計算単価項目を設定する 弥生給与 Next サポート情報

ID:ida29345

[固定単価・計算単価管理]画面の[計算単価]タブで[計算単価項目を追加]をクリックすると、[計算単価項目の設定]画面が表示されます。
計算単価では、[明細項目の設定]画面で欠勤控除や普通残業手当などを設定する場合の[計算式]で使用する1日または1時間当たりの単価の計算方法を登録します。
明細項目を設定する

所定労働日数・時間を設定する

計算単価の計算には、所定労働日数・時間の設定が必要です。所定労働日数・時間は、計算単価を求める際の分母の値となります。
所定労働日数・時間の設定する方法は2つあります。

  • 毎月同じ所定労働日数・時間を設定したい場合
    12か月の平均を設定します。
    給与規定から所定労働日数・時間を設定します。
    メニューの[設定]‐[給与規定]にある所定労働日数・時間に「1か月平均所定労働日数」「1か月平均所定労働時間」「1日平均所定労働時間」を設定します。
    [給与規定]画面 給与カレンダーから勤務日や休日を設定すると、平均を自動算出することもできます。
    給与カレンダーを設定する 従業員ごとに異なる所定労働日数・時間を設定したい場合は、メニューの[従業員]‐[業務情報]から設定します。
    従業員ごとの所定労働日数・時間を設定する
  • 各月の勤務状況に合わせた実数を設定したい場合
    当月の実数を設定します。
    当月の実数は、給与カレンダーから設定する方法と、任意の勤怠項目を設定する方法の2つがあります。
    • 給与カレンダーから設定する
      給与カレンダーで勤務日や休日を設定すると、給与カレンダーの「所定労働日数・時間」に期間(締切日)ごとに自動計算されます。
      給与カレンダーを設定する
    • 任意の勤怠項目を設定する
      給与支給手続きの明細(入力)画面に入力されている、選択した明細項目の値が計算に使用されます。
      この後の計算単価の設定の際、実数として使用する勤怠項目で設定します。

計算単価項目を設定する

[計算単価項目の設定]画面で、計算単価項目を設定します。

項目説明
計算単価名ここに入力した名称が[明細項目の設定]画面の[計算式]の[計算単価項目名]に表示されます。
単位計算単価の単位を「1日当り」または「1時間当り」から選択します。
所定労働日数・時間数計算単価の分母で使用する所定労働日数・時間数として「12か月の平均」または「当月の実数」を選択します。
「当月の実数」を選択した場合、「給与カレンダー」または「任意の勤怠項目」を選択します。
「任意の勤怠項目」を選択した場合、実数として使用する勤怠項目を選択します。
端数処理端数処理の処理方法を選択します。端数処理を行わない場合は、「行わない」を選択します。
端数金額計算単価で端数が発生した場合の端数処理の基準額を選択します。
計算に使用する支給項目 計算単価の分子で使用する支給項目を選択します。

「循環参照となるため設定できません。」と表示される

設定の保存時にこのメッセージが表示される場合、計算単価の「計算に使用する支給項目」で選択している明細項目が、2つ以上の明細項目間で循環参照となっています。
循環参照とならないよう、設定内容を見直してください。

<循環参照となる例>
・明細項目A = 勤怠項目 × 計算単価1 × 倍率
・明細項目B = 勤怠項目 × 計算単価2 × 倍率

計算単価1の「計算に使用する支給項目」に「明細項目B」が選択されている
計算単価2の「計算に使用する支給項目」に「明細項目A」が選択されている

上記のような設定の場合、明細項目Aの計算のために明細項目Bの金額が必要になります。さらに、明細項目Bの計算のために明細項目Aの金額が必要になります。計算式が循環して計算が終了できなくなるため、このような設定はできません。

計算単価の計算は、[明細項目の設定]画面で設定した内容によって求め方が異なります。

  • 明細項目の設定で、[項目の属性]が「手入力」、「固定単価」、「計算式」で勤怠項目の単位が「回数」の場合
    [明細(入力)]画面に表示されている金額を基に、計算単価を計算します。
    • [計算単価]画面の計算単価の単位が「時間」の計算式
      [明細(入力)]画面の明細項目の金額÷「1か月平均所定労働時間」※
    • [計算単価]画面の計算単価の単位が「日」の計算式
      [明細(入力)]画面の明細項目の金額÷「1か月平均所定労働日数」※

    ※[計算単価項目の設定]で「当月の実数」を選択している場合は、設定に基づいた値で計算します。

  • 明細項目の設定で、[項目の属性]が「計算式」で勤怠の単位が「日」または「時間」の場合
    [明細(入力)]画面の[固定単価の設定]に設定されている金額を基に、計算単価を計算します。
    • [計算単価]画面の計算単価の単位:「日」
      [明細項目管理]画面の明細項目の計算式の勤怠の単位:「時間」の場合
      [明細(入力)]画面の[固定単価の設定]の固定単価の値 × 「1日平均所定労働時間」
    • [計算単価]画面の計算単価の単位:「時間」
      [明細項目管理]画面の明細項目の計算式の勤怠の単位:「日」の場合
      [明細(入力)]画面の[固定単価の設定]の固定単価の値 ÷ 「1日平均所定労働時間」

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