収支内訳書(不動産所得用)では、1ページ目の収入金額や経費については弥生会計の仕訳データから自動集計されます。また、2ページ目の減価償却費の計算は、弥生会計に登録した固定資産が表示されます。
青色申告決算書/収支内訳書の作成の流れ1ページ目(収入金額、経費、他)
1ページ目は、住所などの基本情報と収入金額、経費の情報、「不動産所得の収入の内訳」、「給料賃金の内訳」、「事業専従者の氏名等」があります。
住所などの基本情報 | [申告設定]画面 の設定情報が反映されます。黄緑色の部分をクリックすると[申告設定]画面が表示され、変更できます。 |
収入金額、経費 | 弥生会計の会計データの数値が自動集計されます。 追加した勘定科目は「名義書換料・その他」や「その他の経費」に集計されています。必要に応じて、集計先を変更してください。 [決算書項目への割り当て]画面 |
専従者控除 | 専従者控除を受ける場合に、黄緑色の部分をクリックして表示される[申告設定]画面で編集します。 |
土地等を取得するために要した負債の利子の額 | 「所得金額(15)」が赤字で、土地等の取得のために要した負債の利子の額がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 |
不動産所得の収入の内訳 | 黄緑色の部分をクリックして表示される[不動産所得の収入の内訳]画面で編集します。11件以上ある場合は「別紙明細」と表示されるので、収支内訳書の印刷時に明細も印刷します。 不動産所得の収入の内訳の作成 青色申告決算書/収支内訳書の[不動産所得の収入の内訳]に[別紙明細]と印刷される 1ページ目の「賃貸料」、「礼金・権利金・更新料」、「名義書換料・その他」との差額がある場合は、「損益計算書との差額」が表示されます。 損益計算書との差額の表示 |
給料賃金の内訳 | 従業員に支払った給料がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 1ページ目の「給料賃金」との差額がある場合は、「損益計算書との差額」が表示されます。 |
事業専従者の氏名等 | 専従者給与を支払っている親族がいる場合に、支払っている親族の氏名等を水色の部分をクリックして入力します。 |
2ページ目(売上(収入)金額の明細、他)
2ページ目は、「減価償却費の計算」、「借入金利子の内訳」、「修繕費の内訳」、「貸付不動産の保有状況」、「地代家賃の内訳」、「税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳」、「本年中における特殊事情・保証金等の運用状況」の7項目があります。
減価償却費の計算 | 固定資産管理に登録された固定資産が表示されます。「減価償却費の計算」の記載対象となる固定資産が8件以上ある場合は「別紙明細」と表示されるので、固定資産管理で別途「減価償却費の計算」を印刷して決算書に添付します。 損益計算書の「減価償却費」との差額がある場合は、「損益計算書との差額」が表示されます。 損益計算書との差額の表示この場合は弥生会計本体に戻り、減価償却費の仕訳の確認や、登録されている固定資産の確認を行います。特に、仕訳の書き出し忘れや売却の仕訳について確認してください。 |
借入金利子の内訳 | 金融機関以外に支払った借入金利子がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 1ページ目の「借入金利子」を超えている場合は、「損益計算書との差額」が表示されます。 |
修繕費の内訳 | 修繕費がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 1ページ目の「修繕費」との差額がある場合は、「損益計算書との差額」が表示されます。 |
貸付不動産の保有状況 | 貸付不動産の保有状況について、水色の部分をクリックして入力します。 |
地代家賃の内訳 | 地代または家賃がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 権利金がある場合は、「権」と表記された部分をクリックして、○が付いた状態にします。また、更新料がある場合は、「更」と表記された部分をクリックします。○が付いた状態で再度クリックすると、○が消えます。 1ページ目の「地代家賃」との差額がある場合は、「損益計算書との差額」が表示されます。 |
税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳 | 税理士や弁護士に支払った報酬または料金がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 |
本年中における特殊事情・保証金等の運用状況 | 記載すべき事項がある場合は、水色の部分をクリックして入力します。 入力は1行ずつ行います。複数行にわたって入力する場合は、1行分を入力した後に下の行をクリックして、続きを入力します。 |