具体的には次の3つに該当するものをいいます。
①既に代価の支払いが完了し、または支払義務が確定していること
②①に対応する役務(サービス)の提供を受けていること
③その効果が将来にわたって発現するものと期待されていること
②①に対応する役務(サービス)の提供を受けていること
③その効果が将来にわたって発現するものと期待されていること
<代表的な繰延資産>
種類 | 内容 | 償却期間 |
創立費 |
会社を設立するためにかかった費用 <具体例> ・定款および諸規則作成のための費用 ・創立事務所の賃借料 ・定款の認証手数料、登録免許税 ・その他会社設立事務に関する必要な費用 |
5年以内 |
開業費 |
会社設立後、営業開始までに支出した開業のための費用 <具体例> ・開業準備期間中の賃借料 ・広告宣伝費 ・通信費 ・交通費 |
5年以内 |
<例:開業費を5年で償却する場合>
創立費や開業費などの費用は、事業開始後に仕訳を入力しておきます。
起業のための費用(開業費)を計上するとき
弥生会計(やよいの青色申告)での決算整理仕訳の入力
決算整理仕訳は、[振替伝票]から入力します。●仕訳例
開業準備時に作成した案内状200,000円、広告宣伝費300,000円を開業費で処理しており、決算時に1/5を償却することにした。
借方 | 貸方 | 摘要 | ||
繰延資産償却(外) | 開業費 | 繰延資産の償却 |
帳簿の入力
<業務情報>
繰延資産とは何ですか? 繰延資産の償却方法は、どのように行ったらよいですか? 繰延資産も[減価償却の計算]欄に記載すべきですか?