労働保険料集計表で「年度」を選択した場合に集計される内容は、以下のとおりです。
- [現在処理対象の給与(賞与)]を選択した場合に集計される内容については、 労働保険料集計表の詳細(処理対象の給与(賞与)を選択した場合) を確認してください。
- [労働保険の集計期間]を「前年5月度~本年4月度」に設定している場合は、月度をひと月ずらして(4月度給与を「5月度給与」など)読み替えてください。
なお、賞与については集計期間の設定に関わらず「前年4月~本年3月」に支給したものが集計されます。
1.保険料算定基礎額
次の条件を満たしている従業員の、年間の[労保対象合計]の合計
※端数処理:千円未満切り捨て
- [従業員<個人別>]の[労保]タブで[労災保険]の[対象者]にチェックが付いている従業員
- [労保対象合計]に1円でも金額が集計されている従業員([賃金台帳]で確認します)
<雇用保険料>
- [従業員<個人別>]の[労保]タブで[雇用保険]の[被保険者]にチェックが付いている従業員
- [労保対象合計]に1円でも金額が集計されている従業員([賃金台帳]で確認します)
[労保対象合計]とは
賃金として設定されている明細項目の合計金額です。
クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックして確認します。
従業員ごとに[労保対象合計]を確認したい場合は、[集計]メニューの賃金台帳で確認します。
集計表の作成
月度ごとに[労保対象合計]を確認したい場合は、[労働保険料算定基礎賃金集計表]で確認します。
労働保険料算定基礎賃金集計表の作成
2.保険料率
<労災保険料>[給与規定]の[労働保険]タブで設定している[労災保険]の[合計]欄の料率
- 令和5年度確定保険料:[前年度以前の保険料負担率]
- 令和6年度概算保険料:[現在の保険料負担率]
<雇用保険料>
[給与規定]の[労働保険]タブで設定している各事業区分の[合計]欄の料率
- 令和5年度確定保険料:[前年度以前の保険料負担率]
- 令和6年度概算保険料:[現在の保険料負担率]
3.合計
<労災保険料・雇用保険料ともに>[1.保険料算定基礎額]×[2.保険料率]/1000
※端数処理:1円未満切り捨て
4.被保険者分
[1.保険料算定基礎額]×従業員の負担率
※端数処理:1円未満切り捨て
※従業員の負担率:[給与規定]の[労働保険]タブで設定している各事業区分の[従業員]の料率
- 令和5年度確定保険料:[前年度以前の保険料負担率]
- 令和6年度概算保険料:[現在の保険料負担率]
※労災保険料は従業員負担がないため[被保険者分]は表示されません。
[労働保険料集計表]で計算する被保険者分の雇用保険料は、[1.保険料算定基礎額]に従業員の負担率を乗じて一括計算しています。そのため、各従業員の毎月の給与や賞与で徴収した雇用保険料の合計とは誤差が生じます。
詳細は、 賃金台帳と、労働保険料集計表の[雇用保険料]が合わない を参照してください。
5.事業主分
<労災保険料>[3.合計]
※労災保険料は従業員負担なし
[3.合計]-[4.被保険者分]
弥生給与では、雇用保険料の[事業主分]は、全体の保険料額から被保険者分を差し引いて計算しています。
そのため、[保険料算定基礎額]に[給与規定]の事業主分の料率を乗じて算出した値とは、誤差が生じる場合があります。
労働保険の年度更新に関わる保険料の計算方法や、申告書の作成方法などの詳細は、厚生労働省ホームページの労働保険年度更新に係るお知らせを参照してください。