<決算整理の流れ>
決算整理を行った項目は、決算整理仕訳として仕訳を記帳する必要があります。
決算整理仕訳とは、決算時に記帳する特別な仕訳のことをいいます。
代表的な決算整理には次のものがあります。
種類 | 作業内容 |
実地棚卸し | 期末棚卸しによる商品の期末在庫数量や在庫の状態を確認する |
減価償却費の計上 | 建物や自動車などの固定資産の減価償却費を計上する ・参考: 固定資産を取得したとき |
繰延資産の償却 | 創立費や開業費などの繰延資産の償却を行う ・参考: 起業のための費用(開業費)を計上するとき |
貸倒引当金の計上 | 受取手形や売掛金などの貸し倒れリスクに備えて、引当金の見積額を計上する |
経過勘定項目の計上 | 現金の収入・支出と会計上の収益・費用の時期のズレを調整する 費用の繰り延べ 費用の見越し |
家事按分の計算(個人事業者のみ) | 経費を事業分と家事分で按分して、家事費用を必要経費から除外する ・参考: 個人の生活費を支払ったとき(個人事業者のみ) |