事業所データは、日常業務が保存されている重要なデータです。データの破損やコンピューターの故障、万一の災害などに備えて、事業所データをバックアップしてください。定期的に外付けのハードディスクやUSBメモリなどのメモリカードにもバックアップすることをお勧めします。
バックアップファイルの作成 バックアップファイルの復元次のような事態に備えて、バックアップをしてください。
- 事業所データを誤って消してしまった場合
- コンピューターの故障やコンピューターウイルスによるデータの損失
- 万一の火災、震災、停電
- 実行後、元に戻すことのできない操作をする場合や操作ミス
バックアップファイルがあれば、バックアップを行った時点の事業所データを復元することができます。作業終了のたびにバックアップすることをお勧めします。バックアップは、事業所データ単位で行われます。会計年度単位で作成することはできません。
使用している事業所データに問題がない場合は、バックアップファイルを復元する必要はありません。
ハードディスク以外にもバックアップファイルを保存
事業所データが消失・破損したときの被害を最小限にするために、ローカルのハードディスク以外にも、外付けのハードディスクやUSBメモリなどのメモリカードにバックアップファイルを保存することをお勧めします。
データファイルとバックアップファイル
- データファイル<プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザー以外>
データファイルとは、事業所データのことです。作成した事業所データはデータファイルとして保存されます。
弥生会計ではこのデータファイルを開いて日常作業を行います。 - バックアップファイル バックアップファイルは、事業所データのコピーを圧縮して保存したファイルで、そのままでは開くことはできません。使用するためには、事業所データ(データファイル)に復元する必要があります。
USBメモリなどのメモリカードへのバックアップについて
USBメモリなどのメモリカードをコンピューターに接続している場合は、保存先にメモリカードを指定してバックアップすることができます。
※メモリカードなどのメディアは、メディアの品質劣化などにより正常にバックアップできないことがあります。取り扱いに注意してください。
CD-R/RW(DVD±R/RW)へのバックアップについて
CD-R/RW(DVD±R/RW)にバックアップファイルを保存する場合は、いったん弥生会計でハードディスクにバックアップをした後、バックアップファイルをCD-R/RW(DVD±R/RW)にコピーして保存してください。なお、バックアップファイルがCD-R/RW(DVD±R/RW)の容量を超えた場合、複数に分割して保存することはできません。
※ハードディスクに保存したバックアップファイルをCD-R/RW(DVD±R/RW)に保存する際にはライティングソフトが必要です。詳細は、CD-R/RW(DVD±R/RW)ドライブやライティングソフトのマニュアルを参照するか、お使いのコンピューターメーカーなどに確認してください。
プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザーのみ
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複数の事業所データのバックアップ
弥生会計のバックアップでは、事業所データごとにバックアップを行います。バックアップツールを使うと、データベースに保存されている複数の事業所データを一括してバックアップすることができます。
一括バックアップツールの概要 - 共有フォルダーのアクセス権限の確認
バックアップファイルの作成や復元には、共有フォルダーを使用します。バックアップ処理がエラーとなる場合は、この共有フォルダーのアクセス権限の確認をしてください。
共有フォルダーについては、 サーバーの設定 を参照してください。
自動バックアップ<プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザー以外>
初期設定では、弥生会計の終了時には自動バックアップが行われます。自動バックアップのファイルは、初期設定の保存先フォルダーに保存されます。保存先の変更はできません。
データファイルの破損など、万一の場合に備えて自動バックアップファイルは削除しないでください。
また、コンピューターに問題が発生した場合は自動バックアップファイルが復元できないことがあります。USBメモリなどのメモリカードなどにも必ずバックアップしてください。
自動バックアップは、[環境設定]画面の[起動、終了]タブで設定します。
弥生会計の環境設定- 自動バックアップのファイル名 「$弥生情報デザイン-1.KD**.KB**」のように、先頭に「$」が付き、ファイル名に「-1」のように番号が付きます。「1」が最も新しく、大きい番号ほど古くなります。
プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザーの自動バックアップ
弥生会計の自動バックアップは設定できません。自動バックアップを行うには、バックアップツールの自動バックアップ機能を使います。