弥生請求 Nextでは、適格請求書(インボイス)の書式を使用して適格返還請求書(返還インボイス)を作成(発行)することが可能です。
以下がわかる内容で請求書を作成することで、適格返還請求書(返還インボイス)の要件を満たすことができます。
- 対価の返還を行った年月日:返品、値引きを行った日
- 対価の返還の基となった売上日:返品対象、値引き対象の売上日
- 適格返還請求書(返還インボイス)は、2023年10月1日以降の売上に対して対価の返還が必要となった場合に発行します。
- 「対価の返還の基となった売上日」は、年月日までの詳細な日付でなくともよい場合があります。詳細は国税庁ホームページ(売上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲渡等を行った年月日の記載)でご確認ください。
- 税込10000円未満の場合、適格返還請求書(返還インボイス)の発行義務は免除されます。詳細は国税庁ホームページでご確認ください。
国税庁ホームページ(消費税の仕入税額控除制度における 適格請求書等保存方式に関するQ&A)
(問27:返品や値引き等の売上げに係る対価の返還等を行う場合、適格請求書発行事業者は、何か対応が必要ですか。)
(問28:売上げに係る対価の返還等に係る税込金額が1万円未満である場合には、当該対価返還等に関し適格返還請求書を交付する義務が免除されるとのことですが、1万円未満の対価返還等とは、どのような単位となりますか。)
製品の仕様上、「返品」については適格請求書と適格返還請求書を1つの書類でまとめて発行することはできません。必ず、適格返還請求書として単独発行してください。
なお、「値引き」は適格請求書と適格返還請求書を1つの書類でまとめて発行することは可能です。
作成方法は、
値引き金額を表示したい
を参照してください。
作成方法は、以下のとおりです。
ここでは、請求書で作成する場合について解説しますが、納品書で適格返還請求書を作成する場合も同様の手順で作成できます。
適格返還請求書として単独発行する
【請求書で作成する場合】
- メニューの[請求書]をクリックします。
- [請求書を新規作成]をクリックします。
- 取引先の情報や請求日などを設定します。画面右側に表示されているプレビューで仕上がりを確認しながら作業できます。
- 明細を入力します。
「品番・品名」「数量」「単価」「消費税率」を入力します。
適格返還請求書を作成時は「品番・品名」に
返品:(商品名)(〇月〇日売上分)
と記入してください。(※「対価の返還等の基となった売上日」は、年月日までの詳細な日付でなくともよい場合があります。)
必要に応じて「備考」に連絡事項を入力します。この「備考」を活用し、適格返還請求書として発行している旨を記載することもできます。 - 入力が完了したら[請求書を保存]をクリックします。
- 内容を確認します。
- 内容が問題なければ、適格返還請求書を発行します。
請求書の内容と証憑データを弥生Next製品に連携したい場合
[請求内容を確定]をクリックします。
弥生会計 Nextに仕訳用データを送信する
弥生証憑 Nextに証憑をアップロードする(見積書、納品書、請求書の確定)
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見積書・納品書・請求書をPDFダウンロードする
※適格請求書の記載事項は 適格請求書(インボイス)を作成する を参照してください。