「雇用保険育児休業等給付(育児休業給付金・出生後休業支援給付金)の申請」の申請方法について、ご説明します。
本帳票は、2回目以降の育児休業を取得する際に申請します。
初回申請をする場合は、以下のいずれかの帳票から申請をおこなってください。
- 雇用保険育児休業等給付(育児休業給付金・出生後休業支援給付金)の申請(初回申請)(令和7年4月以降手続き)
- 雇用保険育児休業等給付(出生時育児休業給付金・出生後休業支援給付金)の申請(令和7年4月以降手続き)
目次
対象帳票の選択
- [帳票]をクリックし、検索窓に帳票名または帳票名の一部を入力し[検索]をクリックします。または、[出産・育児・介護]をクリックします。
- 「雇用保険育児休業等給付(育児休業給付金・出生後休業支援給付金)の申請(令和7年4月以降手続き)」をクリックします。
- 「対象従業員氏名」(①)を選択し、[次へ](②)をクリックします。
対象従業員氏名欄に従業員が表示されていない場合、下記の可能性が考えられます。
- [台帳管理]に従業員の登録がない場合
まずは、[台帳管理]に従業員情報を登録する必要があります。
「従業員登録がまだの場合はコチラ」をクリックしご登録ください。 - [台帳管理]に退職年月日の登録がある場合
退職年月日の登録がある場合、退職者として取り扱われます。
「退職者を表示する」にチェック、[検索]をクリックすると退職者が表示されます。
- [台帳管理]に従業員の登録がない場合
申請内容の入力
入力項目について
左側に「*」がついている項目は必須入力です。未入力のまま申請することはできません。
交付内容
「交付内容」欄へ引用されている内容を確認、必要に応じて修正します。
氏名変更
被保険者の氏名に変更がある場合に入力します。
※「氏名変更」欄を空欄にすると、PDF出力で「被保険者氏名」と「フリガナ」に名前が表示されません。
「変更後の被保険者氏名」「変更後の被保険者氏名(カナ)」の最大文字数について
変更後の被保険者氏名:(姓)・(名)合わせて最大20文字(スペースを含む)
変更後の被保険者氏名(カナ):(姓カナ)・(名カナ)合わせて最大20文字(スペースを含む)
※(姓)と(名)の間にスペース(1文字)が自動で設定されます。
申請内容
各項目を入力します。
※項目横の[?(はてなマーク)]をクリックすると、「申請内容」欄で入力する項目について確認できます。
給与データを登録している場合は、[給与データ取込]から被保険者の給与データを取り込むことができます。
「パパママ育休プラス」とは
父母ともに育児休業を取得する場合、育児休業取得可能期間を子が1歳から1歳2か月に達するまでに延長する制度です。
なお、父母1人ずつが取得できる休業期間(母親の産後休業期間を含む。)の上限は1年間となります。
パパ・ママ育休プラス | 厚生労働省HP
給与データ取込
「給与データ取込」ウィンドウにて、項目を設定し[登録]をクリックします。
項目 | 詳細 |
育児休業開始年月日 | 育児休業開始年月日を入力します。 ※「交付内容」欄の「育児休業開始年月日」を入力している場合、自動で引用します。 |
(1)支給単位期間の開始年月日 | 支給単位期間の開始年月日を入力します。 |
支給単位期間の表示月数 | 1カ月~3カ月いずれかの支給単位期間を入力します。 ※初期値は「2カ月」です。 |
(1)支給単位期間に該当する給与データの年月 | 育児休業期間中に賃金支払日があった月を入力します。 ※[給与データ]に支給単位期間に該当する給与データがある場合、自動的に情報を引用します。 |
「給与データ」の取り込み方法については、以下の関連記事をご参照ください。
「給与データ」取込方法
事業主
事業主の情報は、「企業設定」の情報を参照しています。
引用されていない項目または修正が必要な場合は、編集を行ってください。
※[企業情報をセット]から情報を引用した場合は、入力フォーム部分が黄色になります。
他事業所の情報をセットする場合は、[企業情報をセット]をクリックします。
※[企業情報をセット]で選択した情報を引用した項目は、入力フォーム部分が黄色になります。
申請者
「申請者」の情報を入力します。
被保険者から申請等に係る同意書が提出された場合、[「申請について同意済」とセット]をクリックすると、「姓」欄に「申請について同意済」がセットされます。
備考
各項目を入力します。
※従業員台帳や給与データの情報を基に自動で引用されています。引用されない項目または修正が必要な場合は、編集をおこなってください。
電子申請設定/その他設定
画面に沿って必要な内容を設定します。「育児休業給付手続」については、以下の補足をご確認ください。
育児休業給付手続き
「お知らせする」にチェックを入れると、前回雇用継続給付手続きをした「月」から2ヶ月以上経過した場合に、メインページ「弥生労務 Nextからの通知」にてメッセージが表示されます。
※「お知らせする」のチェック有無を、従業員台帳の「育児休業給付手続き」に更新します。
各項目の内容を入力、確認後、[内容を確認する]をクリックします。
内容を確認後、[次へ]もしくは[基本情報入力をスキップ]をクリックします。
※基本情報入力画面で不足項目がある場合、スキップボタンは表示されません。
申告書形式で内容を確認したい場合
以下の操作をおこなうことで、作成した帳票を申告書形式で確認することができます。
- [確認用PDF出力]
作成した帳票をPDFに出力して、内容を確認できます。
※[確認用PDF出力]から出力した場合、[帳票]>[出力履歴]には残りません。 - [PDFプレビュー]
様式に合わせた状態の帳票をプレビュー画面で、内容を確認できます。 - 「PDFにパスワードを設定する」
パスワードを設定したPDFを出力する場合に、チェックをつけます。
※PDFにパスワードを設定する場合、[マスタ管理]>[利用者管理]もしくは、[その他]>[個人設定]にて、「新しいPDFパスワード」「新しいPDFパスワード(確認)」を設定する必要があります。
基本情報入力
「電子申請手続確認」画面で、[基本情報入力をスキップ]をクリックした場合は、「提出情報入力」へお進みください。
引用されている内容を確認し、必要に応じて修正・入力します。
[連絡先情報セット]をクリックすると、「企業設定」もしくは「事務所設定」に登録している連絡先情報を引用します。
「住所(カナ)」では、アルファベットを使用することはできません。カタカナ等に置き換えてください。(例:5F→5カイ、Fビル→エフビル)
[内容を確認する]>[次へ]をクリックします。
提出情報入力
提出先の情報等を設定します。
[申請する]をクリックすると、電子申請は完了です。
「添付書類」について
システム上でご案内している「アップロード可能ファイル」については、あくまでも弥生労務 Nextにアップロードできるファイル形式です。e-Gov経由で電子申請をおこなう場合、手続きごとに添付できるファイル形式が異なりますので、ご注意ください。
申請手続の詳細については、下記厚生労働省のHPをご参照ください。
育児休業給付について | 厚生労働省HP
【補足】「文字置換マスタ」機能
「髙」や「﨑」など、電子申請時には一部利用できない文字があり、[文字置換マスタ]に登録しておくことで電子申請時、文字を自動で利用できる文字に置換してくれる機能があります。
[文字置換マスタ]には事前にいくつかの漢字が登録されており、利用できない文字が申請データに含まれる場合、[申請する]ボタンクリック後に、下記画面が表示されます。
置換された文字は「使用できない文字について.pdf」をクリックすると確認でき、本ファイルは自動で添付されます。確認後、問題なければ再度[申請する]をクリックします。