受取手形/支払手形の顛末には、通常の顛末以外にも次の場合があります。
顛末例ごとの手順の概要を説明します。
受取手形一覧の顛末例
- 相手側からの申し入れなどで期日が延期された
受取手形一覧で顛末を「更改」に更新し、手形期日を入力し直します。
更改したことで利息が発生した場合は、この利息の仕訳は生成できません。利息の仕訳は別途入力してください。
- 買掛金などの支払に充てるため、手形を裏書譲渡した
受取手形一覧で顛末を「裏書」に更新し、仕訳を生成します。
裏書譲渡先の勘定科目と補助科目を選択する必要があります。
- 手形を銀行で割引してもらった
受取手形一覧で顛末を「割引」に更新し、仕訳を生成します。
割引を行う銀行の選択と、割引料の入力をする必要があります。
ただし、割引料が事後に発生する場合は、割引料が決定してから仕訳を生成します。割引料引き落としの日付が割引を行った日付と異なる場合は、仕訳の生成後、仕訳日記帳で割引料引き落としの仕訳の日付を修正します。
- 手形を発行した得意先へ返還した 受取手形一覧で顛末を「返還」に更新し、仕訳を生成します。
- 手形が不渡になった
受取手形一覧で顛末を「不渡」に更新し、仕訳を生成します。
支払手形一覧の顛末例
- 当方からの申し入れなどで期日を延期した
支払手形一覧で顛末を「更改」に更新し、手形期日を入力し直します。
更改したことで利息が発生した場合は、この利息の仕訳は生成できません。利息の仕訳は別途入力してください。
- 発行した手形が仕入先から返還された 支払手形一覧で顛末を「返還」に更新し、仕訳を生成します。