以下の手順で税転嫁が[外税/手入力]になっている伝票を検索して、修正してください。
ここでは請求明細書を例に説明します。支払明細書の場合は、[請求]を[支払]、[売上]を[仕入]、[得意先(請求先)]を[仕入先]と読み替えて作業してください。
※弥生販売 スタンダードには仕入伝票、支払明細書の機能はありません。
今回は請求先:「H001 ハマ屋 株式会社」の[20**年12月31日]分の請求書で消費税が0円になっていた場合を例に説明します。
一部の伝票分しか消費税が計算されていない場合は、以下を確認してください。
請求明細書の消費税額が合わない
請求締切の取り消し手順
- [売上]メニューから[請求締]-[請求締切の取消]をクリックします。
- 消費税が計算されなかった請求先の締日を指定します。 ここでは[20**年12月31日]とします。
- [集計]をクリックします。
請求先が集計されない場合は、[締グループ][締日]が間違っていることが考えられます。該当の請求先の請求明細書画面で[履歴表示]をクリックして、締日の確認を行ってください。
- 集計結果から、今回消費税が計算されなかった請求先[H001 ハマ屋 株式会社]の[行セレクター]をクリックして選択します。
請求先を複数選択する場合は、[Ctrl]キーを押しながら行セレクターをクリックします。
- [締切取消]をクリックします。
- 確認メッセージが表示されるので、[はい]をクリックして締切を取り消します。
PDF送信、デジタルインボイス送信、印刷の控え保存のいずれかを行っている場合
請求書を修正して取引先へ再発行する場合、修正前と修正後の証憑を保存し、それぞれの関連性をわかるようにする必要があります。
修正前と修正後の関連性がわかるようにするには、スマート証憑管理でそれぞれの証憑の詳細画面を開き、[メモ]欄に互いの証憑番号や修正し再発行したことなどを入力して保存してください。
弥生販売、Misocaから保存した証憑の確認また、スマート証憑管理で修正前と修正後の証憑を関連付けすることも可能です。
関連証憑を追加する修正インボイスの保存については、以下を確認してください。
発行したインボイスを修正したい(修正インボイスの発行)<印刷の控え保存を行った請求書を取引先へ送付する前に請求締切を取り消す場合>
印刷の控え保存を行った請求書を取引先へまだ送付していない場合は、スマート証憑管理に保存された証憑を手動で削除します。- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[スマート証憑管理を開く]をクリックします。
- [発行証憑(控え)]をクリックして、訂正前の証憑を削除します。
アップロードした証憑を削除する ※請求書を再アップロードする場合は、訂正前の証憑の詳細画面で[メモ]欄に事由を記載してから削除することをお勧めします。
なお、取引先へPDF送信またはデジタルインボイス送信を行った後に請求締切の取消を行うと、請求書の発行画面にある[送信結果]は空欄(未送信)になります。
伝票の修正
売上伝票を例に説明します。仕入伝票の場合は読み替えてください。
- クイックナビゲータの[売上]カテゴリから[得意先への売上]をクリックします。
- [検索]をクリックします。
- [検索条件]が表示されます。 売上日に今回の請求に含まれる伝票日付[20**年12月1日~20**年12月31日]を指定します。
- [取引区分]は[掛取引]のみチェックを付けます。
- [税転嫁]は[外税/手入力]のみチェックを付けます。
- [請求先]は消費税が計算されない請求先を選択します。
今回は[H001:ハマ屋 株式会社]とします。
- [入力者]は[全入力者分]を選択します。
ユーザー設定を1ユーザーしか登録していない場合は、[入力者]欄はグレーアウトで選択できません。
- [検索]をクリックします。
- [検索結果]に税転嫁が[外税/手入力]になっている伝票が表示されます。
- 伝票を選択して、黒く反転させます。
- [ズーム]をクリックします。
- 売上伝票の画面が表示されます。 [締切]が[未請求]になっていることを確認します。
- 伝票の税転嫁の[外税/手入力]をクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
[外税/請求時]を選択して、[登録]をクリックします。
- 売上伝票画面を閉じます。
- 請求締切を行います。
- 請求明細書に消費税が正しく計算されているかどうか確認してください。
[承認機能]を使用している場合は、[承認状態]が[未承認]になっていることも確認します。
[承認済み]と表示されている場合は、[承認の取消]を行ってください。
※弥生販売 スタンダードには伝票承認機能はありません。
税転嫁が[外税/手入力]に変更される原因
税転嫁が[外税/手入力]になる原因として以下が考えられます。
原因1:税転嫁を直接変更した場合原因2:明細部の[内訳]を[消費税]に変更して、下記のメッセージが表示された際に[はい]をクリックした場合
明細部の[内訳]を[消費税]に変更すると、それに伴って税転嫁が[外税/手入力]に変更されます。
上記のメッセージで[はい]をクリックした場合、明細部の[内訳]を[消費税]から[通常]など[消費税]以外の内訳に戻し、税転嫁を元の[外税/請求時]に戻します。
明細部の[内訳]を[消費税]から[通常]に戻しただけでは、税転嫁は[外税/手入力]から戻りません。