<掛売上取引の流れと証憑>
売上計上のタイミング
いつ売上を計上するかについては、いくつかの基準が定められています。売上計上基準は、自社の業種や業態に応じて合理的なものを採用しましょう。また、一度選択した基準は、原則として継続しなければいけません。<代表的な売上計上基準>
出荷基準 | 会社が商品を出荷したことをもって、売上を計上します。一般的に、卸売業などでよく採用されている基準です。出荷記録となるもの(出荷伝票や納品書控えなど)が、売上の証憑として必要です。 |
引渡基準 | 相手方に商品が引き渡されたことをもって、売上を計上します。一般的に、小売業などでよく採用されます。「物品受領書」が売上の証憑として必要です。 |
検収基準 | 納品した商品の品質、規格などを相手方が検収したことをもって、売上を計上します。システム開発や精密機器などの製造業でよく採用されます。「検収書」が売上の証憑として必要です。 |
弥生会計(やよいの青色申告)での仕訳入力
得意先の掛売上は、以下の2つの仕訳を登録します。1.商品を販売したときの「売上の取引」
(計上するタイミングは、「出荷基準」「引渡基準」「検収基準」など)
2.掛代金の支払いを受けたときの「入金(回収)の取引」
仕訳の入力方法は、以下のリンクを参照してください。
かんたん取引入力で取引を入力
<業務情報>
売掛金に関する仕訳 クレジットカードの売上があるときの処理方法 売上は、代金の入金時に売上で処理してはいけませんか? 売掛金から手数料が差し引かれて入金されたときの仕訳は?