仕訳日記帳に仕訳を入力するには、未入力の明細行に各項目を入力していきます。
仕訳を入力することができる以外に、他の帳簿から入力した仕訳の修正と削除、伝票から入力した仕訳の削除ができます。
- [帳簿・伝票]メニューの[仕訳日記帳]をクリック、またはクイックナビゲータの[取引]カテゴリの[仕訳日記帳]をクリックします。[仕訳日記帳]画面が表示されます。
[仕訳日記帳]画面 - [期間]から仕訳を入力する月度を選択します。
- 仕訳を入力します。
上図は、10月1日に「パソコン付属品80,000円(税込み)」が普通預金(北東銀行)から引き落とされた。という例で入力しています。項目 説明 絞り込み機能を使う 特定の列の項目を条件に仕訳を絞り込みます。 当日入力仕訳のみ表示 チェックを付けると、当日に入力した仕訳のみを表示できます。
当日入力仕訳のみ表示仕入税額控除割合適用前の金額を表示 <期首日が2022/10/02以降かつ本則課税の場合>
チェックを付けると、仕入税額控除割合適用前の金額を表示できます。決算 入力した仕訳が決算仕訳の場合に選択します。
法人で、事業所データの新規作成時に「中間決算整理仕訳を行う」を選択している場合のみ、中間決算時に「中決」を、本決算時に「本決」を選択できます。
「中決」を選択した場合は日付に中間決算日が、「本決」を選択した場合は日付に決算日が、それぞれ自動的に表示されます。
決算仕訳は、中間決算月度や期末月度の仕訳とは区別して集計されます。
決算整理仕訳の入力調整 入力した仕訳が調整仕訳の場合に調整マークを付けます。
調整マークは、検索や仕訳の絞り込み機能で仕訳の表示を絞り込む場合に使用できます。付箋1
付箋2付箋設定で設定した付箋を選択します。
「付箋1」と「付箋2」には、それぞれ別の付箋を選択できます。日付 取引日付を入力します。
直接入力するか、[▼]をクリックして、カレンダーで選択します。伝票No. 初期値では、自動的に付番されます。直接入力する場合は、半角数字6文字以内で入力します。 タイプ 伝票で入力された仕訳の場合は、その種別が表示されます。
タイプと生成元生成元 自動処理などによって生成された仕訳の場合は、その生成元の機能を表示します。
タイプと生成元借方金額
貸方金額仕訳の金額を入力します。
借方と貸方のどちらかに金額が入力されている場合は、相手方の金額が自動的に入力されます。消費税額
(借方、貸方)仕訳の消費税額を入力します。
選択した税区分、税計算区分によって自動的に計算されます。直接入力して変更することもできます。借方勘定科目
貸方勘定科目借方、貸方の勘定科目を選択します。
科目設定で設定した勘定科目が表示されます。借方補助科目
貸方補助科目借方、貸方の補助科目を選択します。
科目設定で設定した補助科目が表示されます。
勘定科目を選択していない場合でも、補助科目から選択できます。借方部門
貸方部門部門を選択します。部門設定で設定した部門が表示されます。
部門設定に部門を登録していない場合は表示されません。摘要 仕訳の摘要を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
ただし、印刷書式「A4/縦/2行」では、摘要が全角18文字(半角35文字)以内では、仕訳の右端の列に摘要が印刷されますが、全角18文字(半角35文字)を超えると、仕訳の下に摘要の行がある形式で印刷されます。そのため、印刷書式「A4/縦/2行」で摘要が全角18文字(半角35文字)を超える場合、1ページに印刷される仕訳数が少なくなります。
仕訳日記帳や伝票の[摘要]の位置を変更する方法借方税区分
貸方税区分税区分と税計算区分を選択します。
選択した科目に設定されている税区分と税計算区分が自動で表示されます。必要に応じて変更します。請求書区分 科目に設定された区分が自動で表示されます。必要に応じて変更します。 仕入税額控除 [請求書区分]が「区分記載」の場合に、仕入税額控除割合が自動で表示されます。詳細は次のFAQを参照してください。
本則課税の取引の入力期日 仕訳の期日を入力します。入力は任意です。
この項目は、初期設定では非表示になっています。番号 仕訳の番号を半角英数字10文字以内で入力します。入力は任意です。
この項目は、初期設定では非表示になっています。作業日付 伝票を入力、修正した日付が表示されます。
この項目は、初期設定では非表示になっています。仕訳番号 伝票の各明細行に対して、システムが自動で設定する番号が表示されます。
この項目は、初期設定では非表示になっています。(仕訳メモ)
仕訳のメモを入力します。
メモが入力されている場合は、入力欄に が表示されます。「請求書等の交付を受けられないやむを得ない理由」も仕訳メモに入力します。
[請求書区分][仕入税額控除]について
弥生会計 23 Ver29.2.1以降で期首日が2022/10/02以降かつ本則課税の場合に表示されます。
本則課税の取引の入力銀行口座(取引先口座)が登録されていない場合
必要に応じて[補助科目]の登録を行ってください。
得意先や銀行口座を追加(修正)したい金額の入力は、経理方式、税計算区分により異なります
税抜 内税入力 税込みの取引金額を入力します。入力した金額から自動的に消費税が計算されます。 入力/1,100 金額/1,100 消費税額/100 外税入力 税抜きの取引金額を入力します。入力した金額から自動的に消費税が計算されます。 入力/1,000 金額/1,000 消費税額/100 別記 取引の税抜きの仕訳と消費税の仕訳を別々に入力します。消費税は自動計算されません。 仕訳:入力/1,000 金額/1,000 消費税額/表示なし 消費税:入力/100 金額/100 税込 --- すべて税込みの取引金額を入力します。 入力/1,100 金額/1,100 消費税額/表示なし 免税 --- 取引金額をそのまま入力します。 入力/1,000 金額/1,000 消費税額/表示なし - 次の行へ移動すると仕訳が登録されます。
「未確定勘定」科目について
仕訳の勘定科目がわからないなど、一時的に「未確定勘定」科目を使用するのは問題ありませんが、後から適切な科目に修正する必要があります。
科目が未確定の仕訳の入力
複合仕訳の入力
仕訳日記帳では1行対n行やn行対m行のような複合仕訳は入力できません。複合仕訳は振替伝票から入力します。
複合仕訳の帳簿への転記
また、複数の現金取引の仕訳は入金伝票や出金伝票から入力します。
借方項目、貸方項目の固定
仕訳日記帳、[仕訳入力]画面(AEのみ)では、仕訳の入力時に勘定科目や補助科目、部門を借方または貸方ごとに固定することができます。
固定すると、直前に入力した項目が次の仕訳の初期値として表示され、固定した項目はキーボードによる項目移動ではスキップされます。借方(または貸方)の項目が同じ仕訳を連続して入力するような場合に便利です。
固定するには、[編集]メニューの[借方項目を固定する]または[貸方項目を固定する]([Shift]+[F11]または[Shift]+[F12])をクリックします。
項目の固定の解除
項目の固定を解除するには、[編集]メニューの[借方固定を解除する]または[貸方固定を解除する]([Shift]+[F11]または[Shift]+[F12])をクリックします。
なお、項目は借方と貸方を同時に固定することはできません。片方を固定した状態でもう片方を固定すると、先に固定されていた方は自動的に解除されます。
◆ 弥生会計はグレードにより機能が異なります。本文中の一部の機能は、グレードによっては搭載されていないことがあります。
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