弥生販売で作成した仕訳の取り込みで「不正な行が存在するため、インポートできません。」のメッセージが表示される 弥生販売 サポート情報

ID:ida26726

弥生販売で書き出した仕訳を弥生会計(やよいの青色申告)の「弥生シリーズからの仕訳取り込み」や「インポート」で取り込もうとすると、以下のメッセージが表示され取り込めないことがあります。
「不正な行が存在するため、インポートできません。インポートを中止します。」

このメッセージが表示された場合は、弥生会計(やよいの青色申告)を使用しているコンピューターのデスクトップに保存されている「弥生シリーズからの仕訳取り込みエラー.txt」または「弥生会計インポートエラー.txt」を開いて、原因を確認します。

エラーメッセージ
仕訳の取引日付で使用できない請求書区分または仕入税額控除が設定されています。対処方法1
別記の取引において、仕入税額控除割合適用後の貸借バランスが異なっています。対処方法2
先頭または末尾に空白を含めることはできません。対処方法3
貸借バランスが異なっています。対処方法4

対処方法1:弥生会計の消費税設定を読み込んで仕訳を作成する

弥生販売では仕訳データを作成する場合、弥生会計の消費税設定に合わせて仕訳を作成します。
弥生販売と弥生会計を異なるコンピューターで使用している場合、弥生会計の消費税設定に合わせた仕訳を作成できず仕訳の取り込みでエラーが発生します。

弥生販売と弥生会計を同じコンピューターにインストールして仕訳転送を行うか、弥生会計のフォルダーを弥生販売と共有する設定を行ってください。
詳細は、 弥生会計との仕訳連動について の「5.仕訳の転送と取り込み」の「B.異なるコンピューターにインストールしている場合」をご確認ください。

対処方法2:弥生販売のアップデートを行ってから仕訳の転送を行う

ご使用の弥生販売のバージョンによって、対処方法が異なります。

弥生販売 23 Ver.26.1.2以前を使用している

弥生販売 23 Ver.26.1.2以前を使用している場合、弥生会計(やよいの青色申告)で仕訳を取り込む際にエラーが発生することがあります。
最新の弥生販売へアップデートを行ってから仕訳の転送を行ってください。

使用中の製品バージョンの確認方法

弥生販売を起動し、[ヘルプ]メニューの[バージョン情報]をクリックして確認します。

「弥生シリーズからの仕訳取り込み」で仕訳を取り込んでいる場合

取り込めなかった仕訳データは削除されないため、仕訳の再転送を行う前に以下のFAQを参考にして仕訳データの削除を行ってください。
手順6の[仕訳取込の設定]で取り込めなかった仕訳データのチェックを外し、手順8の[仕訳データ削除]で取り込めなかった仕訳データにチェックを付けます。
弥生シリーズからの仕訳データの取り込み

弥生販売 24以降または、弥生販売 23 Ver.26.2.1以降を使用している

弥生会計(やよいの青色申告)で科目マッチングリストを作成していると、仕入伝票で仕入税額控除を設定した仕訳を取り込む際にエラーが発生することがあります。

<科目マッチングリストの確認方法> ※弥生会計(やよいの青色申告)で操作を行います

  • [ツール]メニューの[マッチングリスト]から[科目マッチングリスト]をクリックします。
  • [取り込み勘定科目名]欄に「仮払消費税等」があるか確認します。
  • [仮払消費税等]がある場合、[変換勘定科目]欄の勘定科目名をメモしておきます。
    00026726_004

科目マッチングリストの[取り込み勘定科目名]に[仮払消費税等]がある場合

弥生販売と弥生会計(やよいの青色申告)のご使用状況により、エラーを回避する方法が異なります。

使用している製品ご使用環境回避方法
弥生会計
  • 弥生販売と同じコンピューターで使用している
  • 弥生販売と異なるコンピューターで使用しているが、「弥生シリーズからの仕訳取り込み」で仕訳を取り込んでいる
回避方法1
  • 弥生販売と異なるコンピューターで使用しており、仕訳日記帳からインポートで仕訳を取り込んでいる
回避方法2
やよいの青色申告
  • 弥生販売と同じコンピューターで使用している
回避方法1
  • 弥生販売と異なるコンピューターで使用している
回避方法2

科目マッチングリストの[取り込み勘定科目名]に[仮払消費税等]がない場合

弥生会計(やよいの青色申告)に、[仮払消費税等]という名称の勘定科目が作成されています。
弥生販売からの仕訳取り込みで[仮払消費税等]を取り込めるのは、弥生会計(やよいの青色申告)の科目設定で[貸借科目]の[他流動資産]にあるシステム科目(赤いマークが付いている科目)の[仮払消費税]または[仮払消費税等]のみです。

[科目設定]で科目名の左側にあるマークが青色の[仮払消費税等]の勘定科目を探し、削除または名称の変更を行ってください。
勘定科目の修正・削除

回避方法1:科目マッチングリストを削除する

弥生販売ではと弥生会計(やよいの青色申告)が同じコンピューターにインストールされている場合、弥生会計(やよいの青色申告)の消費税設定や経理方式に沿った仕訳を作成します。
また、弥生会計の仕訳入力の仕様により、勘定科目「仮払消費税等」を別の勘定科目(「仕入高」等)に変更することはできません。

[科目マッチングリスト]画面で、「仮払消費税等」を選択し[削除]をクリックして仕訳を取り込んでください。

[科目マッチングリスト]を削除すると勘定科目「仮払消費税等」を使用した仕訳が作成されます。

  • 2023年10月1日をまたぐ会計期間の場合、2023年10月以降の仕訳とそれ以前の仕訳が変わります。
  • 勘定科目「仮払消費税等」に残高が発生するため、消費税の中間納付や本決算時に清算仕訳を行う必要があります。

詳細は仕訳アドバイザーを確認してください。
仕訳アドバイザー

回避方法2:弥生会計(やよいの青色申告)の経理方式を確認して回避方法を行う

弥生販売と弥生会計(やよいの青色申告)を異なるコンピューターで使用していると、弥生会計(やよいの青色申告)の消費税設定や経理方式に沿った仕訳を作成を作成することができません。
弥生会計(やよいの青色申告)の消費税設定ごとの回避方法を確認してください。

<弥生会計(やよいの青色申告)の消費税設定の確認方法> ※弥生会計(やよいの青色申告)で操作を行います。

  • クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[消費税設定]をクリックします。
  • [消費税設定]の以下を確認します。
    • [事業者区分]
    • [経理方式]

消費税設定ごとの回避方法

消費税設定回避方法
  • [事業者区分]が「免税」
  • [事業者区分]が「課税」で[経理方式]が「税込」
回避方法2-1
  • [事業者区分]が「課税」で[経理方式]が「税抜」
回避方法2-2

回避方法2-1:弥生販売と弥生会計(やよいの青色申告)を同じコンピューターで使用する

これまで、弥生販売と弥生会計(やよいの青色申告)を異なるコンピューターで使用していた場合でも、今後は同じコンピューターで使用することで勘定科目「仮払消費税等」を使用しない仕訳を作成することができます。
これによって、仕訳取り込み時のエラーを回避することができます。

弥生会計を使用している場合

弥生販売と弥生会計のコンピューターが異なっていても、弥生会計を使用しているコンピューターの特定フォルダーに弥生販売を使用しているコンピューターからアクセスすることができればエラーを回避することができます。
詳細は以下のFAQの、「5.仕訳の転送と取り込み」を確認してください。
弥生会計との仕訳連動について

弥生会計(やよいの青色申告)は所有しておらず、税理士等に仕訳データのみを渡している場合

回避方法1:科目マッチングリストを削除するの対応を行います。
この対応によって勘定科目「仮払消費税等」を使用した仕訳が弥生会計(やよいの青色申告)に取り込まれます。
「仮払消費税等」に取り込まれた消費税額は「仕入高」に加算されず、弥生会計(やよいの青色申告)で仕訳の修正を行う必要があります。仕訳数によっては作業量が膨大となるため、弥生販売と弥生会計(やよいの青色申告)を同じコンピューターにインストールして仕訳作成と仕訳の取り込みを行うことをお勧めします。

回避方法2-2:科目マッチングリストを削除する

消費税設定の[事業所区分]が[課税]で[経理方式]が[税抜]の場合、消費税の仕訳で勘定科目[仮払消費税等]を使用します。
[仮払消費税等]を使用して弥生会計(やよいの青色申告)を使用してください。
詳細は、回避方法1:科目マッチングリストを削除するを確認してください。

対処方法3:ご使用の製品バージョンごとの対処方法を行う

弥生会計(やよいの青色申告)での仕訳を取り込む方法とご使用の弥生販売のバージョンによって、対処方法が異なります。
以下の表を確認して、当てはまる対処方法を選択してください。

仕訳の取り込み方法
弥生会計
「弥生シリーズからの仕訳取り込み」メニューで仕訳の取り込みを行っている
対処方法3-1
弥生会計(やよいの青色申告)
仕訳日記帳でインポートを行っている
対処方法3-2

※やよいの青色申告に「弥生シリーズからの仕訳取り込み」はありません。

対処方法3-1:最新バージョンの弥生販売へアップデートを行う

弥生販売 23以降では、弥生会計の「弥生シリーズからの仕訳取り込み」で取り込む場合に作成する仕訳の名称(勘定科目、補助科目、部門)の先頭または末尾に空白がある場合に、自動で削除して仕訳を作成します。
以下の流れで操作を行い、弥生販売をアップデートしてから仕訳の再転送を行います。

  • 最新バージョンの弥生販売へアップデートを行う
  • 弥生会計で取り込めなかった仕訳データを削除する
  • 弥生販売で仕訳作成を行い、弥生会計で仕訳を取り込む
  • 最新バージョンの弥生販売へアップデートを行います。 弥生販売 24へバージョンアップしたい
  • 弥生会計で取り込めなかった仕訳データを削除します 以下のFAQを参考にして、取り込めなかった仕訳データを削除します。
    手順6の[仕訳取込の設定]で取り込めなかった仕訳データのチェックを外し、手順8の[仕訳データ削除]で取り込めなかった仕訳データにチェックを付けます。
    弥生シリーズからの仕訳データの取り込み
  • 弥生販売で仕訳作成を行い、弥生会計で仕訳を取り込みます弥生販売での設定ごとに、仕訳を集計する方法や注意事項が異なります。
    手順はこちらを確認してください。

対処方法3-2:得意先リスト(仕入先リスト)の略称から半角スペースを削除して、仕訳の再転送を行う

弥生会計(やよいの青色申告) 22以降では、名称の先頭または末尾にスペースやタブ文字が含まれている勘定科目や補助科目、部門※は使用できなくなりました。
※弥生会計 スタンダード、やよいの青色申告で部門は使用できません。
弥生販売で作成するインポート用の仕訳作成データにおいて、名称の先頭または末尾にスペースやタブ文字が含まれないように弥生販売の設定を変更します。

ここでは売上仕訳でエラーが発生した場合を例に説明します。仕入仕訳でエラーが発生した場合は、読み替えて操作を行ってください。

  • [台帳]メニューの[得意先リスト]をクリックします。 有限会社エヌ商会の[略称]欄を確認し、先頭または末尾のスペースを削除します。
    ※テキストに表示されていない得意先の[略称]の先頭または末尾にスペースがある場合、該当の得意先を仕訳転送するときにエラーが発生するため、テキスト内に表示された得意先以外の[略称]も確認してください。
    00026726_003
  • 弥生会計で取り込めなかった仕訳データを削除します。 ※この操作は「弥生シリーズからの仕訳取り込み」で仕訳を取り込んでいる場合のみ行います。仕訳日記帳でインポートしている場合や、やよいの青色申告を使用している場合この操作は不要です。手順3を確認してください。

    以下のFAQを参考にして、取り込めなかった仕訳データを削除します。
    手順6の[仕訳取込の設定]で取り込めなかった仕訳データのチェックを外し、手順8の[仕訳データ削除]で取り込めなかった仕訳データにチェックを付けます。
    弥生シリーズからの仕訳データの取り込み
  • 弥生販売で仕訳を再転送します。 クイックナビゲータの[事業所データ]カテゴリにある[弥生会計へ仕訳転送]をクリックし、[条件設定]をクリックします。
    出力範囲によって操作方法が異なります。
    • 出力範囲が[期間指定]の場合
    • 出力範囲が[任意の締切毎]の場合

    出力範囲が[期間指定]の場合

    前回転送したときと同じ期間を指定して、仕訳の再転送を行ってください。
    「下記の期間の取引が仕訳転送済みとなっています。」とメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックします。
    仕訳転送後、弥生会計(やよいの青色申告)で仕訳の取り込みを行ってください。
    弥生会計との仕訳連動について

    仕訳取込の際にマッチングリストが表示された場合

    [略称]を変更すると補助科目が変更になるため、マッチングリストが表示されることがあります。
    [方法]で「変換」を選択して、[変換補助科目]で変換する補助科目を選択します。

    出力範囲が[任意の締切毎]の場合

    [仕訳作成]画面の[締切]欄は[前回締切分]に設定して、仕訳転送を行います。
    「下記の期間の取引が仕訳転送済みとなっています。」とメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックします。
    仕訳転送後、弥生会計(やよいの青色申告)で仕訳の取り込みを行ってください。
    弥生会計との仕訳連動について

    [任意の締切毎]で複数回仕訳を転送している場合

    複数回に分けて仕訳転送した場合でも、再転送できるのは最後に転送したデータ1回のみです。
    複数回仕訳転送を行って弥生会計で仕訳が取り込めなかった場合は、カスタマーセンターへご相談ください。

    次回[仕訳作成]を行う際の注意事項

    [仕訳作成]画面の[締切]欄は、前回転送分の設定が表示されます。
    日ごろ仕訳作成を行う際に、「締切」欄を[前回締切以降]で行っている場合、次に仕訳作成を行うときに[前回締切以降]への変更を忘れないよう注意してください。

    仕訳取込の際にマッチングリストが表示された場合

    [略称]を変更すると補助科目が変更になるため、マッチングリストが表示されることがあります。
    [方法]で「変換」を選択して、[変換補助科目]で変換する補助科目を選択します。
    [マッチングリスト]画面が表示された場合

対処方法4:税区分マッチングリストを削除、または修正して仕訳の取り込みを行う

弥生販売 23 Ver.26.1.1以降で作成した仕訳を、弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.1.2以前で取り込もうとすると税区分マッチングリストが表示されます。
税区分マッチングリストで変換税区分が正しく設定されていない場合は、エラーが表示され仕訳を取り込むことができません。
使用している製品バージョンごとの対処方法を確認してください。

製品バージョンを確認する方法

製品を起動し、[ヘルプ]メニューの[バージョン情報]をクリックして製品バージョンを確認します。

弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.2.1以降を使用している

以下の手順で、不要な税区分マッチングリストの削除してから再度仕訳の取り込みを行います。

弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.1.2以前を使用している

弥生販売 23 Ver.26.1.1以降で作成した仕入税額控除に対応した仕訳を弥生会計(やよいの青色申告)に取り込むには、弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.2.1以降へアップデートを行ってください。
オンラインアップデートの手順

オンラインアップデートを実施後、弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.2.1以降を使用しているで税区分マッチングリストを削除し、仕訳を取り込みます。

弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.2.1以降へアップデートを行うことができない場合、以下のFAQの「税区分マッチングリストの作成方法」を参照し、税区分マッチングリストの編集を行ってください。
弥生販売で書き出した仕訳を弥生会計(やよいの青色申告) で取り込もうとすると税区分マッチングリストが表示される

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