税転嫁(消費税の計算方法)を変更する方法と注意事項 弥生販売 サポート情報

ID:ida27873

弥生販売では税転嫁によって消費税額を計算しています。
このコンテンツでは得意先(仕入先)ごとの税転嫁を変更する方法と注意事項を説明します。

税転嫁ごとの消費税額の計算方法の詳細については、以下を確認してください。

弥生販売での消費税の計算方法


税転嫁を変更する際の注意事項

  • 登録済み伝票の税転嫁

    登録済みの伝票の税転嫁は変更されません。
    請求締切(支払締切)を行っている場合、締切処理の完了後に税転嫁の変更を行ってください。
    締切期間に複数の税転嫁が登録されていると、税転嫁ごとに消費税が計算されてしまい、適格請求書(インボイス)の要件を満たさなくなります。

    例)毎月20日締めの場合、20日締めが終わった後、21日以降の伝票を入力する前に税転嫁を変更する

    登録済みの伝票の税転嫁は自動で変更されません。
    伝票の税転嫁の変更は、登録済み伝票の税転嫁を変更する方法を確認してください。

  • 伝票の複写、払い出し(受け入れ)

    伝票複写や払い出しを行う際に得意先台帳(仕入先台帳)の税転嫁は読み込みません。税転嫁の変更前に登録した伝票の複写、払い出し(受け入れ)を行うときは、税転嫁が正しく表示されているか確認してください。

  • 消費税額を集計するレポートの表示

    税転嫁を変更することで、消費税額を集計できるレポートの表示が変わることがあります。
    弥生販売で消費税額を確認できるレポートについては、以下を確認してください。

    消費税率ごとに売上金額(仕入金額)や消費税額を確認できるレポート


税転嫁の初期値を変更する方法

得意先台帳(仕入先台帳)の各取引先の税転嫁の初期値を変更します。
まとめて税転嫁を変更する方法として、以下を説明します。


得意先リスト(仕入先リスト)で税転嫁を変更する

得意先リストを例に説明します。仕入先リストの場合は、読み替えて操作を行ってください。

  • [台帳]メニューの[得意先リスト]をクリックします。

    特定の締グループの税転嫁を変更したい場合

    [絞り込み]をクリックして、締グループを絞り込んでから手順2以降を行います。

  • [税転嫁]をクリックし、以下のような状態にします。
  • 変更したい[税転嫁]に応じた数字キーを押下します。 外税/伝票計:1
    外税/請求時:2
    外税/請求時調整:3
    内税:4
    内税/総額:5
    内税/請求時:6
    輸出(免税):7
    外税/手入力:8
  • エンターキーまたは[↓]キーを押下すると[税転嫁]を変更できます。
  • 手順3と4を繰り返します。

台帳をExcelへ書き出し、修正した内容を既存の台帳へインポートする

弥生販売の台帳をExcelへ書き出し、修正した内容を既存の台帳へインポートすることで台帳の内容を一括で変更できます。
Excel書き出しを利用して、修正内容をインポートする手順は以下のコンテンツを参考に操作を行ってください。

台帳の内容を一括で変更したい

登録済み伝票の税転嫁を変更する方法

得意先台帳(仕入先台帳)の税転嫁の初期値を変更しても、登録済みの伝票には反映しません。
登録済みの伝票の税転嫁は以下の手順で変更します。

売上伝票(仕入伝票)の税転嫁を変更する場合、請求締切(支払締切)を取り消してから操作を行います。
また、売上伝票承認(仕入伝票承認)を使用している場合、承認取り消しをしてから操作を行います。
伝票の修正や削除ができない

売上伝票の税転嫁を変更する場合

ここでは例として、9月21日から10月20日の売上日で税転嫁「外税/伝票計」で入力した「A002 厚木産業株式会社」の売上伝票を、税転嫁「外税/請求時調整」に変更する手順を説明します。

修正件数が多く一覧を先に確認したい場合は、売上伝票以外の税転嫁を変更する場合の手順でも修正できます。

  • クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[得意先への売上]をクリックします。
  • [検索]をクリックします。
  • [売上日][税転嫁][得意先]または[請求先]を指定し、[検索]をクリックします。
  • [検索結果]に表示された取引内容を1件選択して、[ズーム]をクリックしてから[閉じる]をクリックします。
  • [税転嫁]欄をクリックして、「外税/請求時調整」に変更して[登録]をクリックします。
  • [検索]をクリックして、検索結果すべてで手順4~5の操作を繰り返します。すべての売上伝票の修正が終わったら、必要に応じて売上伝票承認、請求締切を行います。

修正した売上伝票は【修正または削除されました】と表示されます。

売上伝票以外の税転嫁を変更する場合

ここでは例として、9月21日から10月20日の売上日で税転嫁「外税/伝票計」で入力した「A002 厚木産業株式会社」の売上伝票を、税転嫁「外税/請求時調整」に変更する手順を説明します。
売上伝票以外の税転嫁を変更する場合伝票以外の税転嫁を変更する場合は、読み替えて操作を行ってください。

  • クイックナビゲータの[売上レポート]カテゴリから[売上明細表]をクリックします。
  • [条件設定]をクリックします。
  • [絞込]タブで[得意先]を指定し、[期間]タブで日付を指定して[OK]をクリックします。
  • 集計結果が表示されたら、税転嫁を変更する取引を選択して[ズーム]をクリックします。
  • [税転嫁]欄をクリックして、「外税/請求時調整」に変更して[登録]をクリックします。
  • 売上明細表画面に戻り、手順4~5を繰り返します。すべての売上伝票の修正が終わったら、必要に応じて売上伝票承認、請求締切を行います。

売上伝票で税転嫁を変更しても、売上明細表の税転嫁は即時に変更されません。
売上明細表の税転嫁を再表示させるには、[集計]をクリックしてください。

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