弥生会計で手形管理を行うには、手形管理に登録した未決済手形の金額が貸借対照表の前期繰越金額と一致する必要があります。
受取手形の確認
受取手形の裏書、割引の記帳方法には、直接法と間接法があります。貸借対照表の金額は直接法と間接法で異なります。受取手形の直接法と間接法
直接法：受取手形勘定を直接貸方記帳する方法です。
間接法：割引手形勘定や裏書手形勘定で処理する方法です。評価勘定法とも呼ばれます。
＜直接法の場合＞
- ［拡張機能］メニューの［手形管理］を選択し、［受取手形一覧］をクリックします。
- 受取手形一覧で顛末が「回収」または「取立」となっている手形の合計金額を求めます。
- 前期貸借対照表または残高試算表の受取手形勘定の金額と、手順2で求めた金額が一致していることを確認します。
＜間接法の場合＞
間接法の場合は、前期貸借対照表の受取手形勘定の金額は、裏書・割引した手形を含む金額になります。
- ［拡張機能］メニューの［手形管理］を選択し、［受取手形一覧］をクリックします。
- 受取手形一覧から「回収」「取立」「裏書」「割引」の顛末ごとに合計をそれぞれ求めます。
- 手順2で求めた「裏書」と「割引」の各合計が、裏書、割引時に使用する勘定科目の各金額と一致していることを確認します。
- 手順2で求めた「回収（取立も含む）」「裏書」「割引」の顛末ごとの合計を合算した金額が、受取手形勘定の金額と一致していることを確認します。
