[バックアップ]や[バックアップファイルの復元]でエラーメッセージが表示される(Windows 11/10の場合) 弥生会計 サポート情報

ID:ida23829

クライアントコンピューターから事業所データのバックアップ、またはバックアップファイルの復元をするときに、エラーメッセージが表示されバックアップできない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 【原因1】
    サーバーコンピューターに、クライアントコンピューターのユーザー名が設定されていない
    またはクライアントコンピューターにログインする際のパスワードと異なる
  • 【原因2】
    サーバーコンピューターの共有フォルダーへのアクセス権限がない
  • 【原因3】
    サーバーコンピューターの共有フォルダーが正しく共有設定されていない

【原因1】
サーバーコンピューターに、クライアントコンピューターのユーザー名が設定されていない
または、クライアントコンピューターに、ログインする際のパスワードと異なる

ユーザー名やパスワードが正しく設定されていない場合、「バックアップ」や「バックアップファイルの復元」が行えないことがあります。
サーバーコンピューターに、アクセスするクライアントコンピューターのユーザー名が設定されているかを確認します。確認作業は管理者権限のあるユーザーで行ってください。

クライアントコンピューターのユーザー名の確認方法は、クライアントコンピューターの[コントロールパネル]-[ユーザーアカウント]で確認します。
パスワードを設定せずにWindowsを起動している場合は、同じ画面でパスワードを設定します。設定方法は管理者にご確認ください。

OSの種類や環境によっては、画像が異なります。詳しくはネットワーク管理者へ確認ください。


【サーバーコンピューターにクライアントコンピューターのユーザー名が設定されていない場合】

サーバーコンピューターに「クライアントコンピューターのユーザーアカウント」と「パスワード」を作成します。
  • [Microsoft アカウント]を表示します。

    Windows 11

    • [スタート]ボタンをクリックし、[設定]をクリックします。
    • [アカウント]をクリックし[家族とその他のユーザー]をクリックします。
    • [アカウントの追加]をクリックします。
      00018131_018
      以降は手順2 新しいアカウントを作成します。へ進んでください。

    Windows 10

    • [スタート]ボタンをクリックし、[設定]をクリックします。
    • [Windowsの設定]の[アカウント]をクリックします。
    • [アカウント]画面の[家族とその他のユーザー]をクリックして、[その他のユーザーをこのPCに追加]をクリックします。
  • 新しいアカウントを作成します。
    • [このユーザーはどのようにサインインしますか?]画面が表示されます。
      [このユーザーのサインイン情報がありません]をクリックします。


    • [Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する]をクリックします。

      Windows 11/10では「Microsoft アカウント」と「ローカル アカウント」を設定することができます。
      ここでは「ローカル アカウント」の設定方法を例に説明します。
      「Microsoft アカウント」の設定方法については、コンピューターメーカーまたは日本マイクロソフト株式会社へご確認ください。


    • [ユーザー名]とパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。


    • 「パスワードを忘れた場合」のセキュリティ設定画面が表示されます。
      [セキュリティの質問]を選び、[答え]を入力し、[次へ]をクリックします。

      新しいアカウントの作成が完了しました。
  • 新しいアカウントの設定をします。
    • 新しく追加したユーザーをクリックします。


    • [アカウントの種類の変更]をクリックします。


    • [アカウントの種類]で「管理者」を選択して、[OK]をクリックします。


    • [アカウント]-[家族とその他のユーザー]画面の「他のユーザー」欄に、
      「管理者-ローカルアカウント」と表示されます。

【クライアントコンピューターにログインする際のパスワードと違う場合】

サーバーコンピューターに設定されているユーザーのパスワードを以下の手順で変更します。
  • 「コントロールパネル」の[ユーザーアカウント]を開きます。
    • 「コントロールパネル」を表示します。

      Windows 11
      [スタート]ボタンから[すべてのアプリ]-[Windows ツール]を選択して[コントロールパネル]をダブルクリックします。

      Windows 10
      [スタート]ボタンからすべてのアプリを表示して、[Windows システム ツール]-[コントロールパネル]をクリックします。


    • [ユーザーアカウント]をクリックします。

    • [ユーザーアカウント]をクリックします。
  • パスワードを変更します。
    • [ユーザーアカウントの変更]画面の[別のアカウントの管理]をクリックします。


    • [変更するユーザーを選んでください]画面で、パスワードを変更するユーザーをクリックします。


    • [パスワードの変更]をクリックします。


    • 変更するパスワードを入力し、[パスワードの変更]をクリックします。

      パスワードが変更され、[アカウントの変更]画面に戻ります。

【原因2】
サーバーコンピューターの共有フォルダーへのアクセス権限がない

共有フォルダーへのアクセス権限がない場合は、「バックアップ」や「バックアップファイルの復元」が行えないことがあります。
共有フォルダーへのアクセス権限を確認します。
  • 共有フォルダーの設定を確認します。
    • デスクトップを表示して、タスクバーの[エクスプローラー]をクリックします。
    • 共有フォルダーの「C:¥ProgramData¥Yayoi¥Backup」が表示されているか確認します。
      「ProgramData」が表示されていない場合
    • 共有フォルダー(「Backup」フォルダー)を右クリックし、[プロパティ]をクリックして[共有]タブを選択します。
    • 以下のような設定になっているかを確認します。
      • フォルダーの共有設定(フォルダー名の下):「共有」
      • ネットワークパス:「¥¥サーバー名¥YAccBackup$」
        (大文字、小文字は区分されません)

      [ネットワークパス]の共有名が「YAccBackup$」になっている場合、手順3へ進みます。
      「YAccBackup$」以外の名称の場合や「共有」と表示されていない場合、手順2へ進みます。
  • 共有フォルダーの共有設定を変更します。
    • [Backupのプロパティ]の[詳細な共有]をクリックします。
    • 「このフォルダーを共有する」にチェックが付いているかを確認し、状況に応じて操作します。
      • 「このフォルダーを共有する」にチェックが付いている場合
        [追加]をクリックすると、[新しい共有]が表示されます。

        [共有名]に「YAccBackup$」と入力して、[アクセス許可]をクリックします。
      • 「このフォルダーを共有する」にチェックが付いていない場合
        チェックを付けて、[共有名]に直接「YAccBackup$」と入力して[アクセス許可]をクリックします。
    • 「Everyone」を選択し、[フルコントロール]の「許可」にチェックが付いていることを確認します。

      チェックが付いていない場合は、チェックを付けます。
    • [OK]をクリックします。
    • [詳細な共有]画面の[OK]をクリックします。
  • 共有フォルダーのアクセス許可のレベルを変更します。
    • [Backupのプロパティ]の[共有]をクリックします。
    • 「Everyone」の[アクセス許可のレベル]で[▼]をクリックします。
    • 「読み取り/書き込み」を選択して[共有]をクリックします。
    • 「ユーザーのフォルダーは共有されています」のメッセージが表示されたら、[終了]をクリックします。
    【原因2】で確認したサーバーコンピューターの共有フォルダーへクライアントコンピューターから[参照]と[書き込み]ができるかを確認します。

    • デスクトップを表示してタスクバーの[エクスプローラー]をクリックします。
    • アドレスバーに直接サーバーの共有フォルダーのパスを入力します。
      例)サーバー名[YAYOI]の場合
      「¥¥YAYOI¥YAccBackup$」と入力し、キーボードの[Enter]キーを押します。(記号は半角で入力します。)
    • フォルダー内に新しいフォルダーを作成できるか確認します。

    ※手順3の操作ができない場合は、[参照]と[書き込み]の権限をシステム管理者に確認してください。

【原因3】
サーバーコンピューターの共有フォルダーが正しく共有設定されていない

共有フォルダーが正しく共有設定されていない場合に、「バックアップ」や「バックアップファイルの復元」が行えないことがあります。
現在の共有フォルダーを削除して新しく共有フォルダーを作成し、正しく共有設定を行います。
  • 「Backup」フォルダーを作成し直します。
    • デスクトップを表示して、タスクバーの[エクスプローラー]をクリックします。
    • 共有フォルダーの「C:¥ProgramData¥Yayoi¥Backup」を削除します。
      「ProgramData」が表示されていない場合
    • 新しいフォルダーを作成し、フォルダー名を「Backup」とします。
  • 「Backup」フォルダーの共有設定を設定します。
    • [Backup]を右クリックして[プロパティ]をクリックします。
    • [Backupのプロパティ]で[共有]タブを選択して、[詳細な共有]をクリックします。
    • 「このフォルダーを共有する」にチェックを付け、[共有名]に直接「YAccBackup$」と入力して[アクセス許可]をクリックします。
    • 「Everyone」を選択し、[フルコントロール]の「許可」にチェックを付けて[OK]をクリックします。
    • [詳細な共有]画面の[OK]をクリックします。
  • 「Backup」フォルダーのアクセス許可のレベルを変更します。
    • [Backupのプロパティ]の[共有]をクリックします。
    • [▼]をクリックして「Everyone」を選択し、[追加]をクリックします。
    • 「Everyone」の[アクセス許可のレベル]で[▼]をクリックします。
    • 「読み取り/書き込み」を選択して[共有]をクリックします。
    • 「ユーザーのフォルダーは共有されています」のメッセージが表示されたら、[終了]をクリックします。

「ProgramData」が表示されていない場合

Cドライブの中に「ProgramData」がない場合は、隠しフォルダーを表示しない設定になっている可能性があります。以下の手順で確認します。

  • [エクスプローラー]が表示されている状態で、[表示]タブをクリックします。
  • [隠しファイル]にチェックを付けます。


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