
合計請求書の対応内容は、以下を確認してください。
適格請求書等保存方式への対応
弥生販売では合計請求書に適格請求書発行事業者の登録番号を出力できる仕様になっています。
登録番号は[基本情報]で、先頭が「T」、2桁目以降は数字13桁で入力します。
基本情報の登録
弥生販売 22で適格請求書発行事業者の登録番号の出力に対応しました。
弥生販売 22をご提供します(新機能の紹介)
基本情報で適格請求書発行事業者の登録番号を入力すると、自社情報の下部に登録番号を出力するようになります。
登録番号を入力しても出力されない場合は、帳票レイアウタ機能を利用して自社用の帳票を作成していると考えられます。
帳票レイアウタの編集機能で、自社用のオリジナル帳票に<登録番号タイトル>と<登録番号>の配置を行ってください。
帳票レイアウタの操作手順
適格請求書(または適格返還請求書)を発行する証憑の種類や写しの保存など、インボイス制度に対応するための情報は、お客さまの業務に支障が出ないタイミングでインボイス制度あんしんガイドを更新してお届けします。
弥生販売の適格請求書等保存方式の様式は、区分記載請求書等保存方式の内容に加えて登録番号が出力されている状態になります。
適格請求書等保存方式の様式での内容を確認したい場合は、区分記載請求書等保存方式への対応の帳票の印刷方法を参考にして確認してください。
区分記載請求書等保存方式への対応
合計請求書は区分記載請求書等保存方式に必要な項目を1枚で満たさない帳票です。
そのため、合計請求書を使用して区分記載請求書等保存方式に対応したい場合は、複数の帳票で必要な項目を記載し、相互の関連性を示す必要があります。
区分記載請求書等保存方式に必要な項目と弥生販売での出力方法は以下のとおりです。
区分記載請求書等保存方式に必要な項目 | 出力方法 |
従来の請求書で必要な項目 ・発行者の氏名または名称 ・取引年月日 ・取引内容 ・取引金額 ・交付を受ける者の氏名または名称 | 納品書(売上伝票)で出力可能 |
区分記載請求書等保存方式で必要な項目 ・軽減税率対象品目である旨 | |
区分記載請求書等保存方式で必要な項目 ・税率ごとに合計した対価の額 ・税率ごとの消費税額 | 合計請求書で出力可能 ※弥生販売 20 Ver.23.1.1以降で対応 |
請求書と納品書の相互の関連性を記載し、複数の帳票で区分記載請求書等保存方式に対応する方法についての詳細や不明点は、国税庁へお問い合わせください。
区分記載請求書等保存方式についての詳細は、以下を確認してください。
消費税改正あんしんガイド
以下の帳票の発行方法を説明します。
- 売上伝票で税転嫁「内税」を使用している場合、【税率ごとの消費税額】を出力できないため、税転嫁「内税/総額」を使用してください。
- 合計請求書での区分記載請求書等保存方式の出力には弥生販売 20 Ver.23.1.1以降で対応しています。
合計請求書で【税率ごとに合計した対価の額】【税率ごとの消費税額】を出力する方法
[請求明細書]画面(または[請求書発行]画面)で設定します。
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリの[請求明細書の確認](または[請求書の発行])をクリックします。[請求明細書]画面(または[請求書発行]画面)が表示されます。
- [集計単位][請求先][締日]([請求書発行]画面の場合は[集計単位][締日])を指定して、[集計]をクリックします。
※画面は請求明細書の場合 - [印刷]または[送信]をクリックします。[印刷]または[送信]画面が表示されます。
- [書式の設定]をクリックします。[書式の設定]画面が表示されます。
- [合計請求書印刷条件]タブから「区分記載請求書等保存方式の形式で印刷する」にチェックを付け、[OK]をクリックします。
- [印刷プレビュー]または[プレビュー]をクリックして、税率ごとに合計した売上額と消費税額が表示されているか確認します。
- 税率ごとに合計した売上金額は、合計請求書の[今回御買上額]を税抜額で出力するか税込額で出力するかによって、「税抜額」または「税込額」と表示されます。
例では[書式の設定]で「今回御買上額を外税抜で印刷する」にチェックを付けていないため、【税込額】と【内消費税額】が表示されています。 - 合計請求書の発行期間に、課税区分(消費税率)が3つ以上登録されている場合、1件の請求先に対し複数枚の合計請求書が出力されます。
プレビュー画面で区分記載請求書の形式で表示されていない場合
自社用のオリジナル書式を使用している場合は、区分記載請求書等保存方式で発行する際に必要な項目が配置されていないため、基の帳票レイアウトから再編集を行います。
帳票レイアウタの操作手順 - 税率ごとに合計した売上金額は、合計請求書の[今回御買上額]を税抜額で出力するか税込額で出力するかによって、「税抜額」または「税込額」と表示されます。
納品書(売上伝票)で【軽減税率の対象品目である旨】を出力する方法
弥生販売で【軽減税率対象品目である旨】を記載した納品書(売上伝票)を出力するには、以下のいずれかの対応を行います。
課税区分(消費税率)を商品ごとに出力する
「課税区分」と「税率」を出力するように設定を行います。
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリの[得意先への売上]をクリックします。[売上伝票]画面が表示されます。
- [参照]をクリックして、売上伝票を1件選択し[ズーム]をクリックします。
- [印刷]をクリックします。[印刷]画面が表示されます。
- [書式の設定]をクリックします。[書式の設定]画面が表示されます。
- [売上伝票印刷条件]タブから「課税区分を印刷する」と「税率を印刷する」にチェックを付け、[OK]をクリックします。
「課税区分を印刷する」と「税率を印刷する」にチェックを付けられない(グレーアウトしている)場合は、「区分記載請求書等保存方式の形式で印刷する」にチェックが付いています。
この場合は、チェックを付けずに[OK]をクリックします。 - [印刷プレビュー]をクリックして、課税区分と税率が表示されているか確認します。
課税区分と税率が表示されない場合は、ご利用の帳票のレイアウタに「課税区分」の項目が配置されていないことが考えられます。- レイアウト編集している帳票で発行している場合
レイアウト編集前の基書式で印刷プレビューを確認し、課税区分と税率が表示される場合は、基の帳票レイアウトから再度編集を行います。
帳票レイアウタの操作手順 - レイアウト編集していない帳票で発行している場合
課税区分と税率が表示されない書式をご利用されているため、【軽減税率対象品目である旨】がわかるように商品名を変更して出力するの対応をご検討ください。
- レイアウト編集している帳票で発行している場合
区分記載請求書等保存方式で納品書(売上伝票)を発行する
売上伝票を区分記載請求書等保存方式で発行する方法は、以下を確認してください。
適格請求書等保存方式、区分記載請求書等保存方式で売上伝票(納品書)、請求書(請求明細書)を発行したい
区分記載請求書等保存方式で発行すると明細行に【税率ごとに合計した対価の額】【税率ごとの消費税額】が表示されるため、ご利用の売上伝票の帳票の種類によっては帳票のページ数が増える可能性があります。
【軽減税率対象品目である旨】がわかるように商品名を変更して出力する
商品名の頭に「※」を追加したり、商品名の最後に「(軽減税率)」などと追加することで、【軽減税率対象品目である旨】をわかるようにすることができます。
「軽減税率対象品目である」旨のメモを出力する場合は、帳票レイアウタで固定文字を配置してください。
商品名を変更する場合は、商品台帳(商品リスト)自体を変更します。
台帳の登録内容は一括変更を行うことができないため、以下のどちらかの方法で変更します。
- 商品台帳(商品リスト)で商品名を直接変更する
- 商品台帳をExcelに書き出し、Excelで商品名を変更して、弥生販売にインポートする
商品台帳をExcelに書き出し、Excelで商品名を変更して、弥生販売にインポートする場合の手順は、以下を参考にして作業を行ってください。
台帳の内容を一括で変更したい