年調減税額が正しく算出されない 弥生給与 サポート情報

年調減税額は、［年税額算出］を行うことにより、設定されている情報を基に自動算出されます。

年調減税額が正しく算出されない場合は以下の手順で設定内容を確認し、再度［年税額算出］を行ってください。

• ［年税額算出］を行っても、年調減税額が0円になる場合
• 算出された年調減税額がおかしい場合（手元の計算結果と一致しないなど）

［年税額算出］を行っても、年調減税額が0円になる場合

従業員本人が年末調整の対象外になっている、または「基・配・所控除申告書」で従業員本人の合計所得金額が1,805万円を超える状況になっていると考えられます。以下の内容を確認してください。

• 年末調整ナビ画面上部の［進捗一覧］をクリックします。
• ［年調対象］を確認します。
  • ［×］になっている場合は年調対象外のため年調減税額が計算されません。
    年調対象とする場合には、右クリックして［〇］に変更してください。
  • ［乙欄］の場合は年調対象外のため年調減税額が計算されません。
    正しくは［甲欄］であるという場合には、［従業員＜個人別＞］で［税額表］を「甲欄」に変更してください。
    一般情報の設定（［従業員＜個人別＞］の［一般］タブ） ※税額表を変更すると、現在処理中の給与（賞与）の所得税の計算に反映されます。
    既に確定済みの給与（賞与）は、金額が変わらないようにロックしてください。
    給与（賞与）明細書のロックとロック解除方法
  • ［2000万超］の場合は年調対象外のため年調減税額が計算されません。
• 年末調整ナビの［3.申告書を入力しよう］から［基・配・所控除申告書へ］をクリックします。
• ［給与所得者の基礎控除申告書］で［あなたの本年中の合計所得金額の見積額の計算］を確認し、誤りがある場合は修正します。 合計所得金額が1,805万円以下の場合、［本人定額減税対象］にチェックが付き、年調減税額が計算されます。
  
• 設定を変更（修正）した場合は、再度［年税額算出］を行います。 年税額の算出をやり直す方法
• 年末調整ナビの［年調明細個人別］をクリックして、年調減税額が正しく算出されていることを確認します。

算出された年調減税額がおかしい場合（手元の計算結果と一致しないなど）

年調減税額は［扶養親族情報］および「基・配・所控除申告書」に設定（入力）されている情報を基に自動算出されます。以下の手順で、設定（入力）内容に誤りがないか確認してください。

• 年末調整ナビの［3.申告書を入力しよう］から［扶養控除等申告書へ］をクリックします。 ［扶養控除等申告書］画面が表示されます。
• ［従業員選択］から従業員を選択して、赤枠部分をクリックします。 ［扶養控除等情報入力］画面が表示されます。
  
• ［扶養親族情報の詳細設定を行う］にチェックが付いていることを確認します。
• ［扶養親族情報］を確認し、配偶者および扶養親族の設定を確認します。誤りがある場合は修正します。
  ※配偶者および扶養親族の設定を変更すると、現在処理中の給与（賞与）の所得税の計算に反映されます。
  既に確定済みの給与（賞与）は、金額が変わらないようにロックしてください。
  給与（賞与）明細書のロックとロック解除方法
• ［OK］をクリックします。 「年税額の再算出が必要です」のメッセージが表示された場合は、［はい］をクリックして進みます。
• 年末調整ナビの［3.申告書を入力しよう］から［基・配・所控除申告書へ］をクリックします。
• ［給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 年末調整に係る定額減税のための申告書（同一生計配偶者に係る申告）］で［配偶者の本年中の合計所得金額の見積額の計算］を確認し、誤りがある場合は修正します。
• ［配偶者（特別）控除を受けない］のチェックを確認し、誤りがある場合は修正します。 配偶者に高額な収入があるなど、配偶者（特別）控除を受けない場合にチェックを付けます。
  ※チェックを付けた場合は年調減税額の計算対象外になります
• 配偶者を年調減税額の計算対象とする場合は、［配偶者定額減税対象］にチェックが付いていることを確認します。
• 申告書の内容を変更（修正）した場合は、再度［年税額算出］を行います。 年税額の算出をやり直す方法
• 年末調整ナビの［年調明細個人別］をクリックして、年調減税額が正しく算出されていることを確認します。