自宅兼事業所等の家賃や水道光熱費、通信費などを事業にも使用した場合、事業で使用した分だけ必要経費にします。
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで家事按分する場合は、以下の2つの処理が必要です。
- 取引入力時
[かんたん取引入力]等で支払った全額を入力します。 - 決算書作成時
「Step2 青色申告決算書/収支内訳書の作成」の[家事按分]で[事業割合]を設定します。
設定した割合に応じて、家事按分の決算整理仕訳が自動作成されます。
<課税事業者で本則課税かつ経理方式が税抜の場合>
家事按分の消費税計算を「積上げ計算」で行う場合の処理方法は、以下を参照してください。
積上げ計算を選択する場合の家事按分の処理方法
- 「減価償却費」は、[固定資産の登録]で[事業割合]を設定します。設定した割合に応じて「Step1 減価償却費の計算」で家事按分の決算整理仕訳が自動作成されます。
- 「地代家賃」「利子割引料」「税理士・弁護士報酬」は、[4.その他の経費]で[事業割合]を設定します。
- 「雑費」は[事業割合]を設定できないため、[かんたん取引入力]等で按分した金額を入力してください。
- 既に[かんたん取引入力]等で按分した金額を経費計上している場合は、[事業割合]を「100%」に設定してください。
1つの勘定科目に複数の事業割合を設定したい場合
例えば、水道代と電気代とガス代それぞれの事業割合が異なる場合は、「水道光熱費」に補助科目を追加して取引を入力することで、補助科目ごとに事業割合を設定できるようになります。
補助科目の追加
事業割合は費目ごとに合理的な基準を決めて設定します
「Step2 青色申告決算書/収支内訳書の作成」では以下の手順で[事業割合]を設定します。
- メインメニューの[確定申告]をクリックします。[確定申告の手順]画面が表示されます。
※上図はやよいの青色申告 オンラインの画像です。 - 申告年を選択します。
- 申告方法を選択します。
- 「Step2 青色申告決算書/収支内訳書の作成」の[開始]をクリックします。
※上図はやよいの青色申告 オンラインの画像です。 - [3.家事按分]まで進み[事業割合]を入力します。
※上図はやよいの青色申告 オンラインの画像です。