インボイス制度 弥生販売 サポート情報

ID:ida26360

複数の消費税率に対し、仕入税額控除の金額を正しく計算するための方式として、2023年10月1日からインボイス制度が導入されました。

またインボイス制度では、適格請求書発行事業者が発行する適格請求書(インボイス)を受領・保存することが発注側の仕入税額控除の要件として求められ、適格請求書発行事業者にも保存義務が発生します。
インボイス制度について


弥生販売のインボイス制度対応

バージョン対応内容
弥生販売 24 Ver.27.0.1
  • 仕入税額控除に応じた在庫金額の計算に対応※
弥生販売 23 Ver.26.2.1
  • 適格請求書(インボイス)発行者の証憑の保管へ対応
    (支払明細書※)
    ※弥生販売のあんしん保守サポートへのご加入が必要です。
弥生販売 23 Ver.26.1.1
  • 仕入伝票での仕入税額控除ごとの入力※
  • 弥生会計(やよいの青色申告) 23 Ver.29.2.1への仕訳転送
弥生販売 23 Ver.26.0.1
  • 適格請求書等保存方式に則った様式での印刷
    (支払明細書※)
弥生販売 22 Ver25.1.1
  • 適格請求書(インボイス)発行者の証憑の保管へ対応
    (請求明細書、合計請求書)
    ※弥生販売のあんしん保守サポートへのご加入が必要です。
弥生販売 22 Ver.25.0.1
  • 適格請求書発行事業者の登録番号の入力
  • 適格請求書等保存方式に則った様式での印刷
    (請求明細書、売上伝票、見積書)

※仕入伝票、支払明細書は弥生販売 スタンダードにはありません。

適格請求書(インボイス)発行の事前準備や日常運用については、以下を確認してください。
弥生販売でインボイス制度に対応するための事前準備と日常運用


弥生販売で発行できる適格請求書(インボイス)の形式

弥生販売では請求明細書、または、請求書や納品書(売上伝票画面から発行)で適格請求書(インボイス)を発行できます。

適格請求書(インボイス)を発行できる書式

請求明細書、請求書、納品書以外の書式での対応状況は、以下を確認してください。
適格請求書等保存方式(インボイス制度)に則った様式で発行できる書式を知りたい


請求明細書

締め請求の場合と都度請求の場合で、表示される項目は一部異なります。
以下は、締め請求の場合に適格請求書等保存方式で出力した請求明細書です。

<発行例>
00026360_001A

適格請求書(インボイス)に必要な項目弥生販売での対応内容
①発行者の氏名または名称基本情報の自社情報、または帳票自社名設定に入力した自社情報
②登録番号基本情報の登録番号
Tから始まる13桁の番号
※あらかじめ申請が必要です
③交付を受ける者の氏名または名称得意先台帳の請求先情報
④取引年月日締日を発行日として出力します
⑤取引内容、取引金額商品の明細として入力します
⑥軽減税率の対象品目である旨課税区分(消費税率)を出力します

※弥生販売では、軽減税率対象品目以外にも、複数の課税区分(消費税率)を使用できるため、軽減税率対象品目を取り扱っていない場合でも課税区分の出力を推奨しています
⑦税率ごとに合計した対価の額明細行の最下部に出力します

※[印刷]または[送信]画面の[書式の設定]で「適格請求書等保存方式で印刷する」の設定が必要です
⑧税率ごとの消費税額および適用税率

外税の場合、請求明細書に「請求時消費税」が出力されます

適格請求書(インボイス)では、消費税計算と端数処理が一度と決まっているため、締め請求の請求明細書で適格請求書(インボイス)を発行する場合は、請求締切のタイミングで消費税計算を行う必要があります。

税転嫁「外税/請求時」「外税/請求時調整」の場合、請求締切のタイミングで計算された消費税額は、請求明細書の明細部に「請求時消費税」として表示します。(画像のメモ①)
弥生販売での消費税の計算方法
「請求時消費税」を非表示にすることはできません。

請求明細書をインボイスにする場合、納品書(売上伝票)のフッターの表示が変わることがあります

インボイス発行のため税転嫁を変更した場合、納品書(売上伝票)の[税抜額][消費税額]の表示が変更になります。
詳細は以下を確認してください。
請求明細書をインボイスにしたら、納品書の合計額の表示が変わった


請求書、納品書(売上伝票画面から発行)

売上伝票画面から発行する請求書や納品書を適格請求書(インボイス)とすることができます。

適格請求書(インボイス)では、消費税計算と端数処理が一度と決まっているため、売上伝票画面から発行した帳票と、締め請求の請求明細書の両方を適格請求書(インボイス)とすることはできません。

<発行例>
※以下の帳票は「弥生 334411 請求書」を罫線付きで出力するようにレイアウト編集し、明細行数を6行に増やしています。
00026360_002A

適格請求書(インボイス)に必要な項目弥生販売での対応内容
①発行者の氏名または名称基本情報の自社情報、または帳票自社名設定に入力した自社情報
②登録番号基本情報の登録番号
Tから始まる13桁の番号
※あらかじめ申請が必要です
③交付を受ける者の氏名または名称得意先台帳の請求先情報
④取引年月日売上日を出力します
⑤取引内容、取引金額商品の明細として入力します
⑥軽減税率の対象品目である旨課税区分(消費税率)を出力します

※弥生販売では、軽減税率対象品目以外にも、複数の課税区分(消費税率)を使用できるため、軽減税率対象品目を取り扱っていない場合でも課税区分の出力を推奨しています
⑦税率ごとに合計した対価の額明細行の最下部に出力します

※[印刷]または[送信]画面の[書式の設定]で「適格請求書等保存方式で印刷する」の設定が必要です
⑧税率ごとの消費税額および適用税率

売上伝票画面で出力する帳票を適格請求書(インボイス)とする場合の消費税計算

適格請求書(インボイス)では、消費税計算と端数処理が一度と決まっています。売上伝票画面で発行する帳票を適格請求書(インボイス)とする場合、請求締切を行っても請求明細書(合計請求書)は適格請求書(インボイス)となりません。

なお、伝票単位で消費税計算を行うため、見積書、注文請書(受注伝票)にも消費税を出力します。
弥生販売での消費税計算についての詳細は、以下を確認してください。
弥生販売での消費税の計算方法


関連情報

弥生販売で適格請求書(インボイス)を発行したい 適格請求書等保存方式(インボイス制度)に則った様式で発行できる書式を知りたい 弥生販売での消費税の計算方法 領収証で適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応できますか

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