前期繰越残高(開始残高)の入力は、[科目残高入力]画面で入力または修正します。
前期の会計データが存在する場合は、本年度の開始残高は前年度の期末残高と一致します。本年度の開始残高を修正する前に、クイックナビゲータの[事業所データ]カテゴリから[年度切替]をクリックして前年度データを開き、前年度の期末残高が正しいかどうかを確認してください。
前期繰越残高(開始残高)は、インポート(取り込み)することもできます。
前期繰越残高(期首残高)のエクスポート/インポート※[部門]項目は、スタンダードにはありません。
① | 画面下部の補助科目欄の表示/非表示を切り替えます。 |
② | 部門を登録している場合のみ表示されます。 |
③ | 境界にマウスポインターを合わせて上下にドラッグすると、補助科目欄の幅を変更できます。 |
④ | 個人の場合は「元入金」と表示されます。 |
- [設定]メニューの[科目残高入力]をクリック、またはクイックナビゲータの[導入]カテゴリの[科目残高入力]をクリックします。[科目残高入力]画面が表示されます。
- 補助科目の開始残高を入力する場合は、[補助科目を表示]にチェックを付けます。
- 各科目の前期繰越残高を入力します。補助科目がある場合は、先に補助科目の残高を入力します。補助科目の残高が積み上げ計算され、勘定科目の残高として表示されます。
補助科目がある場合に勘定科目の残高を先に入力すると、差額が補助科目の[指定なし]に表示されます。各補助科目の残高を入力した後、[指定なし]の金額を0円にしてください。
- 入力が終わったら[貸借調整]をクリックします。
- 入力した金額の貸借差額を集計することを確認するメッセージが表示されたら[OK]をクリックします。
<貸借バランスがあるまま[閉じる]をクリックした場合>
同様のメッセージが表示されます。メッセージには、次の3つのボタンがあります。
ボタン 説明 はい 《法人》
「貸借バランス」の金額を「繰越利益」に集計します。「繰越利益」は修正できません。
《個人》
「貸借バランス」の金額を「元入金」に集計します。「元入金」は修正できません。いいえ 「貸借バランス」の金額をそのままにして[科目残高入力]画面を閉じます。この場合、貸借バランスが一致しません。一致しないままでは、決算書作成(法人)、青色申告決算書(個人)、収支内訳書(個人)、繰越処理、年度更新、一括税抜処理(AEのみ)はできません。 キャンセル 差額の集計をせずに[科目残高入力]画面に戻ります。
「貸倒引当金」「減価償却累計額」はマイナスで入力
「貸倒引当金」「減価償却累計額」の貸借区分は、いずれも「借方」になっています。開始残高は(-)マイナスで入力してください。
《法人》「繰越利益」の集計
[貸借バランス]は、「繰越利益」に集計します。「繰越利益」は手入力や修正はできません。
《個人》「元入金」の計算
[貸借バランス]は、「元入金」に集計して調整します。「元入金」は手入力や修正はできません。「元入金」は、次の計算式で求めた値と一致します。一致しない場合は、入力した残高を確認してください。
元入金=前年度「元入金」期末残高+前年度「事業主借」期末残高+前年度「期末控除前の所得金額」-前年度「事業主貸」期末残高 |
上記計算式で、「事業主借」「事業主貸」「期末控除前の所得金額」の前年度期末残高は「元入金」に振り替えられるため、期首残高は0です。このため、これらの前期繰越残高は入力できません。
補助科目「指定なし」
補助科目欄には登録した補助科目の他に「指定なし」が表示されます。入力時に、補助科目を選択せずに勘定科目を選択した仕訳は「指定なし」に集計されます。
期中導入における、導入前月までに発生した取引の入力