青色申告決算書の「減価償却費の計算」に印刷される金額は、固定資産一覧に登録されている情報を基に計算されています。
[経費の割合]で不動産経費の按分比率を設定していない(または不動産経費項目がない)場合は、[固定資産の編集]画面で表示される[本年分の普通償却費]が記入されます。
ここでは次の例を使用して「青色申告決算書(一般用)」の減価償却費の計算に表示される数値の求め方を説明します。
設定 | |
固定資産計算設定 | 償却資産の円未満端数処理:切り上げ |
事業所設定 | 勘定科目体系:個人/一般 勘定科目オプション設定:製造原価と不動産に関する科目を使用する |
固定資産情報 | |
減価償却資産の名称等 | 電気設備(勘定科目:附属設備) |
取得年月日 | 令和**年2月1日 |
取得価額 | 1,234,567 |
償却方法 | 定額法 |
耐用年数 | 6 |
割増(特別)償却費 | 割増償却額:1,000 特別償却額:2,000 |
事業専用割合 | 100 |
経費の割合 | 一般経費80、製造経費10、不動産経費10 |
- 「青色申告決算書(不動産所得用)」から計算を行います。[償却の基礎になる金額(不動産所得用¥123,457)]×[償却費(0.167)]×[本年中の償却期間(11/12)]=¥18,900
「減価償却費の計算」の[ロ 償却の基礎になる金額]の計算方法 - 「青色申告決算書(一般用)」は(不動産所得用)の金額を差し引きます。[本年分の普通償却費(¥188,992)]-[不動産所得用(¥18,900)]=¥170,092