集計項目のカスタマイズ方法(カスタムデータ項目設定) 弥生勤怠 Next サポート情報

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設定 > 画面表示 > カスタムデータ項目設定 では、複数の集計項目を加算および減算して新しい集計項目(カスタムデータ項目)を作成し、各画面の[カスタム]タブに表示できます。例えば、「残業時間」と「深夜残業時間」の合算値を、「残業合計」などの任意の名称で表示できます。カスタムデータ項目同士の並べ替えも可能です。

カスタムデータ項目の設定例

下図内、各項目の設定方法は、本記事の「設定例」をご参照ください。
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※画像クリックで拡大します。

作成したカスタムデータ項目は、各画面の[カスタム]タブに表示されます。

  • 日別データ > [通常(カスタム)]タブ
  • 月別データ > [通常(カスタム)]タブ
  • タイムカード > [タイムカードカスタム]タブ

目次

確認事項

設定 > 画面表示 内をご確認ください。
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カスタムデータ項目の作成

カスタムデータ項目の作成方法を解説します。カスタムデータ項目設定は、日別データ項目、月別データ項目、それぞれ最大20個まで作成可能です。
※全権管理者、または「オプション」権限が「◯ 閲覧・編集」の一般管理者だけが可能な操作です。

  • 設定 > 画面表示 > カスタムデータ項目設定 を開きます。
  • [日別]タブ、または[月別]タブを開きます。00028860_003
    それぞれのタブで作成できる項目は、以下の通りです。
    タブ名説明
    日別日別データ項目(日単位の項目)を設定します。

    項目が表示される画面
    • 日別データ > [通常(カスタム)]タブ
    • タイムカード > [タイムカードカスタム] > 「日別データ」欄
    出力可能メニュー
    • 日別データ[CSV]
    • タイムカード[PDF] > 勤怠項目(タイムカード下部の明細箇所)
    月別月別データ項目(月単位の項目)を設定します。

    項目が表示される画面
    • 月別データ > [通常(カスタム)]タブ
    • タイムカード > [タイムカードカスタム] > 「月別データ」欄
    出力可能メニュー
    • 月別データ[CSV]
    • タイムカード[PDF] > 集計項目(タイムカード上部)
  • [+ 新規作成]をクリックします。
  • 「基本情報」カテゴリ内を設定します。00028860_004
    番号項目名説明
    1カスタム表示コード
    ※必須
    任意のコードを英数字3~8文字で入力します(「1000」など)。日別データ項目同士、月別データ項目同士で重複したコードは登録できません。
    2カスタム表示名
    ※必須
    任意の項目名を100文字以内で入力します(「時間外勤務」など)。入力欄の中で改行した場合、画面上でもその通りに改行して表示されます。
    3計算単位「時間」「日」「数値」から選択します。選択した計算単位に該当する項目を「追加する項目の選択」欄で選択できます。
    4下限値(分)集計値を表示する際の最小限の時間を分単位で設定できます。ここに入力した数字より小さい集計結果は表示されません。

    例)「0」と入力した場合、マイナス値は計上されません。
    ※計算単位「時間」を選択した場合に設定できます。
    ※労働時間は1分単位で計算するのが原則です。
  • 「追加する項目の選択」内を設定します。各項目の「+」欄、「-」欄にチェックを入れることで、複数項目を加算および減算できます。計算単位の異なる項目は同時に選択できません。例えば、「残業時間」と「有休取得日数」は「時間」と「日」の組み合わせであるため、同時に選択できません。

    「所定時間(打刻に基づく)」「労働合計(休暇みなし除く)」「有休時間」「有休時間休取得時間」など、カスタムデータ項目に設定できる項目の一覧とそれぞれの定義は「」をご参照ください。
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    「休暇残日数」に関する重要なご注意

    月別カスタムデータ項目の作成時に、「有休残日数」、「代休残日数」、「子の看護休暇残日数」などの各種休暇残日数項目を選択した場合、その項目は月別データ > [通常(カスタム)]タブには表示されません。タイムカード > [タイムカードカスタム]タブにのみ表示されます。ご注意ください。

  • [登録]をクリックします。

    [日別]タブで作成した項目を[月別]タブで追加する方法

    「月別カスタムで日別カスタム項目を選択できる」機能を追加することで、[日別]タブで作成したカスタムデータ項目を、月別カスタムデータ項目として選択できるようになります。以下のような場合に活用できます。

    • 日別カスタムデータ項目の「(打刻に基づく)」項目の、月別の集計値を確認したい。
    • 日別カスタムデータ項目の「下限値(分)」設定が反映された、月別の集計値を確認したい。

カスタムデータ項目の表示順変更

カスタムデータ項目同士の表示順を変更できます。項目名をドラッグ&ドロップで並べ替えた後、[表示順を登録]をクリックします。
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月別データについて、各画面の[カスタム]タブには、一部のデフォルト集計項目が表示されます。画面ごとの項目の並び順は以下のルールとなり変更できません。デフォルト項目を非表示にしたい場合は「 デフォルト勤怠項目の表示 / 非表示設定方法(表示項目設定) 」をご参照ください([通常]タブでも非表示になります)。

月別データ画面

デフォルト項目 → カスタムデータ項目
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※画像クリックで拡大します。

タイムカード画面 > 月別データ > 日数集計欄

デフォルト日数項目 → カスタムデータ項目 → デフォルト休暇日数項目

※画像クリックで拡大します。

カスタムデータ項目の確認

作成したカスタムデータ項目は、管理画面と従業員画面で確認できます。ただし、従業員画面に表示させるには設定変更が必要です。
※カスタムデータ項目は、全従業員の[タイムカードカスタム]タブに表示されます。一部の従業員だけに表示することはできません。

管理画面

タブを切り替えることで、デフォルト項目とカスタムデータ項目の両方を確認可能です。

日別データ画面 / 月別データ画面

  • [通常]タブ:デフォルト項目が表示されます。
  • [通常(カスタム)]タブ:カスタムデータ項目が表示されます。

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タイムカード画面

  • [タイムカード]タブ:デフォルト項目が表示されます。
  • [タイムカードカスタム]タブ:カスタムデータ項目が表示されます。

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従業員画面

初期状態ではデフォルト項目だけが表示されます。タブの選択肢は表示されません。
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PDFタイムカードの出力項目について

カスタムデータ項目を作成しても、タイムカード画面 > [タイムカード出力]から出力されるPDFタイムカードのレイアウトは自動更新されません。PDFタイムカードでカスタムデータ項目を出力したい場合はレイアウト設定が必要です。詳細は後述の「カスタムデータ項目の出力方法」をご参照ください。
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カスタムデータ項目のデータ出力

カスタムデータ項目設定で作成した項目は、以下メニューの出力レイアウトに追加することでデータ出力可能です。

  • 日別データ[CSV]
  • 月別データ[CSV]
  • タイムカード[PDFデータ]

設定例

カスタムデータ項目設定を利用した設定例をご紹介します。
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※画像クリックで拡大します。

番号項目名設定方法
1残業合計
深夜合計
カスタムデータ項目を利用することで、複数の項目を合算して新しい項目を作成できます。以下、設定例です。

残業合計
+残業時間
+深夜残業時間

深夜合計
+深夜所定時間
+深夜所定外時間
+深夜残業時間

設定方法は前述の「カスタムデータ項目の作成」をご参照ください。
2みなし残業超過時間月のみなし残業時間を設定することで、その値をカスタムデータ項目の計算対象に含めて加減算できます。詳細は「 「月のみなし残業時間」の設定方法 」をご参照ください。
3早朝時間時間帯区分集計機能を利用して、早朝、昼、夜間など任意の時間帯ごとの労働時間を集計できます。設定方法は「 早朝、昼、夜間など任意の時間帯ごとの労働時間の集計方法(時間帯区分設定機能) 」をご参照ください。
4在社時間在社時間(拘束時間)を集計できます。設定方法は「」をご参照ください。
5控除時間欠勤や中抜け、私用外出などの取得時間を集計できます。
6Aプロジェクト
Bプロジェクト
補助項目(時間帯)を利用して、プロジェクト工数など任意の時間集計項目を作成し、集計できます。設定方法は「 プロジェクト工数管理など、任意の時間集計項目の作成方法(補助項目:時間帯) 」をご参照ください。
7総出勤日数カスタムデータ項目を利用することで、複数の項目を合算して新しい項目を作成できます。以下、設定例です。

総出勤日数
+平日出勤日数
+法定休日出勤日数
+法定外休日出勤日数

設定方法は前述の「カスタムデータ項目の作成」をご参照ください。
8夜勤回数
在宅勤務回数
スケジュール汎用フラグ機能を利用して、夜勤回数や在宅勤務回数など、任意の名称の項目を2項目まで作成して集計できます。設定方法は「 夜勤回数や在宅勤務回数など、任意の回数項目の作成方法(スケジュール汎用フラグ) 」をご参照ください。
9交通費補助項目(数値 / 選択肢)を利用して、交通費や手当など任意の数値項目を作成し、集計できます。設定方法は「 交通費や手当など、任意の数値項目の作成方法(補助項目:数値 / 選択肢) 」をご参照ください。
10有休時間休取得時間時間休の取得時間をタイムカードの日別データ欄に表示し、時間休の取得日と取得時間を確認できます。

ご注意:カスタムデータ項目の設定変更は即時反映されます

カスタムデータ項目設定の、日別データ項目や月別データ項目の設定内容を変更した場合、「勤怠データ再計算」を実施しなくても、過去を含むすべての勤怠データに直ちに反映されます。勤怠を締めているデータも同様です。

このため、設定を変更する前に、過去データを出力しておくことをおすすめします。

補足:タイムカード画面に表示せずに出力のみ行いたい場合

タイムカード画面上にカスタムデータ項目を表示したくない場合は、データ出力専用のカスタム項目を作成できます。

一部の集計項目は、カスタムデータ項目を作成しなければデータ出力できません。ご了承ください。

など

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