帳票レイアウタで編集している帳票は、ファイルとしてエクスポート(書き出し)して、他のコンピューターにインポート(取り込み)することができます。
ここでは書式名に(販売11形式)と記載されている帳票の操作を説明します。
コンピューターの移行等ですべての帳票データを移行したい場合は、帳票レイアウタのバックアップを作成して移行します。
帳票レイアウトデータを移行する方法
複数台のコンピューターで弥生販売を使用しており、以下の状況に当てはまる場合には、帳票(販売11形式)のエクスポート・インポートを行います。
帳票の状況 | 対処方法 |
コンピューターごとに別々に帳票データを管理しており、特定の帳票のみ他のコンピューターへ移行したい。 | A-PCで作成した特定の帳票をエクスポートして、B-PCでインポートを行います。 |
コンピューターごとに別々に帳票を作成したため、各コンピューターで使用できる帳票が異なっている。 各コンピューターで同じ帳票を使用したい。 |
B-PC、C-PCで作成した各帳票をエクスポートして、A-PCにインポートを行います。 A-PCですべての帳票インポートを行ったら、A-PCの帳票データのバックアップを作成し、B-PC、C-PCで復元します。 |
弥生販売が同一バージョンの場合のみ、帳票(販売11形式)のエクスポート・インポートを行えます。
1.帳票(販売11形式)のエクスポート
2.帳票(販売11形式)のインポート
1.帳票(販売11形式)のエクスポート
ここではレイアウト編集を行っている帳票「売上伝票[弥生 334401 納品書]自社用」のエクスポート手順を例に説明します。
他の帳票をエクスポートする場合は、読み替えて操作を行ってください。
- クイックナビゲータの[事業所データ]カテゴリから[帳票レイアウタ]をクリックします。
- 「売上伝票[弥生 334401 納品書]自社用」を選択して、[開く]をクリックします。
- [ファイル]メニューから[開く]をクリックします。
- 「売上伝票[弥生 334401 納品書]自社用」を選択して、[エクスポート]をクリックします。
- レイアウト編集を行っている帳票は、[コメント]欄に作成時に付けた名前が表示されます。
- [印刷用紙]名に「*」マークが付いていない場合は、[エクスポート]の前に[形式変換]をクリックしてください。
形式変換を行うと、帳票の印刷速度が向上します。
形式変換済みの帳票には、[印刷用紙]名の後に「*」マークがつきます。
- エクスポートファイルを保存する場所を指定して、[ファイル名]にどの帳票か分かるようなファイル名を入力します。
※「売上伝票[弥生 334401 納品書]自社用」をエクスポートする場合は、「売上伝票_334401納品書_自社用」等と入力します。
- [保存]をクリックします。
選択した帳票がエクスポートファイルとして保存されます。
エクスポートファイルに会社印やロゴマーク等の画像データは含まれません。
画像データの保存場所の確認方法
帳票を印刷するときに画像データを一緒に印刷している場合は、画像データの保存場所を確認して、インポート後に画像データの設定を行います。
- 画像データを配置している帳票を開きます。
- 画像データをダブルクリックします。
- [ビットマップの属性]の[ビットマップ]タブの[ファイル]の場所を確認します。
- 他の帳票もエクスポートする場合は、手順4~6の操作を繰り返します。
2.帳票(販売11形式)のインポート
- クイックナビゲータの[事業所データ]カテゴリから[帳票レイアウタ]をクリックします。
- [帳票形式]に[販売11形式]と表示されているレイアウト名(書式)を選択して、[開く]をクリックします。※ここで選択する書式名は、どの[帳票種別]でも構いません。
- [ファイル]メニューから[インポート]をクリックします。
- [帳票種類]の[▼]をクリックして、エクスポートした帳票レイアウトデータと同じ帳票種類を選択して、[選択]をクリックします。
- エクスポートファイルを保存した場所を指定して、ファイル名を選択して[開く]をクリックします。
- [取込先]で[▼]をクリックして、[新規]を選択して[OK]をクリックします。
エクスポートファイルを選択しても[印刷用紙]や[コメント]が表示されない場合は、手順4で選択した[帳票種類]が異なっているため、帳票種類を選択し直してください。
- インポートが完了すると「1件の帳票をインポートしました。処理を継続しますか?」の確認メッセージが表示されます。
他の帳票レイアウトデータをインポートする場合は[はい]をクリックして、手順4~6を繰り返します。
継続しない場合は[いいえ]をクリックして処理を終了します。画像データを印刷する帳票のインポートを行った場合
インポートを行ったコンピューターで、画像ファイルの追加を行います。
以下のFAQで、旧帳票(販売11形式)の会社ロゴや印鑑などの画像ファイルの追加手順を確認してください。
帳票レイアウタの操作手順
売上伝票、請求明細書、合計請求書をインポートした場合
弥生販売では、印刷時の書式の初期値を設定する機能があります。
売上伝票と請求明細書、合計請求書のインポートを行った場合は、得意先台帳(得意先リスト)で[指定売上伝票][指定請求書]の再設定を行ってください。
売上伝票(納品書)や請求書で印刷書式を固定したい - (各コンピューターで同じ帳票を使用するために帳票のインポートを行った場合のみ)
各コンピューターで同じ帳票を使用するには、以下の操作を行います。- インポートを行ったコンピューターで帳票レイアウトデータのバックアップを作成する
- エクスポートを行ったコンピューターでバックアップを復元する