「収支内訳書」の作成時に、画面右下の「お知らせボックス」に次のメッセージが表示される場合があります。
メッセージ
- A006
「繰戻額等」の区分の合計に残高があるため正しい決算書を作成できません。白色申告の場合、上記区分の合計が0になるよう取引の確認及び修正を行ってください。 - A007
「繰入額等」の区分の合計に残高があるため正しい決算書を作成できません。白色申告の場合、上記区分の合計が0になるよう取引の確認及び修正を行ってください。 - A008
「専従給与」の区分の合計に残高があるため正しい決算書を作成できません。白色申告の場合、上記区分の合計が0になるよう取引の確認及び修正を行ってください。
原因
このメッセージは、損益計算書の[繰戻額等][繰入額等]、または不動産損益計算書の[専従者給与]の科目区分に残高がある場合に表示されます。前述の科目区分の科目残高が0になるまでは印刷できません。
対応
該当する科目区分の残高を残高試算表で確認し、該当する科目区分の科目を使用した仕訳を総勘定元帳から削除して科目残高を0にします。
残高が発生している科目が次の場合には、科目残高を0にした後、収支内訳書(1ページ目)の[専従者控除]欄の金額に残高試算表で確認した科目の残高を直接入力して控除額を調整します。
- [繰入額等]区分の[専従者給与]
- [専従者給与]区分の[[不]専従者給与]
- 所得税確定申告モジュールが表示されている場合は、ツールバーにある[会計へ]をクリックして弥生会計本体へ切り替えます。
- クイックナビゲータの[集計]カテゴリ、または[集計]メニューの[残高試算表(月次・期間)]をクリックします。
- [全期間]をクリックします。すべての期間で集計された科目残高が表示されます。
- メッセージに表示された科目区分が[繰戻額等]または[繰入額等]の場合は[損益計算書]タブ、[専従者給与]の場合は[不動産損益計算書]タブを選択します。
- 勘定科目の中から該当する科目区分([繰戻額等]、[繰入額等]、[専従者給与]のいずれか)にある科目の残高を確認します。残高が発生している科目がある場合は、科目の残高をメモなどに控えます。
- 確認した残高が発生している科目の行をダブルクリックします。[総勘定元帳]が表示されます。
- 残高が発生していた科目の仕訳をすべて削除し、適切な科目に修正します。 仕訳の修正・削除
- [閉じる]をクリックして、[総勘定元帳]を閉じます。 [残高試算表(月次・期間)]が表示されます。表示されない場合は、手順2を行って[残高試算表(月次・期間)]を表示します。
- 手順5で確認した科目区分の残高が0になっていることを確認し、お知らせのメッセージが表示されなくなったことを確認します。
以降の操作は、残高が発生していた科目が次の場合に行います。
- [繰入額等]区分の[専従者給与]
- [専従者給与]区分の[[不]専従者給与]
- 所得税確定申告モジュールの収支内訳書を表示します。 青色申告決算書/収支内訳書の作成の流れ
- [1ページ]タブを選択して、[専従者給与]をクリックします。[申告設定]画面が表示されます。
- [専従者控除額]に手順5でメモなどに控えた金額を直接入力します。
[繰入額等]区分の[専従者給与]の場合は、[一般]の[専従者控除額]、[専従者給与]区分の[[不]専従者給与]の場合は、[不動産]の[専従者控除額]に金額を入力します。