弥生販売 スタンダード/プロフェッショナルでは、会社と自宅など距離がある場所のコンピューターで同じ事業所データに入力できません。
2台のコンピューターで同じ事業所データに入力するには、以下の運用を行います。
<1台目> (現在使用中のコンピューター) | <2台目> | |
事前準備 | - | 弥生販売をインストール |
運用 | バックアップを作成する | - |
- | バックアップを復元する データに入力 バックアップを作成する | |
バックアップを復元する データに入力 バックアップを作成する |
バックアップを作成するときに、名称を「事業所データ名+日付と時刻」などと付けて保存し、最新データのバックアップだとわかるようにすることをお勧めします。
<1台目>のデータを<2台目>に移行する方法
2台のコンピューターで弥生販売を使用するようにする手順は、コンピューターの移行方法と同様に行います。
新しいコンピューターに弥生販売 25を移行する方法(スタンダード/プロフェッショナル)
※<1台目>のコンピューターでライセンス認証の解除と、プログラムのアンインストールは不要です。
弥生製品のライセンス
弥生製品の使用許諾契約書では、業務を円滑に実施いただくことを目的として、同時に使用しないことを条件にお買い上げいただいたデスクトップソフト1単位ごとに1台のみ追加でソフトウェアをインストールすることが可能です。
会社コンピューターとは別でもう1台のコンピューターでライセンス認証を行うためにご利用ください。
データベース(SQL Server)
2台で交互にデータ入力を行う場合、データベース(SQL Server)のバージョンを合わせる必要があります。
以下の注意点を確認してから、2台目の導入を行ってください。
2回目以降に行う操作
<2台目>で入力後の事業所データのバックアップを作成し、<1台目>に復元します。
2台で交互にデータ入力を行う場合によくあるお問い合わせ
以下をそれぞれ説明します。
2台のコンピューターで最新データのバックアップを弥生ドライブに保存したい
弥生ドライブを利用して、バックアップファイルを弥生ドライブに保存することができます。
弥生ドライブにバックアップファイルを保存するには、弥生ドライブを起動してログイン設定をしておく必要があります。
弥生ドライブの起動 弥生ドライブに弥生製品のバックアップファイルを保存したい(データバックアップサービス)
帳票レイアウタと環境設定のバックアップと復元は毎回必要ですか?
2回目以降にバックアップの作成・復元を行う場合に、基本的に帳票レイアウタと環境設定のバックアップと復元は不要です。
以下の設定変更を行った場合は、帳票レイアウタと環境設定のバックアップ作成と復元を行います。
- 帳票レイアウタ(販売11形式)の編集
- 印刷や画面表示、レポートの集計条件の保存
※弥生販売 スタンダードでは、帳票レイアウタ(販売11形式)の編集は行えません。
2台で交互にデータ入力を行う場合の注意事項
弥生販売では事業所データをデータベース(SQL Server)に保存しています。
最新データのバックアップを複数台のコンピューターで復元するには、SQL Serverのバージョンを合わせる必要があります。
現在使用中のコンピューターのデータベース(SQL Server)バージョンは以下で確認してください。
弥生販売の製品バージョンによって、同梱しているSQL Serverが異なります。
2台のコンピューターのSQL Serverのバージョンが異なる場合は、新しいバージョンのSQL Serverへバージョンアップを行ってください。
製品バージョン | SQL Serverバージョン |
弥生販売 25/24 | SQL Server 2022 |
弥生販売 23~21 | SQL Server 2017 |
SQL Serverのバージョンアップ方法(弥生販売のみ利用)
SQL Serverのバージョンアップ方法(弥生会計/弥生販売を同じコンピューターで利用)
- SQL Server 2014は2024年7月9日に日本マイクロソフト株式会社によるサポートが終了しています。
SQL Server 2014をご使用の場合は、最新のSQL Serverへバージョンアップを行ってください。
SQL Server 2014サポート終了に伴う弥生製品の対応について - SQL Server 2022/2017は64bit版OSにのみインストールできます。
Windows OSとビット数の確認方法