商品を生産する場合は、生産する商品(完成商品)と生産に必要な商品(構成部品)を構成部品台帳に登録します。完成商品と構成部品は、あらかじめ商品台帳に登録しておく必要があります。
生産伝票を作成すると、完成商品の在庫が増加し、構成部品の在庫は減少します。
商品台帳の概要
構成部品の在庫管理について
販売時には、完成商品が在庫管理の対象になります。個々の商品を在庫管理対象とする場合は、セット商品台帳に登録してください。
完成商品と構成部品
ある商品を生産するのに必要な部品となる商品を「構成部品」、生産された商品を「完成商品」と呼びます。
完成商品は、さらに他の商品の構成部品にすることができます。
完成商品と構成部品の在庫管理
商品を生産すると、構成部品の在庫を消費し、完成商品の在庫が増えます。
まとめ売りなどで、セットに含まれる商品別に在庫を管理する場合は、「セット商品」として扱います。
セット商品台帳の概要
セット商品と完成商品の違いについて
完成商品が循環参照にならないよう注意してください
弥生販売 24 Ver.27.0.1以降では、以下のような構成部品が登録されていると、在庫一覧表を集計することができません。
構成部品台帳の登録の見直しを行ってください。
例1:
完成商品Aの構成部品として、完成商品Bを登録
完成商品Bの構成部品として、完成商品Aを登録
例2:
完成商品Aの構成部品として、完成商品Bを登録
完成商品Bの構成部品として、完成商品Cを登録
完成商品Cの構成部品として、完成商品Aを登録
商品がどの完成商品に使われているか調べるには
ある商品が、どの完成商品の構成部品として使われているか調べるには、構成部品使用一覧を参照します。
構成部品の確認
画面構成
[構成部品台帳]画面の画面構成は次のとおりです。① | 基本情報 | 完成商品を選択します。 |
② | 構成部品明細 | 完成商品の生産に必要な構成部品を登録します。 |
構成部品台帳のツールバー
構成部品台帳のツールバーは以下のとおりです。
[F2] | 構成部品台帳に表示されている内容をクリアし、他の完成商品の構成情報を登録できるようにします。 構成部品の登録 |
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[F9] | 表示されている完成商品の構成情報を削除します。 構成部品の修正と削除 |
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[F8] [スペース] |
構成部品や商品など、カーソルがある項目に対応した参照画面が表示されます。表示された一覧から選択して表示、入力することができます。完成商品の構成情報を修正する場合は、[完成商品]欄で参照を行い、修正する完成商品を選択します。 台帳に登録したデータ(得意先や商品など)の参照 |
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[項目設定]画面が表示します。画面に表示される項目の表示/非表示や入力を必要に応じて変更して、入力を効率化することができます。 伝票や台帳の項目設定 |
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[F12] | 構成部品台帳に入力した内容を登録します。 | |
[F5] | 構成部品台帳を印刷します。 |
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[構成部品台帳]画面を閉じます。 |
入力項目の一覧
基本情報 | |
完成商品(必須) | 完成商品のコードを半角14文字以内で入力します。カーソルがある状態で[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの商品を参照することができます。 |
部品数 | 構成部品として登録した商品の数が表示されます。この欄の入力、変更はできません。 |
構成部品明細 | |
コード | 構成部品として登録する商品のコードを半角14文字以内で入力します。カーソルがある状態で[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの商品を参照することができます。 |
名称 | 商品台帳に登録した情報が表示されます。これらの欄の入力、変更はできません。 |
単位 | |
入数 | 商品がケースで扱われる場合の1ケースあたりの入数を整数4桁以内で入力します。ケースを入力すると、[ケース]×[入数]で数量が計算されます。 |
ケース | [入数]を入力した場合に、完成商品を1個作成するのに必要なケース数を整数4桁以内で入力します。 |
数量 | 完成商品を1個生産するのに必要な数量を数値7桁以内で入力します。[入数]と[ケース]が入力されている場合には、[入数]×[ケース]で自動計算されます。 |