証憑のアップロード時、または証憑一覧画面、証憑の詳細画面で、証憑が適格請求書の要件を満たしているか自動で判定することができます。
自動判定できる証憑は、以下のとおりです。
受領証憑 | 発行証憑 |
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自動判定では、以下項目をチェックします。
- 適格請求書に必要な事項が記載されているか
- 登録番号の実在性と有効性
登録番号の実在性と有効性の判定について
国税庁 インボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイトに登録されている情報をもとに、以下項目を検証します。
- 入力した登録番号が国税庁のデータに登録されているか
- 取引日時点で登録番号が有効か
登録番号を国税庁のデータと照合するサービスについて
このサービスは、適格請求書発行事業者公表システムWeb-API機能を利用して取得した情報をもとに作成していますが、サービスの内容は国税庁によって保証されたものではありません。
適格請求書とは
複数の消費税率に対し、仕入税額控除の金額を正しく計算するための方式として、適格請求書等保存方式(インボイス制度)が開始されました。
発注側は、適格請求書発行事業者が発行する適格請求書(インボイス)を受領し保存することが、仕入税額控除の要件として求められます。
適格請求書(インボイス)とは
消費税額が不要な証憑の場合
免税事業者や、非課税、輸出取引のみの証憑の場合は自動判定を行う必要はありません。
適格請求書の自動判定を行う
- 証憑のアップロード時に自動判定を行う
証憑のアップロード時、OCRの実行と同時に請求書区分を判定することができます。
アップロード画面で[OCRを実行する]にチェックを付けて、「アップロード時にOCR/請求書区分判定を実行」を選択し、証憑をアップロードします。
OCRを実行する - 証憑一覧画面の一括操作で自動判定を行う
証憑一覧画面で、選択した複数証憑に一括で請求書区分を判定することができます。
証憑の一括操作 - 証憑の詳細画面で自動判定を行う
証憑の詳細画面で自動判定を行うことができます。
画像右上の[編集]をクリックしてから、「適」マークの付いた項目を入力し、画面下部に表示される「請求書区分チェックを行う」にチェックを付けて保存します。
保管した証憑に情報を設定する
適格請求書の自動判定結果
自動判定の結果は、請求書区分として証憑の一覧、プレビュー画面、詳細画面に表示されます。
<例:証憑の詳細画面>
請求書区分 | 説明 |
適格 | 適格請求書(インボイス)の要件を満たしている |
区分記載 | 適格請求書(インボイス)の要件を満たしていない |
対象外 | 消費税額の記載がない |
- 2023年9月末までの証憑は適格請求書として判定されず、「区分記載」と表示されます。
- 弥生会計製品と仕訳連携した場合、判定結果は[請求書区分]として連携されます。仕訳連携後に弥生会計製品で請求書区分を変更しても、スマート証憑管理の証憑には反映されません。
自動判定結果を手動で変更する
「請求書に登録番号の記載はないが、契約書には記載がある」など、他の証憑と合わせて適格請求書の要件を満たす場合などに対応して、請求書区分を手動で変更することができます。
自動判定した結果を手動で変更するには、証憑の詳細画面上部に表示された「手動で変更する」をクリックします。
請求書区分は自動判定後に手動で変更できるようになります。
手動変更後、再度、手動変更したい場合は、請求書区分をクリックして変更します。