課税事業者の場合は、[かんたん取引入力]や[仕訳の入力]で取引を入力する際に、消費税を計算するための項目が表示されます。
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインでは、各項目を正しく入力することで、[確定申告]メニューで正確な消費税申告書を作成することができます。
取引の入力時に表示される項目は、大きく分けて3種類あります。
- 課税事業者の場合に表示される共通の項目
- [全体の設定]の[消費税の設定]で設定している「課税方式」に応じて表示される項目
- [全体の設定]の[消費税の設定]で設定している「経理方式」に応じて表示される項目
課税事業者の場合に表示される共通の項目の入力方法
課税事業者の場合、取引の入力時に[税区分]と[税率]が表示されます。
- [税区分]について
税区分とは、消費税申告書を正しく作成するために必要な、その取引において消費税をどのように取り扱うかを設定するための項目です。
詳細は、 課税事業者の場合に選択できる税区分の一覧 を参照してください。 - [税率]について
税率とは、その取引で適用される消費税率が何%かを選択するための項目です。
税率には以下の4種類がありますが、通常は「10%」または「8%(軽)」を選択します。税率 説明 10% 2019年10月1日以降の標準税率です。 8%(軽) 2019年10月1日以降の軽減税率対象となる取引で選択します。 8% 2014年4月1日から2019年9月30日までに使用されていた税率です。 5% 2014年3月31日以前に使用されていた税率です。
「課税方式」に応じて表示される項目の入力方法
課税方式とは、消費税申告書で消費税をどのように計算するかを決めるための項目です。
通常は「一般(原則・本則)」ですが、税務署に「消費税簡易課税制度選択届出書」を提出している場合に限り、「簡易課税」となります。
- 課税方式が「一般(原則・本則)」の場合
取引の入力時に、[請求書区分]や[仕入税額控除]が表示されます。
あらかじめ[科目の設定]や[取引先の設定]で設定しておくことが可能です。
取引の入力方法は、 本則課税の取引の入力 を参照してください。 - 課税方式が「簡易」の場合
売上内容に応じて取引の入力時に簡易課税事業区分を指定する必要があります。
[消費税の設定]で選択した簡易課税事業区分が自動設定されます。
また、[仕訳の入力]からの入力の場合は[簡易]で個別に指定することが可能です。
取引の入力方法は、 簡易課税の取引の入力 を参照してください。
「経理方式」に応じて表示される項目の入力方法
経理方式とは、各種帳簿や決算書を税込金額で作成するか、税抜金額で作成するかを決めるための項目です。
- 経理方式が「税込」の場合
経理方式を「税込」に設定している場合は、税込金額を[金額]へ入力します。
- 経理方式が「税抜」の場合
経理方式を「税抜」に設定している場合は、[消費税の設定]の消費税額入力方式によって[金額]の入力方法が異なります。
消費税額入力方式を「内税」に設定している場合は、税込金額を[金額]へ入力します。
「外税」に設定している場合は税抜金額を[金額]へ入力します。