OCR機能を利用すると、アップロードした証憑(画像やPDFファイル)から文字データを読み取り、発行日、取引日、取引先名、金額、明細情報などを証憑の情報として設定することができ、証憑の情報を手入力する作業が軽減されます。
OCR機能は自動実行と手動実行があり、設定で切り替えることができます。
- OCR機能の自動実行
OCR機能の自動実行を設定すると、証憑のアップロード完了時にOCR機能が実行されます。仮保管中の証憑は、取り込み完了後にOCR機能が実行されます。
OCR機能で読み取った証憑の情報は、証憑の詳細画面で確認して、必要に応じて修正します。
保管した証憑に情報を設定する - OCR機能の手動実行
証憑の詳細画面からOCR機能を手動で実行することができます。
OCR機能を実行すると入力項目に読み取った情報が表示されるので、必要に応じて修正します。
<証憑の詳細画面>
- OCR機能で読み取った情報は証憑の詳細画面で必ず確認してください。手書きで正しく読み取れない文字があった場合など修正する必要があります。
- OCR機能を実行した証憑に、再度OCR機能を実行することはできません。
- 弥生販売、Misocaから自動連携された証憑は各製品で入力した情報が自動で保存されるため、OCR機能を実行することはできません。
- 取引先からデジタルインボイス受信した証憑は、証憑の情報が自動で反映されるため、OCR機能を実行することはできません。
- [証憑種別]が「その他」の証憑は、OCR機能を実行することはできません。
- 明細行が多い証憑(150行程度の証憑)をアップロードし、OCRを実行後に保存しようとすると、「実行エラー 不明なエラーが発生しました」と表示されることがあります。エラーメッセージが表示された場合は、以下のどちらかの方法で保存してください。
- 証憑詳細画面の[明細情報]からすべての明細情報を手動で削除して保存する
- OCRを実行せずに、証憑の情報を手動入力して保存する
OCR機能で登録番号を読み取った場合、国税庁のデータと照合します。
- 取引先として登録されている場合は、取引先情報に登録された「取引先名」が詳細情報として設定されます。
- 取引先として未登録の場合は、OCR機能で読み取った名称が詳細情報として設定されます。取引先名を読み取れなかった場合は、国税庁のデータに登録された名称が詳細情報として設定されます。
OCR機能の利用設定を変更する
- メニューの[設定]をクリックします。
- [OCR利用設定]をクリックします。
- 「OCR処理を自動実行する」の右側にあるボタンをクリックして有効/無効を切り替えます。