「総合振込」として依頼された証憑を、証憑データ化サービスでデータ化する際の入力ルールについて説明します。
データ化可能な総合振込一覧表の条件については以下を参照してください。
証憑データ化のルールについて
総合振込一覧表をデータ化した場合の一例
証憑データ化サービスで総合振込一覧表をデータ化した場合、以下のように弥生会計に取り込まれます。
データ化できない証憑
- 単票の振込明細票や振込依頼書は対象外証憑として扱います。
- 表の列名の行がない、列名の行が空白になっている、あるいは項目の文字が判読できない場合は、どの列が何の項目にあたるのか特定できないためデータ化できません。
対象外証憑として扱います。
アップロード時の注意
複数の総合振込を一度にアップロードする場合は、1つの総合振込単位ごと、かつ1ページ目を先頭に並べてアップロードしてください。
データ化しない明細
以下のような明細はデータ化しません。
- 手書きの斜線や取り消し線が行全体に引かれている
- 証憑アップローダーで除外指定(グレーアウト)されている
除外範囲の指定方法については、以下を参照してください。
証憑データ化の除外指定 - 証憑アップローダーで指定したデータ化依頼範囲外の日付の明細
日付の入力ルール
- 見出し(サマリー)の「振込日」を入力します。
(例)振込指定日、振込実行日 - 証憑上に見出し(サマリー)の記載がなく、かつ前後の証憑から表紙を特定できた場合、表紙の見出し(サマリー)の「振込日」を入力します。
- 証憑上に年月日の記載がなく、かつ前後の同一レイアウトの証憑に年月日の記載がある場合、前後の証憑の記載から年月日を入力します。
- 証憑上に月日の記載はあり、年の記載がない場合、月の記載から、依頼時点での過去直近の年を入力します。
(例)2025/02/09に依頼、証憑の日付は12/20⇒2024/12/20
(例)2025/02/09に依頼、証憑の日付は01/20⇒2025/01/20
(例)2025/02/09に依頼、証憑の日付は02/20⇒2024/02/20
金額の入力ルール
- 「振込金額」を入力します。
- 「先方手数料」「先方負担手数料」の印字があり、金額が記載されている場合は、記載されている手数料金額を入力し、振込分に加えて手数料の仕訳を生成します。
「手数料」の項目はあるが「先方」の印字がない場合、依頼時に証憑アップローダーで設定した場合に限り、記載されている手数料金額を入力し、振込分に加えて手数料の仕訳を生成します。
弥生会計に取り込むと「!」の付箋が付きます。
手数料の仕訳例や依頼時の設定については以下を参照してください。
手数料設定
なお以下の場合は、手数料の仕訳は生成されません。
- 証憑に「手数料」の項目がない
- 証憑に「手数料」の項目はあるが、金額がない、または0円(読み取れない場合も含む)
- 証憑に「手数料」の項目はあるが、手数料負担区分に「当方」の印字がある
摘要の入力ルール
以下の優先順位で振込先名を入力します。
見出し(サマリー)の「振込データ名」や「振込内容メモ」は入力しません。
①漢字
(例)表の列名「口座名(漢字)」「受取人名(漢字)」に記載の漢字部分
②カタカナ
(例)表の列名「口座名(カナ)」「受取人名(カナ)」に記載のカタカナ部分
上記の例ではカタカナと漢字が上下に併記されているため、漢字を摘要としてデータ化します。