「課税」の場合は、各項目を設定します。自社の消費税の取り扱いがわからない場合は、税理士や最寄りの税務署に確認して設定してください。
消費税の設定消費税設定 | |
事業者区分 | 「課税」または「免税」を選択します。「課税」を選択した場合は、[課税期間開始日設定]をクリックして、課税に切り替える日付を設定します。 期中に免税から課税(本則課税、簡易課税)に変更する方法 |
課税方式 | 「本則課税」または「簡易課税」を選択します。簡易課税制度の適用を受ける届出書を、納税地の所轄税務署長に提出している場合は「簡易課税」を選択します。 |
<本則課税の場合> 仕入税額控除 |
課税売上高が5億円超、または課税売上割合が95%未満の場合の控除対象仕入税額の算出方式を、「比例配分」「個別対応」から選択します。 課税売上高が5億円以下、かつ課税売上割合が95%以上の場合は、課税仕入れにかかわる消費税額が全額控除対象になります。
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経理方式 | 経理方式を「税抜」「税込」「混合」から選択します。「税抜」「混合」を選択した場合は、仕訳入力時の消費税の入力方式(税計算区分)を「内税入力」「外税入力」「別記」から選択します。 科目別に消費税額を確認する方法 「税込」「混合」でAEの場合一括税抜処理を使って、消費税仕訳を自動生成することができます。
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税端数処理 | 消費税に円未満の端数が発生した場合の処理方法を「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」から選択します。 ※仕入税額控除(80%経過措置)(50%経過措置)の税端数処理は、ここで設定した内容にかかわらず一律で「四捨五入」となります。 |
<簡易課税の場合> 簡易課税事業区分 |
簡易課税制度の選択届出書に記載した事業者区分を選択します。選択した事業者区分は、帳簿や伝票の入力時に初期値として表示されます。複数の事業区分にまたがる事業を営む場合は、使用頻度が高い事業区分を選択します。 また、[科目設定]で、科目ごとに簡易課税事業区分の初期値を設定することもできます。 簡易課税事業区分 |
経過措置設定 | |
<インボイス対応の場合> |
経理方式と仕訳の入力金額
設定した経理方式(税計算区分)に応じて仕訳の金額を入力します。下記の入力例では税率10%としています。
税抜 | 内税入力 | 税込みの取引金額を入力します。入力した金額から自動的に消費税が計算されます。 | |
入力/1,100 | 金額/1,100 消費税額/100 | ||
外税入力 | 税抜きの取引金額を入力します。入力した金額から自動的に消費税が計算されます。 | ||
入力/1,000 | 金額/1,000 消費税額/100 | ||
別記 | 取引の税抜きの仕訳と消費税の仕訳を別々に入力します。消費税は自動計算されません。 | ||
仕訳:入力/1,000 | 金額/1,000 消費税額/表示なし | ||
消費税:入力/100 | 金額/100 | ||
税込 | ----- | すべて税込みの取引金額を入力します。 | |
入力/1,100 | 金額/1,100 消費税額/表示なし |
税区分と税計算区分の確認
弥生会計には、あらかじめ必要な税区分、税計算区分が登録されています。どちらもサーチキーと表示の設定のみを変更できます。
税区分や税計算区分を確認するには、[設定]メニューの[消費税設定]から[税区分設定]、[税計算区分設定]をクリックします。
税計算区分の設定