仕入伝票の概要 弥生販売 サポート情報

ID:ida22851
仕入先からの仕入を入力して、仕入伝票を作成します。発注伝票から受け入れ処理をすると、商品の入荷状況や発注残数を管理することができます。
仕入伝票では、通常の仕入のほか、値引や諸経費の伝票を作成することもできます。

画面構成

[仕入伝票]画面の画面構成は次のとおりです。

表題部 取引先や取引方法の情報などを入力します。
明細部 商品の情報を入力します。
合計部 現在庫数と合計金額などが表示されます。
指定した税転嫁により、消費税額が表示されます。

仕入伝票のツールバー

仕入伝票のツールバーは以下のとおりです。

[F2]

仕入伝票に表示されている内容をクリアし、他の仕入伝票を登録できるようにします。

仕入伝票の作成
[F9]

表示されている仕入伝票を削除します。

仕入伝票の修正と削除

登録済みの仕入伝票を複写することができます。
仕入伝票を複写して、受注伝票、売上伝票、発注伝票を作成することもできます。

伝票の複写
[F8]
[スペース]
仕入先や担当者、締グループなど、カーソルがある項目に対応した参照画面が表示されます。
表示された一覧から選択して表示、入力することができます。

[仕入先]または[商品コード]にカーソルがあるときクリックすると、[かんたん台帳登録]または[台帳ウィザード]が表示されます。
仕入先または商品が台帳に登録されていない場合、[かんたん台帳登録]または[台帳ウィザード]で新規登録することができます。

商品台帳は[内訳]が[通常]、[返品]、[値引]、[諸経費]のとき登録できます。

「かんたん形式」で台帳を登録
「詳細形式」で台帳を登録

[仕入伝票検索]画面が表示されます。
仕入日や仕入先などの条件を指定して、仕入伝票を検索することができます。

伝票の検索

仕入伝票の機能を設定します。

機能設定
[F12] 仕入伝票に入力した内容を登録します。
[仕入伝票]画面を閉じます。

入力項目の一覧

表題部
仕入日 仕入日を入力します。
仕入伝票の新規作成時には、[基本情報]-[運用方法]タブの[伝票日付初期値]で指定した日付が初期表示されます。必要に応じて変更してください。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの仕入伝票を参照することができます。
伝票番号 伝票番号を半角8桁以内の数字で入力します。
仕入伝票の新規作成時には、[基本情報]-[運用方法]タブの[伝票の付番方法]で指定した伝票番号が初期表示されます。必要に応じて変更してください。[伝票の付番方法]に[通期連番]、または[月毎連番]を選択している場合に伝票番号を変更すると、入力した番号の次の番号が次回から付番されます。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの仕入伝票を参照することができます。
発注番号 作成する仕入伝票に対する発注伝票が登録済みの場合に、該当する発注伝票の番号を入力すると、発注伝票の受け入れをすることができます。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、登録済みの発注伝票を参照することができます。
承認状態

表示している仕入伝票の承認の状態を表示します。
この欄の入力、変更はできません。
この欄は承認機能を使用している場合のみ表示されます。

承認機能の概要
承認者

表示している仕入伝票を承認したユーザー名を表示します。
この欄の入力、変更はできません。
この欄は承認機能を使用している場合のみ表示されます。

承認機能の概要
仕入日と違う税率にする場合 仕入日と異なる消費税率を初期値として使用する場合に設定します。
明細部の[課税区分]の初期値として表示する税率に合わせた日付を入力します。入力しない場合、[仕入日]に合わせた税率が[課税区分]の初期値として表示されます。
仕入先

仕入先のコードを入力します。
[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、仕入先を参照することができます。
コードを入力すると、仕入先の名称や取引区分、税転嫁など仕入先台帳に登録した情報が自動表示されます。
表示された情報は、変更することができます。表示された情報を変更しても、仕入先台帳は更新されません。
仕入先は、あらかじめ仕入先台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると仕入先台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの仕入先の情報を修正することもできます。

伝票から登録できる台帳
取引区分

仕入先台帳に登録した仕入先との取引方法が表示されます。必要に応じて変更してください。

  • 掛仕入
    仕入日とは別に支払締日を指定し、締日までの仕入代金を一括で支払う場合に選択します。仕入伝票の作成、仕入、支払の締切、支払処理をすることが前提です。
    掛仕入は仕入先元帳へ転記されます。 
  • 現金仕入
    仕入と同時に、代金を支払う場合に選択します。
    現金仕入は、仕入先元帳での設定により仕入先元帳に転記することができます。現金仕入は、支払締切で集計されません。また、出金伝票に入力する必要はありません。
税転嫁

仕入先台帳に登録した消費税の計算、支払方法が表示されます。必要に応じて変更してください。

税転嫁について   
    担当者 仕入先台帳に登録した担当者が表示されます。必要に応じて変更してください。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、担当者を参照することができます。
    担当者は、あらかじめ担当者台帳に登録しておく必要があります。
    摘要 摘要を全角32文字(半角64文字)以内で入力します。
    伝票摘要台帳を登録している場合は、[参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、摘要を参照することができます。
    締切 弥生販売では「前回の支払締切日の翌日から今回の支払締切日までの日付の伝票」を今回の支払分としますが、到着日を基準として支払額を計算する場合など、伝票日付は[今回分]でも実際の支払は次回とする伝票が発生する場合があります。
    そのような場合は、[締切]で「次回」を選択します。
    [取引区分]で「掛仕入」を選択した場合、[締切]欄の隣に締切の状態(未締切/締切済)が表示されます。
    単価種類 仕入先台帳に登録した単価種類が表示されます。
    表示された単価種類を変更することはできません。単価種類を変更するには、仕入先台帳を変更する必要があります。
    掛率 仕入先台帳に登録した掛率が表示されます。
    表示された掛率を変更することはできません。掛率を変更するには、仕入先台帳を変更する必要があります。
    請求書区分 仕入先台帳に登録した請求書区分が表示されます。
    表示された請求書区分を変更することはできません。請求書区分を変更するには、仕入先台帳を変更する必要があります。
    仕入税額控除 伝票の[仕入日]と仕入先台帳の[請求書区分]により以下の値が自動で設定されます。
    設定された値は変更することもできます。
    仕入伝票で設定した仕入税額控除を基に、弥生会計(やよいの青色申告)への仕訳作成、在庫単価の計算を行います。
    • 適格 100%
      [請求書区分]が「適格」の場合
    • 区分 100%
      [請求書区分]が「区分記載」で[仕入日]が令和5年9月30日以前の場合
    • 区分 80%経過措置
      [請求書区分]が「区分記載」で[仕入日]が令和5年10月1日~令和8年9月30日の場合
    • 区分 50%経過措置
      [請求書区分]が「区分記載」で[仕入日]が令和8年10月1日~令和11年9月30日の場合
    • 区分 控除不可
      [請求書区分]が「区分記載」で[仕入日]が令和11年10月1日以降の場合
    入力者 新規作成時は、ログインしているユーザー名を表示します。
    登録済みの仕入伝票を表示した場合は、表示している仕入伝票を最後に入力したユーザー名を表示します。
    この欄の入力、変更はできません。
    最終更新日 表示している仕入伝票が最後に更新された日付を表示します。
    この欄の入力、変更はできません。
    買掛残高

    仕入先に対する買掛金の残高が表示されます。作成中の金額は含まれません。
    承認機能を使用している場合は、未承認の伝票の金額を含めるかどうかを設定します。
    この欄の入力、変更はできません。

    承認機能のオプション設定
    明細部
    内訳

    取引を入力する明細の内訳の種類を選択します。

    • 通常
      通常の仕入を入力する場合に選択します。
    • 返品
      返品を入力する場合に選択します。
      返品を選択すると、数量や合計がマイナスの仕入伝票が作成されます。
    • 値引
      値引きを入力する場合に選択します。
    • 諸経費
      送料や梱包料などの諸経費を入力する場合に選択します。
      あらかじめ商品台帳に「送料」などの諸経費を登録しておく必要があります。
    • 摘要
      摘要を入力する場合に選択します。
      明細に入力した摘要は、支払明細書に印刷されます。 
    • メモ
      メモを入力する場合に選択します。
      明細に入力したメモは、支払明細書に印刷されません。
    • 消費税
      消費税を入力する場合に選択します。
      消費税額は仕入先台帳の[税転嫁]と商品台帳の[課税区分]から計算された金額が表示されますが、自動計算された金額を変更する場合に選択します。
      「消費税」を選択すると、[税転嫁]が「外税/手入力」に変更されます。
    入荷

    発注伝票を受け入れして仕入伝票を作成した場合に、商品の入荷区分を選択します。
    ここでの選択は、受け入れ元の発注伝票にも反映されます(一部例外あり)。発注伝票から受け入れずに作成した仕入伝票では、選択することはできません。

    • 未入荷
      まだ入荷していない場合に選択します。発注伝票も未納となり、[納品]欄に「未納」と表示されます。
    • 全数入荷
      発注した商品を全数入荷した場合に選択します。発注伝票も全数入荷となり、[納品]欄に「完納」と表示されます。
    • 一部入荷
      発注した商品の一部を入荷した場合に選択します。発注伝票でも一部入荷となり、[納品]欄に「未納」と表示され、[発注残数]には、残りの数量が表示されます。
      [発注残数]に表示された以上の数量を出荷することはできません。
    • 訂正入荷
      発注した商品の数量が変更になった場合や別の商品を入荷した場合に選択します。
      受け入れ元の発注伝票に反映されるのは数量のみです。すべての変更を反映させる場合は、発注伝票で直接修正する必要があります。
    • 発注取消
      発注が取り消しとなった場合に選択します。仕入伝票の登録時に明細は登録されません。また、受け入れ元の発注伝票の対象となる明細は削除されます。発注伝票の明細のすべてが発注取消となった場合は、発注伝票が削除されます。ただし、既に発注伝票の明細で入荷されている商品がある場合は、発注伝票は削除されません。
      承認機能を使用している場合は発注取消を行えないので、受け入れ元の発注伝票で対象となる明細を削除してください。
    商品コード

    商品コードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、商品を参照することができます。
    商品は、あらかじめ商品台帳に登録しておく必要があります。登録されていない場合は、[台帳追加]をクリックすると商品台帳に新規登録することができます。また、既に登録済みの商品の情報を修正することもできます。[内訳]が[通常]、[返品]、[値引]、[諸経費]の場合のみ[台帳追加]をクリックできます。

    伝票から登録できる台帳
    単位 商品台帳に登録した単位が表示されます。
    表示された単位を変更する場合は、全角2文字(半角4文字)以内で入力します。
    入数 商品台帳に登録した入数が表示されます。商品をケース単位で扱う場合に入力します。
    表示された入数を変更する場合は、整数4桁以内で入力します。
    ケース 商品をケース単位で扱う場合のケース数を整数4桁以内で入力します。
    [入数]×[ケース]で数量が自動計算されます。入数を入力していない場合は入力できません。
    商品名/摘要 商品台帳に登録した商品名が表示されます。
    表示された商品名を変更する場合は、全角40文字(半角80文字)以内で入力します。
    [内訳]で「摘要」、「メモ」を選択した場合は、摘要、メモの文字列を入力します。
    倉庫コード 商品台帳に登録した主たる倉庫が表示されます。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、明細に入力された商品の倉庫別の在庫を確認することができます。
    倉庫名
    規格・型番 商品台帳に登録した規格・型番が表示されます。
    表示された規格・型番を変更する場合は、全角10文字(半角20文字)以内で入力します。
    商品台帳に登録した色が表示されます。
    表示された色を変更する場合は、全角3文字(半角7文字)以内で入力します。
    サイズ 商品台帳に登録したサイズが表示されます。
    表示されたサイズを変更する場合は、全角2文字(半角5文字)以内で入力します。
    発注残数 発注数量から入荷数量を差し引いた数量が表示されます。
    表示された発注残数は変更することはできません。
    数量 商品の数量を半角7桁以内で入力します。
    [入数]、[ケース]を入力している場合は、自動計算されます。
    単価 商品台帳に登録した仕入単価が表示されます。
    商品価格表に仕入先ごとの商品価格を登録している場合は、商品価格表の単価が優先して表示されます。
    表示された単価を変更する場合は、半角8桁以内で入力します。
    金額 [単価]×[数量]で計算されます。
    表示された金額を変更する場合は、半角9桁以内で入力します。
    プロジェクトコード プロジェクトコードを入力します。
    [参照]([F8]・[スペース])をクリックすると、プロジェクトを参照することができます。
    プロジェクトは、あらかじめプロジェクト一覧に登録しておく必要があります。
    プロジェクト名 プロジェクト一覧に登録したプロジェクト名が表示されます。
    課税区分 仕入先台帳の[税転嫁]と商品台帳の[課税区分]を基に表示されます。
    表示された課税区分は、必要に応じて変更することができます。
    また、使用しない税区分を非表示にすることもできます。詳細は 基本情報の登録 を参照してください。

    なお、税転嫁に[内税][内税/総額][内税/払締時]のいずれかを選択している伝票で課税区分を変更する場合は、単価も連動して自動で変更されるよう、[機能設定]画面の[税込取引の場合、課税区分に連動して単価を変更する]で設定することができます。
    備考 全角14文字(半角28文字)以内で備考を入力します。
    合計部
    現在庫数

    選択している明細の商品の在庫数が表示されます。
    入力中の明細の在庫数は反映されません。
    複数の倉庫で商品を管理している場合は、すべての倉庫の合計が表示されます。承認機能を使用している場合は、未承認の伝票の数量を含めるかどうかを設定します。

    承認機能のオプション設定
    税抜額 表示している仕入伝票の税抜きの合計金額が表示されます。
    [税転嫁]で「内税」、「内税/払締時」を選択した場合は表示されません。
    消費税額

    表示している仕入伝票の消費税額が表示されます。
    消費税額は、選択した税転嫁により表示されないものがあります。

    税転嫁について
    合計 表示している仕入伝票の合計金額が表示されます。
    [税抜額]+[消費税額]で計算されます。

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