ユーザーを登録して、ユーザーごとにパスワードや使用する機能を設定することで、事業所データを保護することができます。
複数の事業所データがある場合は、事業所データごとにそれぞれユーザー管理を設定する必要があります。
ユーザー管理の設定をする場合は、事業所データを使用するユーザーを登録します。ユーザーごとに必要に応じてパスワードや機能制限を設定することができます。
ユーザー管理でユーザーを登録すると、事業所データを開く際に[ログイン]から設定したユーザー名を選択し、パスワードを入力すると事業所データを開くことができます。
プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザーの場合
登録したユーザーは同時に事業所データへアクセスし、仕訳入力などの作業を行うことができます。排他モードで開いた場合はその間、他のユーザーはアクセスすることができなくなります。
複数のユーザーで使用する場合のメニューに関する制限事項
事業所データを排他モードで開く
ユーザーの作業ログ
ユーザー管理で登録したユーザーについては、作業ログを確認することができます。
ユーザーの作業ログの表示ユーザーの権限
初期設定のユーザーとして「管理者」が用意されています。追加するユーザーには、必要に応じて権限を設定することができます。
管理者の権限 | 「管理者」と同等の権限を持つユーザーに設定する権限です。ユーザー管理およびデータの受信を行うユーザーには「管理者の権限」が必要です。 「管理者の権限」を設定しないユーザーは、使用する機能を制限することができます。「管理者の権限」がないユーザーは、ユーザー管理の設定やデータの受信はできません。◆ データの送受信機能はやよいの青色申告では対応していません。 |
承認権限 | <プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザーの場合> 仕訳の承認をするユーザーに設定する権限です。 |
取消権限 | <プロフェッショナル 2ユーザー/ネットワーク/AEのマルチユーザーの場合> 承認された仕訳の承認を取り消すユーザーに設定する権限です。 |
管理者(初期設定) | 初期設定で用意されているユーザーです。仕訳の承認、取り消しを除く、すべての機能が使用できます。パスワードの変更のみが可能で、削除はできません。 |
承認権限と取消権限
仕訳の承認機能を有効にしたデータでは、登録するユーザーに対して「承認権限」「取消権限」の設定ができます。仕訳承認機能を利用するには、仕訳の承認権限を与えるユーザーの登録が必要です。ただし、初期設定の「管理者」に承認権限を設定することはできません。
仕訳の承認機能の概要使用できる機能の設定
- 使用できるメニューの設定 管理者の権限がないユーザーは、使用する機能をメニュー単位で設定できます。例えば、あるユーザーが使用できるメニューを、仕訳日記帳と伝票のみにできます。
- 使用できる機能の設定
仕訳、科目設定、部門設定については、メニューよりも詳細に、操作(追加、編集(修正)、削除)単位で制限することができます。機能単位で制限できる項目は次の表のとおりです。
例えば、「仕訳の編集」「仕訳の削除」を不使用に設定すると、仕訳の編集、削除が可能なすべての画面で、仕訳の編集、削除ができなくなります。
制限できる機能 | 制限内容 |
仕訳の追加 | 帳簿・伝票など、すべてで仕訳の新規入力ができなくなります。 |
仕訳の編集 | 仕訳の修正や承認ができなくなります。新規入力、削除はできます。 |
仕訳の削除 | 仕訳の削除ができなくなります。 |
他ユーザーが入力した仕訳の表示 | 他のログイン名でログインして入力された仕訳を非表示にします。 |
勘定科目の追加 | 勘定科目の追加ができなくなります。 |
勘定科目の編集 | 勘定科目の修正ができなくなります。追加、削除はできます。 |
勘定科目の削除 | 勘定科目の削除ができなくなります。 |
補助科目の追加 | 補助科目の追加ができなくなります。 |
補助科目の編集 | 補助科目の修正ができなくなります。追加、削除はできます。 |
補助科目の削除 | 補助科目の削除ができなくなります。 |
部門の追加※ | 部門の追加ができなくなります。 |
部門の編集※ | 部門の修正ができなくなります。新規追加、削除はできます。 |
部門の削除※ | 部門の削除ができなくなります。 |
◆ 弥生会計はグレードにより機能が異なります。本文中の一部の機能は、グレードによっては搭載されていないことがあります。
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