従業員ごとの勤怠を[タイムカード入力]画面に入力します。[タイムカード入力]画面は、処理中の給与月度と、その翌月分を表示、入力することができます。[タイムカード入力]画面に入力した勤怠データは、そのまま給与明細書に転記することができます。
他のソフトウェアで作成した勤怠のデータを弥生給与に読み込む場合は、 インポートできるデータの条件と項目 を参照してください。
また、勤怠を弥生給与のタイムカード機能で管理しない場合は、勤怠データを給与明細書に直接入力してください。タイムカードに関する設定は必要ありません。
フレックスタイムには対応していません
弥生給与のタイムカード機能は、フレックスタイムなどの特殊な勤務形態には対応していません。
- クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[タイムカード入力]をクリックします。 [タイムカード入力]画面が表示されます。
- [従業員]の▼をクリックして、勤怠を入力する従業員を選択します。
- 休暇や、欠勤、遅刻などがあった場合は事由を選択します。
事由を追加、削除、変更することはできません。
項目 説明 午前有休
午後有休[集計項目]の[有給休暇]に0.5が加算されます。 有給休暇
代替休暇
特別休暇
一般欠勤
病床欠勤
その他休[集計項目]の[有給休暇]、[時間有休]、[代替休暇]、[特別休暇]、[一般欠勤]、[病傷欠勤]、または[その他休]に1が加算されます。
出勤、退勤時刻は入力できません。時間有休 [集計項目]の[有給休暇時間]に有休時間数が加算されます。
有休時間数は、[タイムカード設定]画面で設定している勤務時間帯に従って、入力した出勤、退勤時刻から計算されます。出張 - 出張が通常勤務日、勤務日1、または勤務日2に該当する場合
[タイムカード設定]画面で設定している時間帯に従って、出勤、退勤時刻が入力されます。 - 出張が法定休日または所定休日に該当する場合
[タイムカード設定]画面の通常勤務日に設定している時間帯に従って、出勤、退勤時刻が入力されます。
交通遅延 出勤、退勤時刻を入力します。
遅刻時間は計算されますが、遅刻回数には加算されません。 - 出張が通常勤務日、勤務日1、または勤務日2に該当する場合
- [出勤][退勤][普外(勤務時間内の外出)][残外(勤務時間外の外出)]を必要に応じて入力します。
- [出勤]と[退勤]の時刻は60進法で入力します。
例:17時30分の場合は、「17:30」または「17.30」と入力します。
深夜0時30分の場合は、「0:30」または「0.30」と入力します。 - 24時間を超える勤務時間は入力できません。
1日の勤務時間が24時間を超える場合は、翌日の[出勤]または[退勤]で24時間を超えた時間数を調整してください。 - [普外]と[残外]の時刻は、給与規定で設定した時間の表示方法(60進法または10進法)に従って入力します。
① 勤務日、休日は給与カレンダーに従います。 ② 入力した[出勤][退勤]と[タイムカード設定]画面の設定内容から自動計算されます。 ③ 当月度分の勤怠が集計されます。 [出勤]と[退勤]への時刻の簡易入力
[出勤]または[退勤]で何も入力しないでキーボードの[Enter]キーを押すと、[タイムカード設定]画面で設定した労働時間の開始時刻、終了時刻が自動的に入力されます。
法定休日の労働時間が[法定外]に集計されない
労働基準法では、1か月に60時間を超える法定時間外労働(法定外)が発生した場合、通常の残業手当2割5分増にプラス2割5分増の割増賃金率になります。
ただし「法定休日」の労働については法定時間外労働(法定外)には含まないこととされています。
そのため、法定休日に「出勤」「退勤」時間を登録しても[法定外]に集計されません。
※法定時間外労働の算定について詳しくは、所轄の労働基準監督署にお問い合わせください。従業員の支給形態が時間給制の場合
従業員の支給形態が時間給制の場合は、集計項目の「遅刻」、「早退」、「残業時間」、「休日出勤」、「法定外」は集計されません。
- [出勤]と[退勤]の時刻は60進法で入力します。
- 翌月分を入力したい場合は、[翌月分]をクリックします。
再度クリックすると当月分に戻ります。
タイムカードの修正
[タイムカード入力]画面では、当月分または翌月分について修正することができます。給与明細書へ転記またはタイムカードの印刷後に修正した場合は、必要に応じて再度転記、印刷を行います。
給与計算処理が終了している過去の月度のタイムカードは表示、修正できません。勤怠に誤りがあった場合は、過去データの修正で給与明細書の勤怠項目を修正してください。