例えば、締め日と支払日が15日締め10日払いのカードを使用して11月1日に買い物をした場合には、利用額は12月10日に預金口座から引き落とされます。
このようにカード取引の代金決済は、後日に行われるため「未払金」科目を使用して取引の仕訳を入力します。
<クレジットカードの支払いの流れ>
[クレジットカード]の入力方法は動画でも公開しています。
クレジットカードで支払ったときの入力(弥生【公式】YouTube)
弥生会計(やよいの青色申告)での仕訳入力
以下の取引例をもとに[仕訳日記帳]画面からの入力方法を説明します。また[振替伝票]画面からの入力も可能で、同様の手順で行います。日付 | 内容 |
11月15日 | 消耗品60,000円をクレジットカードで購入した |
11月30日 | 雑貨10,000円をクレジットカードで購入した |
12月05日 | プライベート(個人用)の雑貨30,000円をクレジットカードで購入した |
12月20日 | 旅費交通費20,000円をクレジットカードで購入した |
12月27日 | 口座から11月6日~12月5日使用分の100,000円が引き落とされた |
01月27日 | 口座から12月6日~1月5日使用分の20,000円が引き落とされた |
- [帳簿・伝票]メニューの[仕訳日記帳]をクリック、またはクイックナビゲータの[取引]カテゴリの[仕訳日記帳]をクリックします。[仕訳日記帳]画面が表示されます。
- 購入時の取引を入力します。
- 引き落とし時(11月6日~12月5日利用分)の取引を入力します。
- 引き落とし時(12月6日~1月5日利用分)の取引を入力します。ここでは、次年度に繰越処理を行って、1月の取引を入力しています。
仕訳の自動取り込み
クレジットカードの利用明細や預金通帳の仕訳は、「スマート取引取込」を使用すると自動で取り込むことができます。
スマート取引取込から取引を登録する
デビットカードでの支払いについて
デビットカードは、銀行口座のキャッシュカードや専用カードを代金の支払い時に提示すると、銀行の口座から即時に代金が引き落とされる決済手段です。会計上の処理は、代金の支払い時に取引の仕訳を入力します。仕訳を入力する際は、銀行口座から直接引き落としなので、預金出納帳と重複しないよう注意が必要です。
<業務情報>
個人事業主ですが、クレジットカードは個人用と事業用を使い分ける必要がありますか?また、どのように管理するのがよいですか? 経費をプライベート(個人用)の現預金やクレジットカードで支払ったときの仕訳は?