[事業主分]は、全体の保険料額から被保険者分を差し引いて計算しています。
そのため、[保険料算定基礎額]に[給与規定]の事業主分の料率を乗じて算出した値とは、誤差が生じる場合があります。