決算整理仕訳は帳簿と決算時点の状況にずれが生じないように、減価償却費や棚卸資産を計上するなど、決算時に行う特別な仕訳処理のことです。
通常の仕訳と同様に仕訳帳や総勘定元帳で作成しますが、通常の仕訳とは区別して作成します。帳簿や集計表では、決算整理仕訳のみや、決算整理仕訳を含めないなどの条件で、表示や集計ができます。
決算整理仕訳については決算整理仕訳とは?手順や注意すべきポイントなどを解説も参照してください。
決算整理仕訳の作成
決算整理仕訳は仕訳帳や総勘定元帳で作成します。仕訳の入力時に[決算]をオンにします。登録済みの仕訳を編集の状態にして、決算整理仕訳に変更することができます。
[決算]をオンにすると、日付が期末日になり「決」アイコンが表示されます。
仕訳の入力手順は
仕訳を作成・編集・削除する
を参照してください。
<仕訳帳の場合>
<総勘定元帳の場合>
決算整理仕訳の確認
決算整理仕訳を確認するには、仕訳帳や残高試算表などの表示期間の選択で「決」を選択します。決算整理仕訳は期末日で作成されますが、期末月(下図では3月)を選択しても決算整理仕訳は含まれません。
「決」だけを選択すると、決算整理仕訳のみが表示され、他の月と「決」を選択すると、選択した月と決算整理仕訳が表示されます。