入金時、出金時の振込手数料の処理方法 弥生販売 サポート情報

ID:ida20257

入金時、出金時の振込手数料の処理方法について説明します。

入金時の処理方法

出金時の処理方法

※出金時の手数料は、当方負担であっても先方負担であっても振込金額を出金伝票に入力します。


※弥生販売 スタンダードでは出金処理の機能はありません。

出金時手数料の負担区分の設定方法

出金時は[仕入先台帳]の[振込口座設定]の[・・・]をクリックして、表示された[振込口座設定]画面の[振込料負担区分]で設定を行います。


入金時手数料は当方負担の場合

振込手数料相当分が差し引かれて入金されており、手数料分を自社負担とする場合、以下の経理処理に応じた対応を行います。

1.売上値引きとして処理する
2.支払手数料として課税仕入れに計上する

どちらの方法で対応するか不明な場合は、税理士または国税庁にご相談ください。

支払手数料として課税仕入れに計上する場合

インボイス少額特例の対象となる事業者は、支払手数料として計上することができます。
適用対象者となるのは、以下のいずれかの要件を満たす事業者です。

  • 基準期間における課税売上高が1億円以下の事業者
  • 特定期間における課税売上高が5千万以下の事業者

対象期間は2023年10月1日~2029年9月30日までとなります。
詳細は少額特例(一定規模以下の事業者に対する事務負担の軽減措置の概要)の概要(国税庁)をご確認ください。

1.売上値引きとして処理する

請求額に対する値引きを行うため、請求金額の消費税率(課税区分)によって、処理方法が異なります。


1-1.消費税率10%の請求額に対する値引きとして処理する

入金伝票または売上伝票で値引きとして入力します。
売上伝票で入力する場合は、課税区分を[課税 10.0%]で指定します。
振込手数料相当分は税込10000円未満となるため、適格返還請求書(返還インボイス)の発行義務は免除されます。
値引きの入力をしたい

1-2.軽減税率8%、または消費税率10%以外の請求額に対する値引きとして処理する

売上伝票で値引きとして入力し、請求額に応じた課税区分を選択します。
振込手数料相当分は税込10000円未満となるため、適格返還請求書(返還インボイス)の発行義務は免除されます。
値引きの入力をしたい

2.支払手数料として課税仕入れに計上する場合

入金伝票で、支払手数料分の入力を行います。
今まで使用していた入金区分を変更する必要はありません。

弥生会計(やよいの青色申告)へ仕訳転送を行っている場合

少額特例の対象かどうかの自動判定は行われません。
仕訳作成時の税区分は[仕訳科目設定]の[会計仕訳税区分]によって決まります。
詳細は、以下を確認してください。
作成する仕訳の科目設定 仕訳作成時の消費税算出方法について

例)請求先A振込手数料:当方負担
     請求額 100,000円
     入金額   99,370円
     ※この取引の振込手数料は630円とします。

手数料は当方負担のため、入金伝票には入金額と振込手数料額を入力します。
  • 1行目の[入金区分]欄で入金のあった、自社の銀行口座の区分を選択します。
  • [金額]欄に実際に入金された金額「99,370」を入力します。
  • 2行目の[入金区分]欄で「振込手数料」の区分を選択します。
  • [金額]欄に振込手数料の金額「630」を入力します。 00020257_001
  • [合計]欄に入金額と振込手数料額の合計金額「100,000」が表示されます。

入金時手数料は先方負担の場合

例)請求先A振込手数料:先方負担
     請求額 100,000円
     入金額 100,000円

振込手数料は先方負担のため、先方の手数料は気にせず、銀行口座に振り込まれている金額を入金伝票で入力します。
  • 1行目の[入金区分]欄で入金のあった、自社の銀行口座の区分を選択します。
  • [金額]欄に実際に入金された金額「100,000」を入力します。 00020257_002

振込手数料のご負担依頼を適格請求書(インボイス)に記載したい場合

振込手数料を得意先が負担する場合、帳票レイアウタで「固定文字の追加」を行うことで、以下のような文章を適格請求書(インボイス)に記載することができます。
例)「振込手数料は御社にてご負担をお願いいたします。」
帳票レイアウタで「固定文字の追加」を行う操作方法は、以下を確認してください。
帳票レイアウタの操作手順


出金時手数料は当方負担の場合

振込手数料は当方負担のため、銀行窓口で支払う金額は支払請求額と振込手数料を足した金額ですが、出金伝票では支払請求額のみ入力します。

弥生販売では自社の支払手数料の管理は行えません。
出金伝票で手数料相当金額を入力すると買掛金を余分に差し引くため、過出金になります。

例)仕入先C 振込手数料:当方負担
     支払請求額 100,000円
     窓口支払額 100,630円
     ※この取引の振込手数料は630円とします。

  • 1行目の[支払区分]欄で支払いを行った、自社の銀行口座の区分を選択します。
  • [金額]欄に振り込みを行った金額「100,000」を入力します。
  • [合計]欄にも「100,000」が表示されます。

出金時手数料は先方負担の場合

振込手数料は先方負担のため、銀行窓口で支払う金額は支払請求額と同額になります。出金伝票では支払請求額のみ入力します。

例)仕入先C 振込手数料:先方負担
     支払請求額 100,000円
     窓口支払額 100,000円

  • 1行目の[支払区分]欄で支払いを行った、自社の銀行口座の区分を選択します。
  • [金額]欄に振り込みを行った金額「100,000」を入力します。
  • [合計]欄にも「100,000」が表示されます。

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