最新のSQL Serverへのバージョンアップは、以下の手順で操作を行います。
SQL Serverがインストールされているコンピューターで操作を行ってください。
移行作業の所要時間
データベース(SQL Server)の移行作業には、お客さまのコンピューターの環境により2時間から3時間程度かかる場合があります。
時間に余裕のあるときに作業を行ってください。
本FAQの対象製品
このFAQでは、データベース(SQL Server)を利用している弥生製品が弥生販売のみの場合の移行手順を説明しています。
弥生販売と弥生会計 プロフェッショナル 2ユーザー、ネットワーク、AE(マルチデータ形式)を同じコンピューターでご利用の場合は、以下のFAQを参照してデータベース(SQL Server)の移行を行ってください。
SQL Serverのバージョンアップ方法(弥生会計/弥生販売を同じコンピューターで利用)
※弥生販売と、弥生会計プロフェッショナル 2ユーザー、ネットワーク、AE(マルチデータ形式)以外の弥生製品はデータベース(SQL Server)を利用していません。
本FAQの内容は動画公開しています
SQL Serverのバージョンアップ方法は動画でも公開しています。以下からご確認ください。
SQL Server 2014サポート終了に伴う弥生製品の対応(弥生販売をご利用の方向け)
- 事前準備
- 現在利用中のSQL Serverのバージョンを確認する
- Windows OSのbit数を確認する
- インストール先の空き容量を確認する
- 複数の拠点でSQL Serverを使用しているか確認する
- 移行手順
- データのバックアップを保存する
- 旧製品のSQL Serverをアンインストール(削除)する
- 最新のSQL serverをインストールする
- 1.で保存したバックアップファイルを復元する
- 事業所データを開く
SQL Serverの移行をスムーズに行うため必ず確認してください
事前準備
-
現在使用中のSQL Serverのバージョンを確認する
現在使用しているSQL Serverのバージョンを確認してください。
SQL Serverのバージョン確認方法 -
Windows OSのbit数を確認する
弥生 24 シリーズに同梱のSQL Server 2022は64bit版OSにのみインストールできます。
Windows OSとビット数の確認方法 -
インストール先の空き容量を確認する
新しいSQL Serverをインストールする際は、インストールするSQL Serverのバージョンによってインストール先ドライブに4.2GB~6GB以上の空き容量が必要です。
十分な空き容量を確保してからインストールを行ってください。 -
複数の拠点でSQL Serverを使用しているか確認する会計事務所や自宅と職場などでバックアップデータのやり取りをしている場合、SQL Serverのバージョンが異なるとデータを開くことができません。
複数の拠点で同一のデータを開く場合は、同じバージョンのSQL Serverに揃えてください。
移行手順
-
データのバックアップを保存する
バックアップを保存したい事業所データを開いて、1つずつバックアップを保存します。
弥生販売のデータと帳票(印刷)データをバックアップする方法弥生製品のデータが複数ある場合
弥生製品のデータがSQL Serverに複数保存されている場合は、すべてのデータをバックアップしてください。SQL Serverを削除すると、SQL Server内の弥生製品のデータはすべて削除されます。
帳票レイアウタのバックアップ
事業所データのバックアップを保存した後、念のため、帳票レイアウタのバックアップを保存してください。
バックアップの復元は弥生販売のデータのみ行います。 - 旧製品のSQL Serverをアンインストール(削除)する
-
最新のSQL serverをインストールする
製品により、インストール手順が異なります。
製品 インストール方法 スタンダード
プロフェッショナルダウンロードした最新バージョンのプログラムをダブルクリックしてインストールします。
インストールについては以下を参照してください。
弥生販売をインストールしよう
※既に最新の弥生販売をご利用の場合、SQL Serverのみインストールが行われます。プロフェッショナル 2ユーザー
プロフェッショナル 5ユーザーダウンロードした最新バージョンのプログラムをダブルクリックしてインストールします。
インストールについては以下を参照してください。
弥生販売をインストールしようネットワーク DVD-ROMを使用してインストールします。
インストールについては以下を参照してください。
データベースのインストール方法(弥生ネットワーク with SQL)SQL Server 2014をインストールした場合は、最新のサービスパックを適用してください。
SQL Server 2014 Service Pack 3(SP3)の適用方法 -
手順1.で保存したバックアップを復元する
弥生製品のメニューから作成したバックアップは、1つずつバックアップを復元します。
- 作成したバックアップを、同じバージョンの弥生販売で復元する場合
以下の手順で、バックアップファイルを復元します。
新しいコンピューターに移行したときや、SQL Serverを再インストールしたときにバックアップファイルを復元する方法弥生販売のバックアップを作成した際に保存した、帳票データのバックアップと環境設定ファイルの復元は不要です。
- 作成したバックアップを、新しいバージョンの弥生販売で復元する場合
SQL Serverの移行と弥生販売のバージョンアップを同時に行う場合は、以下の手順でバックアップファイルのコンバート(変換)を行います。
弥生販売 24へデータをコンバート(変換)する方法プロフェッショナル 2ユーザー/5ユーザー、ネットワークをご利用の場合は、クライアントコンピューターでのコンバートも行います。
クライアントコンピューター(子機)でコンバート(変換)する方法
- 作成したバックアップを、同じバージョンの弥生販売で復元する場合
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事業所データを開く
複数台のコンピューターから事業所データを開いている場合は、すべてのコンピューターで弥生販売を起動して、参照先の設定を行います。
クライアントコンピューターで、データを開くまでに時間がかかる場合は、 SQL Serverのバージョンアップ後、クライアントコンピューター(子機)で弥生製品の起動や操作が遅くなった を参照してください。