自社から発行した請求書控えなどの証憑を、スマート証憑管理にアップロードして保管します。
スマート証憑管理に保管できるファイルは以下のとおりです。
- ファイル形式(拡張子)がpdf、png、jpg、jpeg
- ファイルサイズが20MB以内
- ファイルがパスワードで保護されていない
- ファイルが圧縮されていない(Zipファイルなどではない)
- PDFの場合、50ページ以内
アップロード画面から証憑を保管する場合
電子帳簿保存法第7条(電子取引)の法令要件を満たすには、「事務処理規程」の整備が必要です。
事務処理規程のサンプルは以下を参照してください。
法令の詳細については、電子取引のデータ保存についてを参照してください。
弥生販売やMisocaから証憑を保存した場合
弥生販売やMisocaから証憑を保存した場合は[発行証憑(控え)]に証憑が保存されています。
弥生販売、Misocaから保存した証憑の確認
50ページを超えているPDFの場合
50ページを超えているPDFの場合は、1ファイル50ページ以内になるよう複数のファイルに分割し、それぞれアップロードする必要があります。
分割したファイルは関連付けすることができます。
関連証憑を追加する
発行した証憑のアップロード
- マイポータル(Web)にログインして、メニューの[スマート証憑管理]をクリックします。
- メニューの[発行証憑(控え)]をクリックします。
- [発行証憑(控え)のアップロード]をクリックします。
- 表示されたアップロード画面に保管するファイルをドラッグ&ドロップするか、[ファイルを選択]をクリックしてファイルを読み込みます。読み込まれたファイルは、画面下部に表示されます。
一度にアップロードできるファイル数は10件です。 - 必要に応じて[証憑種別][電帳法種別]を選択します。OCRを実行する場合は[証憑種別]に「その他」以外を設定してください。
電帳法種別について
電子帳簿保存法には、「電子取引」「スキャナ保存」「電磁的記録」の3種があります。
詳細は以下のページで確認してください。
電子帳簿保存法についてスマート証憑管理では、「電子取引」「スキャナ保存」を設定することができます。
- 電子取引
電子データで取引先へ送付または取引先から受領した取引情報(証憑)を、一定の保存要件のもとに電子データのまま保存する - スキャナ保存
スキャナ保存制度に対応した証憑を保存する
スマート証憑管理で「スキャナ保存」に対応する
上記以外の証憑は「対象外」を設定してください。
- 電子取引
- 必要に応じてアップロード時にOCRを実行するか設定します。
[証憑種別]を「その他」以外に設定すると[OCRを実行する]が有効になります。OCR実行しない場合はチェックを外してください。
OCRを実行するアップロード時に請求書区分判定を行う場合
OCRの実行と同時に請求書区分判定を行うことができます。
[OCRを実行する]にチェックを付けて、「アップロード時にOCR/請求書区分判定を実行」を選択します。
適格請求書の自動判定 - 必要に応じて[取引先名][部門]を設定します。※[部門]は弥生会計(やよいの青色申告)と会計連携設定している場合に表示されます。
取引先名について
取引先名の入力欄をクリックすると、取引先管理に登録済みの取引先名が入力候補として表示されます。入力候補は取引先管理に登録されている中から登録順に最大10件表示されます。
取引先名の一部を入力すると、登録済みの取引先名が絞り込まれて表示されます。弥生会計で「部門」を追加・編集・削除した場合
部門設定の最新情報は、弥生会計から「スマート取引取込」を起動した後、アップロード画面から[部門]の右側のボタンをクリックすることで反映されます。
- [アップロード]ボタンをクリックします。アップロードの進行状況が表示されて、ファイルがアップロードされます。
※アップロード中は一部の機能が制限されて操作できません。
アップロードしたファイルが一覧に追加されます。同一画像データかつ同一ファイル名のファイルはアップロードできません
以下のファイルと同一画像データかつ同一ファイル名のファイルはアップロードできません。ファイル名を変更してアップロードしてください。
- 既にスマート証憑管理の[受領証憑]または[発行証憑(控え)]の[証憑一覧]に存在するファイル
- 会計連携をしている場合、連携中のスマート取引取込のスキャンデータ取込に存在するファイル
同一画像データかつ同一ファイル名のファイルを読み込むと[〇件のファイルが、重複しています。]というエラーが表示されます。
ファイル名を変更してファイルを読み込みし直すか、[アップロード]をクリックして表示される[ファイル名の変更または取り消し]画面でファイル名を変更してから、アップロードしてください。
アップロードした証憑の確認
アップロードしたファイルは[発行証憑(控え)]画面で確認することができます。
電子帳簿保存法に則して利用する場合は、アップロードした証憑を開いて情報を設定する必要があります。
- メニューの[発行証憑(控え)]をクリックします。[発行証憑(控え)]画面が表示されます。
- 必要に応じて検索条件を設定して、対象の証憑を検索します。 証憑を検索する
- 確認したい証憑を選択して、表示されたプレビュー画面で[詳細を見る]をクリックします。証憑の詳細画面が表示されます。
プレビュー画面の表示設定
プレビュー画面を表示せず、一覧から証憑をクリックして証憑の詳細画面を直接開くようにするには、[発行証憑(控え)]画面で「証憑プレビューを利用する」をオフにしてください。
証憑画像の表示
証憑の画像は、分割せずに拡大/縮小や想定する最大サイズの原稿まで1ページで全体を確認することができます。
- 必要に応じて設定した情報を修正します。 保管した証憑に情報を設定する
証憑一覧情報のエクスポート
一覧に表示されている証憑の情報をCSVファイルでエクスポートすることができます。
CSVファイルには、ファイル名、取引先名、金額、証憑種別、登録日などの情報が保存されます。
[発行証憑(控え)]の右にあるメニューから「CSV形式でエクスポート」を選択して、CSVファイルをダウンロードします。(ダウンロード後に印刷可能です)
弥生会計(やよいの青色申告)からの証憑アップロード
弥生会計(やよいの青色申告)の登録した仕訳から証憑ビューアーでスマート証憑管理に証憑をアップロードすることができます。
登録済みの仕訳に証憑を登録する