月の集計の詳細確認方法(タイムカード) 弥生勤怠 Next サポート情報

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タイムカード画面に表示されている[月の集計確認]ボタンをクリックすると、月別データの時間集計の計算手順を確認できます。

※このボタンは全権管理者だけに表示されます。
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これによって、変形労働や割増残業、月別データの丸めを設定している場合に、これらの設定がどのように適用されているかを確認できます。

月の集計表示例

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  • 「タイムカード(カスタム)」画面には[月の集計確認]は表示されません。通常の「タイムカード」画面にてご確認ください。
  • 丸め機能のご利用には内部設定が必要です。利用したい場合は、サポートセンターへ「出勤/退勤打刻の丸め単位」機能の追加をご依頼ください。

目次

  • 月の集計の確認方法
    • 1. 日別の集計欄には累計が表示されます
    • 2. 週の集計 適用前 / 適用後
    • 3. 月の集計 適用前 / 適用後
    • 4. 割増残業適用後
    • 5. 丸め適用後
  • 月の集計の表示例
    • 設定例
    • 計算手順の表示

月の集計の確認方法

1. 日別の集計欄には累計が表示されます

「月の集計」画面の各日に表示される集計欄には、日ごとの集計時間ではなく、その日までの累計の集計時間が表示されます。
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2. 週の集計 適用前 / 適用後

「週の集計 適用前 / 適用後」欄(黄色の行)は、対象者の雇用区分に「週の法定労働時間」が設定されている場合、または、対象者の雇用区分に「変形労働」かつ「週単位」が設定されている場合に表示されます。
「週の法定労働時間」の設定方法 / 計算方法 変形労働の設定方法(任意設定)

この欄には「週の法定労働時間」または「週単位の変形労働」の、適用前後の集計値が表示されます。
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3. 月の集計 適用前 / 適用後

「月の集計 適用前 / 適用後」欄(画面最下部の緑色の行)は、対象者の雇用区分に「変形労働」かつ「月単位」もしくは「年単位」が設定されている場合に表示されます。年単位の変形労働の場合は、「労働基準時間」は非表示になります。
変形労働の設定方法(任意設定)

この欄には「月単位の変形労働」または「年単位の変形労働」の、適用前後の集計値が表示されます。
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4. 割増残業適用後

「割増残業適用後」欄(画面最下部の緑色の行)と、集計項目「割増残業」「割増深夜残業」「割増残業2」「割増深夜残業2」は、「割増残業集計機能」が設定されている場合に表示されます。
月45時間 / 月60時間超過の割増残業集計方法(割増残業集計機能)

  • 「使用しない」→ 表示されません
  • 「1段階の割増残業を使用する」→ 「割増残業」「割増深夜残業」が表示されます
  • 「2段階の割増残業を使用する」→ 「割増残業2」「割増深夜残業2」が上記に加えて表示されます

この欄には、割増残業の適用後の集計値が表示されます。
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5. 丸め適用後

「丸め適用後」欄(画面最下部の緑色の行)は、内部設定で以下のうち1つ以上の機能が「使用する」になっている場合に表示されます。

  • 出勤/退勤打刻の丸め
  • 月別データの丸め
  • 日別データの丸め
  • 打刻休憩時間丸めのタイミング
  • 休憩(外出)開始/終了の丸め
  • 出退勤予定時刻前後の打刻のみなし丸め

この欄には、対象者の雇用区分で月別データの丸め単位が設定されている場合に、丸め設定を適用した後の集計値が表示されます。
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  • 労働時間は1分単位で計算するのが原則です。丸めを設定する際は、労働基準法や貴社の就業規則をご確認ください。
  • 丸め単位を設定するには、雇用区分設定の、拡張機能カテゴリまたはスケジュールカテゴリの[詳細]にて設定してください。
    「雇用区分設定」の設定方法

月の集計の表示例

月の集計の表示方法を、例をあげて解説します。

設定例

「割増残業」と「月別データの丸め単位」を同時に設定している場合の表示例を解説します。

割増残業の設定内容

  • 設定 > その他 > オプション > 勤怠管理設定カテゴリ > 割増残業集計機能:「1段階の割増設定を使用する」
  • 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] >月の時間外集計カテゴリの「割増残業」 > 「割増し開始時間」を「45時間」で設定
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月別データの丸め単位の設定内容

設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > 拡張機能カテゴリ > 月別データの丸め単位で「所定」「所定外」「残業」「深夜所定」「深夜所定外」「深夜残業」の丸めを「特60(1~29分までは切り捨て、30~59は切り上げ)」で設定。
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計算手順の表示

「割増残業」と「月別データの丸め」が設定されている場合、「割増残業」から先に適用されます。

1. 「割増残業」の適用

残業時間+深夜残業時間+法定外休日残業時間+法定外休日深夜残業時間の値が45時間を超えると、超過した時間数が「割増残業適用後」行の「割増残業」「割増深夜残業」欄に計上されるようになります。
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更に詳しく解説します。この例では、11月26日までで、残業時間は40時間57分、深夜残業時間は49分となっています。
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これらの合算は41時間46分です。

「割増し開始時間」は45時間なので、割増残業が計上されるまであと3時間14分です。また、「割増し優先順位:深夜残業(法定外休日深夜)から優先的に割増残業時間に計上する」と設定されているので、割増残業には深夜残業時間から優先的に計上されます。

11月27日から割増残業時間への計上が始まります。この日の集計は残業時間が4時間13分、深夜残業時間が1時間1分です。

割増残業に計上される優先順位は深夜残業時間からなので、ここでは残業時間から残りの3時間14分に充当されます。残業時間4時間13分のうち、3時間14分が通常の残業時間、残りの59分が割増残業として計上されます。よって、残業時間3時間14分、割増残業59分、割増深夜残業時間1時間1分となります。

11月28日以降の「残業時間」「深夜残業時間」は、すべて「割増残業時間」「割増深夜残業時間」に計上されます。

2. 「月別データの丸め単位」の適用

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「割増残業適用後」欄の集計値に対して、月別データの丸目単位が適用されます。「特60(1~29分までは切り捨て、30~59は切り上げ)」が適用され、「丸め適用後」欄には以下の集計値が表示されます。

  • 所定時間:168時間 → 168時間
  • 残業:44時間11分 → 44時間
  • 深夜残業:49分 → 1時間
  • 割増残業:5時間27分 → 5時間
  • 割増深夜残業:1時間35分 → 2時間

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